《50日間のデスゲーム》し39day

しだ、そう私こと佐野萌は後數まで減ったゾンビを切り捨てながらそう思う。私は元々高校の3年、最後の大會に向けて特訓しているときにこのゾンビ被害に巻き込まれた。學校では同じ學生とめたが、その後は後輩2人と先生1人と共に生き抜いてきた。だが。

「はははははっ俺は、おれは」

「私が、私が」

おかしくなりつつある後輩たち、1人はゾンビを襲い、人から奪い、まるで見境がなくなり、もう1人は震えたまま拳銃を握りしめているだけだ。おかしくなった原因はわかる。もう1人の同行者、むしろ仲間と言えばいいだろうか、その先生がゾンビに食い殺されたのだ。私だって悔しかったが、まだ耐えられた。私だってこうなった以上家族に関しては諦めているし、仲間を失うことだって、納得はできないが、理解はしている。だが2人はそうじゃなかった。彼らは薬に手を出し、それが切れると手にりやすい快楽に手を出した。と言っても殺しの方であるが。

「じゃまだぁ」

そこで疑問をじてしまう、普通であれば忌避があるはずの殺しに関して何も。

「っ」

ダメだ、それを今考えてはいけない、後しなんだ、みんなで生き殘るんだ、みんなで生き殘りたいっ。そこで気づいてしまう。彼が線上に、人を。

「やめっ」

ダンッ

弾丸が発された、だがそれは。

「よぅ、坊主ご挨拶だな」

隻腕に鉈、包帯で適當に傷口を塞いだ男。彼いわく復讐者はその放たれた弾丸を、當たり前のように避け、笑いながら鉈を構える。

「けどまぁ、そんな生ぬるい弾なんて當たるかよ、死ねよっ」

復讐者はこちらに突っ込んでくる。

「死ねっ死ねっ死ねっ」

後輩はわめき散らしながらライフルをするが當たらない。だから、そのときにはもう、いていた。

「殺意が足りねぇっんだよ」

「っ」

「えっ」

が痛む、もう立っていられない、手から足からから、々なものが抜けていく。抜けていく、ぬけていく。だめだ、いまわたしがたおれたら、こうはいがまたおかしくなってしまう、わたしをしたってくれたのだ、わたしをともだといってくれたのだ、わたしのなかまなのだ、だからわたしはたおれられない、たおれてはいけない、たおれることはきょかできない、たて、これはけんどうではない、じっせんだ、だからたとえいっぽんとられても、とられてもたちあがらなければならない、そう立ち上がられな

「うわぁこんな近所で戦われてもなぁ」

「掃除しないとゾンビが寄ってくるよね」

「だよなぁ」

やっと家に帰ってきた次の日、銃聲が連続して聞こえたので確認に向かうと破壊されたゾンビがかなりの數転がっていた。だがまあきを止めているだけなので頭を潰して回っているのだが、なにぶん數が多い。

「まるでこの辺りのゾンビかき集めたみたいだな」

「あれっパパ」

菜々がなにかに気づく。

「んっって」

それはセーラー服と言うのだろうか、まあに染まって何が何だかわからないが、刀らしきものを支えに立ち上がろうとしている。

「んっ」

「」

「あなたあれ」

「なんか話してないか」

それはなにかを話していた。気になり近寄る。

「…………………しねない…………………しねない」

それは人だったのだが今にも死にそうだ。だから殺して。

「あのせきわんの」

「よし回収してこう」

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