《モテないキャ平社員の俺はミリオンセラー書籍化作家であることを隠したい! ~転勤先の事務所の3人がWEB作家で俺の大ファンらしく、俺に抱かれてもいいらしい、マジムリヤバイ!〜》09 就業時間後のおたのしみ④
俺の言葉に作所長がキレた。
「なによ! 私がラブコメ書いちゃダメだって言うの!? 馴染モノいいじゃない! 馴染最高!」
「ま、まぁ……」
でも正直イメージが合わない。あなたは泣く子も黙る、我が社の幹部候補ですよね?
「でもね。最近馴染はざまぁされる風になってるのが気になるのよね」
「そっちの方が所長の格っぽいですよね」
「おい、今なんつった」
「すみませんすみません、言い過ぎました」
すっごく、強く睨まれた。
あの睨みは人を殺せる……。
「まったく……馴染はでるものよ。ざまぁなんて許せません」
「まー、馴染ものは人気ですよね。マンガでもよく見ますし」
「そうよ。私もね、仁科(にしな)や葵(ひなた)と同じで『お米炊子』先生を尊敬しているの。あの人の【同じクラスの天様と何もない俺が一緒に暮らす話】が糖分高すぎて最高なのよ! 実は馴染だったという展開が最高!! 花村くんも男の子だからハマると思うわ!」
「は、はぁ」
ハマるもくそも作者だっつーの!
まただ! またその名前が出てきた。
こうしてまた3人はカタカタと小説を書き始めた。
まさかこの3人が俺のファンだったとは……。
3人が尊敬してるなんて言われたら悪い気はしない。
むしろ……俺が実は『お米炊子』って言ったら好度絶大になるんじゃないか?
「花村くんが『お米炊子』先生だったなんて……すごいわ、個人レッスンしてちょうだい」
「花むっちゃん! サインちょうだい! ずっと寶にするから」
「花村さん、わたしの全てを捧げるので參考にしてください」
なんてそんなことあるわけないよな……ぐふふ。
よし、言ってみよう。俺がお米炊子だって。
「あの、みなさん……実は俺、そのWEB小説サイトの!」
「そういえば『お米炊子』先生って」
作所長の聲に喋りを止めてしまう。
「メインヒロイン全員巨だから絶対おっぱい星人よね」
「あとヒロインの腋を舐める描寫があるから腋フェチですよ。あとストッキングの伝線ネタも多いから、そっちの癖もあるかと」
「もう、2人とも……失禮ですよ。でもの子の服がいつもブラウスとスカートばっかりなのはもっとバリエーションを増やした方がいいと思いますけど」
ああああああああああああああああああああああ!!
「話はすっごい面白いんだけど癖をすっごく詰め込んでいるわよね」
そうだ。
そうだった!
親にも友達にも言えなかった俺の全癖をあの作品集に込めているんだった。
待て待て、彼いない歴26年の俺が願うの子へのを詰め込んだあの作品をあの3人が読んでいる!?
ってことはもし俺が『お米炊子』ってバレたら。
「え、花むっちゃん、『お米炊子』先生だったの。ヤダヤダキモい……無理ぃ、近寄らないで!」
「花村くん、ちょっと腋おにぎり作ってあげるから舐めてみなさいよ。好きなんでしょ? 腋舐め太郎」
「……花村さんって隨分と自分勝手なハーレム願をお持ちですよね。貞臭やばいんで近寄らないで頂けます? くさい」
いやだあああああ!?
転勤したばっかりなのにそんな蔑む目で見られたら興……じゃなくて仕事に行けなくなる!?
ばかりの職場でキモいのレッテルを張られた男がいたらヒソヒソされ続けて生きた心地がしなくなる!
「でもあんな素晴らしい作品書いているお米炊子先生なら抱かれてもいいわよね」
「あ、分かります! あたしも……抱かれたい」
「ふふ、男は苦手ですけど……抱かれてもいいなって思わせてくれますね」
え、抱かせてくれるの!?
ぜひって言いたいけど言えるはずもない。
それは即ちバレである。
「んで花むっちゃん、何か言った?」
「WEB小説サイトって言ってましたよね?」
俺は一杯の笑顔を作った。
「そのサイトのアカウントあるのでみんなの作品を読ませてください」
「ぜひっ!!」
3人に同時言われてしまいました。
うん、これでいいんだ。これで……。俺は読む専門、読み専になる。
絶対言うもんか。俺が『お米炊子』だなんて死んでも言うものか!!
俺の癖を3人にバレるわけにはいかない!!
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