《50日間のデスゲーム》回収39day
まみれのそれを紗枝が背負いながら元來た道を戻る。
「あなたこれ暴れたり」
「それが怖いから俺持とうか」
「だめ、あなたに他のがれるなんて耐えられない」
「なら頑張って」
「うん」
紗枝を応援してはいるのだが、実はそれに集中できていない。なぜならなにかいるのだ、それも囮とかゾンビではなく、こちらを殺そうとする何かの気配が。それに紗枝も気づいているようだし、菜々ですら気づいている。だがそれはそれすらもわかりきっているのか様子を見るだけで、何もしてこないのだ。だから目的地を変える。家ではなく石井のところに、それに関しては紗枝菜々も理解している。
「けどなんだと思う」
「知らないけど、あなたのファンなら殺す」
「ファンなら殺すって」
「あなたを見てていいのはないのだから殺す」
紗枝は過激なような気がするがまあ逆なら同じようなことをするので特に気にしない。それはともかくとしてつけられているのは気になる。だからあえて死角の多いポイントを目指す、そこならば襲ってきやすいだろう。そしてたどり著くが。
「どうして」
「どうした井上」
「あっあれは」
「まぁ用意してるが」
斎藤たちがいたのだ、ついてきていた気配が消える。助かったのか、それとも不安を抱えなければならないのかわからないが、まあそれよりも。
「はいこれ」
「これっいや人を渡されても」
「しゃべれるようにして」
紗枝はそれだけ言うと黙る、と言うかそれしか言いようがない。
「おいちょっと手を貸せ」
斎藤は人を集めるとそれを運ばせると聞いてくる。
「誰なんだ彼は」
「いやさっぱり、落ちてたから拾った」
「拾ったって」
「でなんか知ってそうだから話せるようにしたい」
「いつも思うが人にたいして」
「紗枝とか以外には何も思わないよ」
「そうか、まあいい」
「で何をやってるんだ」
「まあ先行捜索だな、手伝うか」
「い」
「それよりも」
「はいはい、なら戻るか」
と言うわけで斎藤と共に石井のところに戻ることになったのだが。一なんだったんだろうか。
- 連載中38 章
婚約破棄されたら高嶺の皇子様に囲い込まれています!?
男爵令嬢シャリーアンナは、婚約者の侯爵令息に長い間虐げられていた。 「格下だから仕方ない」と耐え続けていたが、ついには殺されかけ、さすがに一言もの申すことにする。 だが婚約者は格下相手に注意されたことで逆ギレし、婚約破棄を言い放ってくる。 するとなぜか、その場に居合わせた隣國の皇子殿下がシャリーアンナに急接近し、自分の世話係に任命してしまう。 (きっとこれは何かの間違いね。わたくしみたいな凡人、すぐに飽きられるだろうし……) しかし、抑圧的な環境から解放されたシャリーアンナは、本來の能力を発揮し始める。 すると皇子殿下には、ますます興味を持たれてしまい……!? 地味で平凡な令嬢(※ただし秘密あり)が、隣國からやってきた皇子殿下に才能と魅力を見抜かれて幸せになる話。
8 172 - 連載中41 章
お久しぶりです。俺と偽裝婚約してもらいます。~年下ワケあり生真面目弁護士と湯けむり婚前旅行~
☆甘辛こじらせ両片思い×偽裝婚約×溫泉旅行☆ 初戀の思い出を支えに生きる司書の葉月の前に、その相手・朔也が十四年ぶりに現れる。 美しく成長し弁護士となった彼は突然プロポーズ! だが、それは遺産を得るための偽裝婚約に葉月を加擔させるためだった。 葉月は朔也の家族旅行に同行し、婚約者を演じることになってしまう。 朔也は悲しむ葉月の唇を強引に奪ったかと思えば、優しくエスコートしてくれたり、他人の悪意から守ってくれたり。 戸惑う葉月だが、彼が何か秘密を隠していることに気づき、放っておけなくなって…。 クールなようで內面は熱くて真面目、そして若干ヘタレな年下弁護士 × 気弱なようで相手を想う気持ちは誰より強い司書 波亂ありですがわりと甘々な再會愛&初戀成就ストーリー。 隠しててもヒーローは最初からヒロイン大好き! 8/30に完結しました!
8 186 - 連載中8 章
君を失った世界
視覚障害をもつ少女、日香栞と、なにか裏のある少年翔との病院での出會い、そして日常。 ココロの隙間が埋められ自分と相手がきれいに重なっていく。幸せになる……はずだった。 ハッピーエンドか、バッドエンドなのかは読むあなた次第です。
8 127 - 連載中32 章
右目を無くした少年の戀のお話
事故で右目を失った少年『春斗』は 高校三年間でどう生きるのか─ 卑屈な少年ととにかく明るい少女の戀の物語
8 59 - 連載中5 章
王子様は悪徳令嬢を溺愛する!
「スミマセンお嬢さん」 ぶつかって來た彼は、そう言って笑った。 女遊びにイジメは見て見ぬ振り、こんな調子じゃ結婚したらなおさらでしょう。 アリエノールは國王に宣言した。 「たとえ、これから良家からの縁談が無くなったとしても、私はこの馬鹿王子との縁談を破棄させて頂きとうございます」 謎の留學生マリク。彼は一體何者なの!?
8 165 - 連載中7 章
嫁入りしたい令嬢は伯爵の正體がわからない
男爵令嬢のコノエはある伯爵のお茶會に參加していた。 しかしニコラス伯爵を名乗る人物が三人いて…? 誰がニコラスなのかわからないまま、大勢の令嬢達との殺伐としたお茶會がはじまった。 主人公が伯爵を考察していく言葉遊びのような話なのでふんわり読んで頂けたらと思います。
8 168