《50日間のデスゲーム》やることをまとめる41day

「さてと」

真っ暗闇の外を眺めながら頭を働かせていく。これからしなければならないことだ。

まずはじめは紗枝の安全確保ならびに紗枝を無事に生き殘らせること。それで終わりだ。

「って違う違う、それをどうやって確保するかだ」

頭を働かせる。

そのためには狐にターゲットを引き渡すか、獲を振り切りこの町から出るかの2択しかないようだ。この町に殘り生き殘る手段を探すのは無理そうだ。ここにいるのがもし紗枝の敵なら草のを分けてでも殺し盡くす、そうしなければ安心できないのだから仕方ない。そこまでのやり方はわかる。ではそれをどう実行するかだ。引き渡しの方だと狐のところに行けば報を仕れられそうだし、出する方だと石井のところに行けば報を得られるだろう。しかしどちらも行うには殘り9日では足りなすぎるし、確実ではないのにさらに可能が低くなる、だからどちらもは無理だろう。

「ならどっちかだが」

そのどっちかを決めるのに獲の戦闘能力を知りたい、というのを今思い付いた。まあだが敵を知れば紗枝を守るのに役に立つだろう。

「んっパパ」

「菜々起きたの」

「うん、うるさくて」

「俺が」

「ううん、パパじゃなくて周りが」

「そうかな」

辺りに耳を傾けるが、まあ悲鳴やらき聲やらが聞こえてくる、がこちらに向かってくるものはないので無視する。

「パパときどき時計の音気になったりしない」

「ううん、紗枝と一緒にいるからねそんなものに気をとられないよ」

そういいながら手をばし寢ている紗枝の顔をでる。

「だから守んないと」

「パパ菜々は」

「守るよ」

「ありがとうパパ」

紗枝の方にばした手の指か濡れていくのだがあまり気にせず話を続ける。

「それで菜々はどう思う」

「パパ急にどうしたの」

「はははっ、さすがに町を吹き飛ばされるって聞いて紗枝を守りきれるか不安になって」

「ならあそこから出ちゃえばいいと思うよパパ」

「あそこからか」

そう言って暗い中、門がある方を睨み付ける。

「だがやだ」

「なんで」

「ここから出たら紗枝とは一緒にいられるけど菜々たちとは別れちゃうかもしれない」

「あっ」

「菜々は嫌だろ」

「うん、思い付かなかったけどそれはいやっ」

「菜々靜かに」

「ごめん、パパ」

「まぁいいんだけど、だからこの隙にお金盜んでおこうかと」

それがやることの2番目だ、出できる手段を見つけたら奪って燃やしてしまう計畫を考えてはいるが実現できるか怪しい、なのでこれは計畫段階で破棄しかけている。

「パパ悪い人」

「ははっ今さら気づいたか」

だが紗枝と共に生きていくには必要なことだ、悪にだってなってやろう。

「うっしじゃあやることは多いけど、菜々は休め今日から忙しいぞ」

「はーい」

菜々を寢かしつけ監視を再開した。

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