《50日間のデスゲーム》溜まり場40day
あのデカイゾンビ以降なにもでなくなった商店街を進むのだが。
「臭いがきつくなってきた」
臭いのだ、まるで腐りきったを目の前にするかのごとく。なのでいつも使っているマスクを著けある程度臭いを押さえる。
「あなた何かあるのかな」
「あんまりいい気はしないけど」
臭いの元をたどりながら進んでいくと。
「……………はぁ」
「まっくろっ」
「パパママここ近寄りたくない」
「あんまりいたくない」
「師匠離れた方が」
そこは溜まり場だった、何のと言えば蟲の、としか言いようがないが。
「むちゃくちゃ一杯あるな」
「うん、それに屋臺とかあるからお祭りでもあったのかな」
「お祭りっ」
「あれそんなのあったっけ」
「レミが知らないなら私も知らないよ」
「俺もだ、紗枝は」
「わかんない」
謎の屋臺が立ち並んでいたり、ガスボンベなどが用意されていたりするのだがそんなことはどうでもよく。倒れている死をわずかばかり蹴り飛ばし、確認していくが、そのどれもが武を所有していない。そしてその複數の死の中央に。
「コンテナ」
「コンテナだね」
ドアの開いたコンテナが4つ。
「パパここに文字が書いてあるよ」
「何て書いてある」
「さあゲームを始めようだって」
その文字はどのコンテナにも刻まれていた。そのコンテナの中を覗くが中にも死とだまり跡が。だがわかったことがある。
「うーん、けどまあ臭いがひどいから燃やしちゃおうか」
とは言ってもここまで多いと燈油がどれだけ必要になるのか気が遠くなってしまう。
「燃やしちゃうの」
「と言うより燃やしちゃいたいけど燃料がなぁ」
死が燃えやすいか燃えにくいかは知らないが大半が水で出來ているそうなので気軽には燃やせないだろう。なので諦める。とは言っても探索したあとにだが。
だがその探索もなにも発見できずにその場を離れていった。
- 連載中177 章
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