《包帯の下の君は誰よりも可い 〜いじめられてた包帯を助けたら包帯の下はで、そんな彼からえっちで甘々に迫られる高校生活が始まります〜》第4話、溫泉旅行⑤
天風呂での浴を済ませた俺達は旅館の浴に著替え、ゆったりとした時間を過ごしている。
夕食までまだ時間があるのでこれからどうしようかと思っていると、ユキから「旅館の中を見て回ったりしませんか?」と提案される。
「深冬さんはどうしますか? 俺はユキの言った通り、旅館の中を見て回ろうと思うんですけど」
「わたしはこの部屋でゆっくりとしながら、來週のお仕事の取りまとめをしておこうかなと思います」
そう言いながら深冬さんは鞄の中からタブレット端末を取り出していた。旅館に來てまで仕事をするだなんて本當に大変だなと心配しながらも、今の深冬さんの立場上だと忙しいのは仕方がないのかもしれないと思っていた。
ユキの話では海外にいた3年間で人脈を広げた深冬さんは、海の向こうの様々な企業や団と取引をしているらしい。英語や中國語なども堪能で、そのおかげで彼の働いている一流企業でも大活躍なんだとか。俺としてはせっかくの旅行なのだから、もっとゆっくりしてしいとも思うのだが、そこは深冬さんの格もあるし口出しする事ではない。むしろ忙しい時間の中で俺達を溫泉旅行に連れてきてくれた事を大いに謝するべきなのだ。忙しいのが落ち著いたら改めてお禮を言っておこうと思う。
「それじゃあお母様。あたしは晴くんと遊びに行ってきますね」
「ユキ、あまりはしゃぎ過ぎないように。こういう時のユキはいつもよりも子供っぽくなりがちですから。小さい時に遊園地に行った時もはしゃぎ過ぎて迷子になっていたでしょう?」
「お母様ったら……。あたしはもう高校生です、迷子になったりしませんっ」
深冬さんに注意されたユキは頬を膨らませて反論するも、確かにその通りなんだよなあと俺も心思っていた。
普段は大人びていてしっかり者なのに、たまに年相応の子供っぽい一面を見せる事があるのだ。本人は意識していないみたいだが、そういうところを見ると可いと思ってしまう。
「晴ちゃん、ユキをよろしくお願いしますね。ユキも晴ちゃんの言う事は聞くように」
「任せてください。俺がちゃんとユキの面倒見ますよ。迷子になったりしないようしっかり見ているので」
「もう、晴くんまで……!」
ぷんすかと口を尖らせるユキだが俺に頭をでられると、すぐにへにゃりと目を細めて嬉しそうに笑みを浮かべる。さっき深冬さんがしていたのを真似てみたのだが、どうやら効果は抜群のようだ。
ごろごろにゃーと貓のように甘え始めるユキを連れ、俺は深冬さんに見送られながら旅館の散策へと出かけていく。
旅館には至るところに和風の裝飾が施されており、壁や天井などは全て木で造られているので溫かみがあり居心地が良い。柱には掛け軸が飾られ、筆で立派な絵が描かれている。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような気分に浸っていた。
その景をユキは目をきらきらと輝かせながら見ていて、先へ先へと進む足が止まらない。これでは本當に迷子になってしまいそうだと心配に思えてくる。俺は彼が一人で何処かに行ってしまわないように小さな白い手を握りしめた。
振り返るユキに俺は優しく微笑むと、彼は照れくさそうにはにかんで俺の手を強く握ってくる。
「今日は俺がエスコートするから、ユキはついてきて」
「つ……つい浮かれちゃって、さっきもお母様に言われたばかりなのに」
「深冬さんはお見通しだったって事さ。それじゃあ行こう」
「はい、晴くん」
手を引いて歩き出すと、ユキは俺の隣にぴったりとくっついてくる。それから二人で旅館の中を散策して、旅館の大浴場のり口とその隣に置かれた看板を見つける。
「ここが大浴場か。ふうん、どうやら大浴場の奧の山にも溫泉があるらしい」
「山の方というと天風呂ですよね」
「ああ、どうやら天然の天風呂らしいな。それにちょっと手を加えてあるって書いてあった。まあ自然に出來たままだと危なかったりするだろうしな」
「個室の天風呂だけだともったいないですし、後でこの大浴場でものんびりしたいですね」
「だな。夕方、ご飯を食べた後とかってみようか。ユキも深冬さんをってみたら? その頃だと深冬さんも忙しいのは終わっているかもしれないし」
「ですね。では帰ったらお母様もってみます」
天然の天風呂、一どんな場所なんだろうと期待にを膨らませる。大浴場の方も是非行ってみたいものだし、一つの旅館の溫泉でこうも楽しめるとは本當に素敵な場所だと思う。
「それじゃあ大浴場に行くのは後にして。次に行こうか。俺、母さんと父さんにお土産を買っていきたいからさ。売店に寄っていかないか?」
「もちろんです、晴くん。行きましょう」
ユキと手を繋いだまま俺達は旅館を巡り、お土産売り場へと辿り著く。
溫泉卵などの食べ系。そして地酒の日本酒やこの地域の郷土品など々あったが、當初から決めていた溫泉まんじゅうを手に取った。父さんも母さんも甘いものが好きなのできっと喜んでくれると思う。
こうして旅館の散策を終えた俺達は、深冬さんが待つ客室へと戻るのだった。
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