《失したのでVtuberはじめたら年上のお姉さんにモテました【コミカライズ連載中!】》29:いざ出発!

幸せな世界ですね...(遠い目

※なんとジャンル別月間ランキングで10位にることが出來ました!

皆さんのおかげです!

これからも更新頑張っていきますのでお付き合い頂けると嬉しいです!

とうとうやってきたコミケ出発の日。

僕は新幹線に乗ーーーる事はなく、薫さんの車で薫さんと由良さんと僕の3人で向かう事になった。

とてもありがたいのだけど本當にいいのかな?

でもあそこまで強く一緒に行こうと言われると流石に斷りきれないよ・・・

そして今僕は車に揺られながら向かっている訳なんですが・・・

「優希くんやっぱりかわいいなー!!」

「あ、ありがとうございます?」

「もう私の妹になってよ!!」

「いや僕男ですよ!?」

何故か由良さんと二人で後部座席に乗る事になっていた。

滅茶苦茶頭でてくるのはなんでなの!?

恥ずかしいったらありゃしないよ!!!?

「むぅ、由良、優希くんが暑そうにしてるよ?」

「えっ!?そ、そんなこと無いよね!?」

「あ、暑くは無いですけど・・・頭でられるのは恥ずかしいので・・・」

「あぁぁぁ!もう!そんな事で照れる所も可いなぁ!!」

「ど、どうすればいいんですかぁ!!」

「由良、落ち著いて!?

車めっちゃ揺れてるから!!」

「あ、ごめんね・・・」

しょんぼりとしながら元の位置に戻った由良さん。

それからはゆったりとした時間が流れていき気付けば由良さんは眠ってしまったようだった。

「あ、由良寢ちゃったんだ。」

「みたいですね。」

「今日は々楽しみにしていたみたいだったから・・・」

「何がそんなに楽しみだったんですか?」

「うーん、優希くんにとっていい話ではないかもしれないけど、由良って末っ子なんだよね。」

「はい。」

「弟とか妹っていう存在に憧れてたみたいでね、優希くんを擬似的な弟や妹に見立ててるんだと私は思うんだ。」

「ま、まぁ年下なのは間違い無いですけど・・・」

「流石に本當に嫌だなって思うような事する子では無いから優希くんに付き合えるレベルでいいから付き合ってあげてくれると嬉しいな。」

「まぁ、しくらいなら・・・」

人によってはむ所なんだろうけど僕は恥ずかしさが先に來てしまうタイプだから、過剰なスキンシップはちょっと僕の心臓に悪いかな。

それに男と思われてないっていうのも地味に傷つくんだ・・・

でも、僕なんかで幸せな気分になって貰えるのならそれはそれで嬉しいのも事実だけど。

「まだまだ道は長いから優希くんも眠くなったら寢ても大丈夫だからね。」

「はい!でもまだ大丈夫ですよ!」

「そっか、じゃあ次のSA(サービスエリア)でお晝休憩にしよっか?」

「はい!」

そして車は無事に次の大きなSAに到著した。

そこは餃子が有名な土地のSAで飲食店にも餃子がメニューにっていた。

僕達は皆揃って餃子を頼んで小腹を満たすと飲みを買ったりトイレを済ませたりした。

途中で行きたくなると地獄だからこういう行ける時に行っておくのはとても大事なんだよね。

そしてこのSAから由良さんが運転手を務めるらしい。

・・・まさか。

「(やっぱりこうなったか・・・)」

僕の隣に座る薫さんを見ながらやっぱりか、と思った。

そして僕の想像を遙かに上にいく事態が起きる。

ぎゅっ

そんな音がしたわけでも無いけれどそんな擬音がぴったり狀況になった。

僕は薫さんに抱きしめられていた。

「!?!?」

「すぅ...すぅ...」

「ね、寢てる、んですか?」

「あーお姉ちゃんのハグ癖治ってなかったんだ・・・」

「ハグ癖って何ですか!?」

「えっと、抱き枕とかが無いと睡出來ない人とかって世の中にはいるよね?」

「確かにたまにそういう人が居るって聞きますけど・・・」

「お姉ちゃんの場合は意識が無い時近くにあるを抱きしめる癖があるの・・・」

まさか人も対象になるなんて初めて知ったけどね、と付け足しながら苦笑いしていた。

癖なら仕方ないか、と思っていたのも束の間

あの、々當たっちゃいけないが!!!

當たってるんですけど!!??

「すぅ...」

幸せそうな寢顔の薫さんを見ると起こす気にもなれなかったので必死に我慢した。

抱きしめられている心地よさからか僕は意識を失った。

------

「むんっ・・・?」

一瞬車が大きく揺れて僕は意識を再び取り戻した。

そのとき僕の顔に何からかいものが當たった気がした。

気のせいじゃなかった。

薫さんが僕のことを抱きしめたままだった。

僕の顔は薫さんの元にすっぽりとっていた。

さっきよりも悪化してる気がするよこの勢!?

「むぐ!?」

「ん?なにかあっt・・・」

僕が思わず聲を上げると薫さんも目が覚めたらしい。

「むぐぅ!!」

「あ、あ、ご、ごめんね優希くん!?」

僕に謝るのと同時に僕を離した薫さんは顔が心なしか赤くなっていた。

「ぷはっ、あの、その、抱きしめるのはまだいいですけど、いや良くはないんですけど、僕も一応男なんですよ・・・!」

「頭では分かってても不思議と優希くんならいいかなって思っちゃって・・・ごめんね。」

「警戒心が無さすぎですよ!?

男は狼って言うくらいなんですよ!

僕がそんな人間だったらどうするんですか!」

「(優希くんが狼・・・ありかも。)」

「何か言いました・・・?」

「ふぇっ!?気のせいだよ!?」

「何二人でイチャイチャしてるのさー」

「イチャイチャはしてないよ!?」

「イチャイチャはしてないですよ!?」

「息ぴったりじゃん・・・

まぁいいけど、渋滯に巻き込まれちゃったからもうちょっと時間かかるからあれだったら寢てても大丈夫だよー」

「うん、分かった、由良よろしくね。」

「ふぁ・・・すいません、お願いします・・・。」

「「おやすみ、優希くん。」」

この後滅茶苦茶目的地に著いた。

てぇてぇ!続きはよ!!!と思っていただけたらブクマや評価頂けると嬉しいです!

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