《50日間のデスゲーム》さまよう40day
町を、荒れた町をさまよい歩く。
「なんもないねあなた」
「ないね」
「師匠どこに向かってるの」
「パパママ本當にいるの」
「だれもいない」
遮るものはなにもなく、だれもいない、ゾンビも存在しない町を歩く。
「また音」
「だね」
時おり響く音は閉じ込められたゾンビが何かにぶつかった音だけであり、それを殺すとまた靜かな町が戻ってくる。
「あっ」
「菜々どうかした」
「宿題どうしよう」
「菜々やってないんだ」
「ソラもしてないよね」
「私のは燃えたからいいの」
「あっソラ頭いい、私のも燃えたから問題ないよね」
「ずるい、パパ、ママ助けて」
「まぁ仕方ないなぁ、あとレミソラもやること」
「そうそうあなたの言う通り」
ターゲットを探しながら宿題談義になる。
「ええっけど宿題なんて」
「勉強できないと大切な人だって救えないよ」
「ソラを救えなくなるの」
「かもなぁ」
「それはいや」
「なら勉強しないと」
勉強は大事だ、と言うよりも勉強して選択肢を増やすことは大事だろう。選択肢が増えればちゃんとウエディングドレスくらい。
「ううっ紗枝ごめん」
「あなた、なんの問題もないよ安心して」
「けど」
「けど師匠の旦那さんって何やってたの」
「えっと、パパは」
「元サラリーマン、現ニート」
「ニートじゃなくて主夫よ主夫」
まぁサラリーマン時代のことはほぼ覚えていないのだがニートもしくはフリーターだ。
「こうだけはなるなよ」
「けどならないと大切な人を守れないときは」
「それはしかたない」
そんな話をしながら目についたゾンビを殺していく。殘されているのは閉じ込められてるか、四肢が完璧に揃ってないのだけなので処理は楽すぎた。無音なのもいい、安心して進める。建も大きなものはなくちらっと見て人の気配がなければすぐに探索をやめる。それを繰り返し進んでいく。
「それにしても何もないね」
「ないねぇ」
どこか遠くの方で銃聲が聞こえるが完璧無視し、前へと進んでいく。敵はゾンビだけで無人となった町を進む。つまりなんも旨味がないのだ。だから気づくのが早かった。
「あなた」
「うん、なんかいるね」
商店街のような所で、何かいることに気づいた。
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