《モテないキャ平社員の俺はミリオンセラー書籍化作家であることを隠したい! ~転勤先の事務所の3人がWEB作家で俺の大ファンらしく、俺に抱かれてもいいらしい、マジムリヤバイ!〜》08 就業時間後のおたのしみ③
「どんな話を書いてるの?」
「え……と」
そんなかわいらしさに興味を引かれつい聞いてしまった、
本來であればにぐいぐい行くことなんて絶対しないんだけど……俺自がWEB作家なのでどうしても気になってしまった。
どこか箱り娘のような雰囲気を放つ九寶さんのことだ、メルヘンチックな話にとか……詩、あとは純文學とかありそう。
「ヒロインにいじわるして婚約破棄されて斷罪されてしまった令嬢がタイムリープして未來を変えようと闘するんですが、その過程で敵國の王子が見初めて幸せになるお話ですね」
「悪役令嬢モノ!?」
「私……昔から乙ゲーが好きで令嬢ものが大好きなんです」
ちらっと序盤を見せてもらったけど、初っぱなからギロチンでヒロインが殺されて、タイムリープしちゃったよ!
ギロチンの描寫えぐっ! まぁ令嬢系はものの流行の最先端だし、の子が書くのは當たり前と言える。
「でも異世界って人気ジャンルだからなかなか上にいけないんですよね。ランキングにるのも大変」
そのWEBサイトにおいて、ジャンル別のランキングだけでいえば異世界ジャンルは実は一番難しい。
今作もダメだったと九寶さんは項垂れる。
「……大好きな作者さんがいるんですけど、悪役令嬢ネタでその人のような作品を書いてみんなに読まれたいんですよね」
「へぇ~、尊敬する作者さんがいるんだね。目標が出來るって良いことだと思うよ」
「はい、『お米炊子』先生の【妹にり代わられた噂の聖サマ、第二王子に溺されて聖王として覚醒する】がすごく面白いんです! キャラも多いので花村さんも楽しめると思いますよ」
俺の作品!?
マジ!? この子、俺の作品読んでるの!?
「そ、そんなに面白いんだ」
「はい、わたし大好きで書籍、コミカライズ全部持ってますよ。最近WEB連載誤字字がむごいのが気になりますけど、お話は変わらず面白いです」
「すみません……」
「え?」
……これ以上話を続けるのはやめよう。
まさか九寶さんが【妹サマ】の読者だったとは……。実際のファンをこの目で見たのは初めてだった。
今度は向かいでタブレットにキーボードを繋いで執筆している仁科さんに聲をかける。
「仁科さんはどんな作品が好きなの?」
「あたしはハイファンタジー一本だよ。やっぱり異世界だね」
「いいね! 俺も異世界系は好きだよ! 異世界転生モノとか漫畫で結構読んでるし。どんなタイトルの作品書いてるの?」
「【熱魔導師、暑苦しいから出て行けと追放されたので極寒の最果ての地を楽園にします ~俺がいないと平均気溫が20℃下がって生が育たなくなるから戻って來いと言われても今更遅い】」
「タイトルなげぇ!?」
「花むっちゃんは知らないと思うけどジャンルの上位に行こうと思ったらタイトルが何より命なんだよ!」
それは俺もよく知っている。
1日に大量の作品が投稿されるのが人気WEB小説サイトだ。
作品の面白さも大事だが、まず何より読まれることが一番重要となる。
実績のある書籍化作家であればまだベースがあるのだが、無名の新人の作品を好き好んで読むほどあのサイトは簡単ではない。
「最近全然ブックマークも評価ポイントももらえなくて……こうなったら短編ばらまいて……人気だったものだけ連載するか」
同期のアイドルが何だか危ない道へ走っているような気がする。
仁科さんを今まで何一つ躓いたことのないキャラみたいなイメージだったのでここまでの執念を見せるとは思ってもみなかった。
でも、執念とは大事なことだと思うし、意外だと思うけど悪いことではない。
「……ほんとはスローライフ系も好きだから書きたいと思うんだけど」
「へぇ、もしかして好きな作品があったりするの?」
「うん、葵ちゃんと一緒で『お米炊子』先生の【宮殿魔導師、追放されたのでのんびり達とハーレムスローライフ】にすっごくハマってるんだよね。書籍も全部買ってるし、コミカライズもしてるんだよ……花むっちゃんも読んで見よーよ!」
「え……その」
「花むっちゃん、ハーレムとか好きそうな顔してるじゃない」
どんな顔だよ。事実だけど。
もし違う作品だったら試しに買ってみようと思ったよ!
でもその作者の作品は死ぬほど読んでるから興味ないんだよ!
「きっと『お米炊子』先生って優雅なスローライフな生活を送ってるんだろうなって気になる。ほんとすごいもん」
「そうかなぁ、殘業しまくりの社畜だったんじゃないかなって思うよ」
「え?」
「なんでもない、なんでもない!」
ちょうどあの連載の盛り上がるタイミングで新製品の開発デスマーチが始まったんだったんだよな……。
主人公のスローライフぶりに恨み言を言いたくなった時期でした。
これ以上喋るとバラしそうだったので作所長のところへ行く。
所長は文蕓部って行ってたし、推理やホラー、ヒューマンドラマとか書いているに違いない。
ノートPCの畫面を覗いてみた。
『おれ、たくさんの友達の中でも洋子のこと……馴染として大好きなんだ!』
『きゃっ! 瞬くん……私も大好き! 抱いてぇぇぇぇ!』
『こうして俺は洋子を一杯抱きしめた』
「ごりごりのラブコメじゃないですか!」
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