《50日間のデスゲーム》移する41day
今日泊まったところを離れ、石井の所を目指す。移ルートは昨日と同じだ。
「そこが一番安全だからね」
「よね」
見つけたのは殺し盡くしたと言えまだいるかもしれないが今回は移力中心で移していく。つまり。
「パパ、ママ速いよ」
「菜々遅いんだよっ」
「けどソラも、はぁはぁ速い」
「レミ本ばっかり読んでるから」
走っている、全力ではないがかなり急いでの移だ足音なんて気にしていられない、紗枝を守るのに必要な時間は限られてしまっているのだ、ならば急ぐしかないだろう。
「あっ」
例え誰かに呼び止められようとも。
「待って、バーサーカー」
その呼び止めようとしたやつらがついてくる。
「なぁあなた達がバーサーカーでしょ」
「話を聞いてくれ」
話を聞いてほしそうだが無視する、そんな余裕はないのだ。
「走りながら言え」
「いいけど、どこ向かってるんだ」
「石井の所」
「石井だって彼もいるのか」
そいつらは驚いている、そこで気になってみてみるがふたりはぼろの服を著て手作りの弓などの武を持ったやつらだ。正直見たこともあったこともない。
「石井の知り合い」
「そうよそう」
「彼にも伝えないとな」
石井にも用事があるなんて忙しそうだ。
「で用事って」
「いやこんな走りながら」
「どうせ死んでるから早く答えて夫は忙しいの」
「突っ込みたくなかったけど、なんでウエディングドレスなのよ」
「似合ってるでしょ」
「そういう問題じゃ」
紗枝が話しているうちに後ろを向くが菜々たちはついてきているが疲れきっている、だからし位は聞いてもいいだろう。
「なら止まるか」
「あ、ああ」
足を止める。
「はぁはぁはぁパパ休憩」
「うんごめんな無理させて」
たまたまあったベンチに座り、菜々たちを休ませながらそいつらの話を聞く。
「バーサーカーたちはどうやって出するんだ」
「壁壊す」
「へっ」
「バ」
「夫をバカにするの」
「そんなつもりはないが、ここのゾンビを世に放つ」
「どうしたの」
男が黙る。
「いや、大本は昴は握ってるなら、もしかしたらもう外は」
「そんなことは」
「まあいい、で外のことは」
「俺は紗枝を守ればどうでもいい」
「けどあなた外がこうなったら、外でも同じように生きてけばいいんじゃない」
「それはそれで生きやすそうだな」
考える、紗枝と一緒に畑を耕しながらのんびりと小屋でいきる生き方を、周りはゾンビだらけだが、ゾンビなら殺せばいいのだ、邪魔なら殺せばいい。とても生きやすそうだ。
「まあ、バーサーカーたちならそうだろうな、だがどうやるんだ」
「それを石井に聞く」
「そうか」
そして彼らは黙る。
「ねぇ昴隼人については」
「えっと狐が追ってるやつら」
「追ってるのは、軍かそれとも、まあいい。だがそれよりもそいつらは森にいない、だが町の中を探すには時間がないから石井に人手を借りたい」
「へぇ」
「つまりは善は急げってやつか」
「パパもう大丈夫」
「なら急ぐか」
再度走り出す。
- 連載中91 章
婚活アプリで出會う戀~幼馴染との再會で赤い糸を見失いました~
高身長がコンプレックスの鈴河里穂(すずかわ りほ)は、戀愛が苦手。 婚活アプリを宣伝する部署で、強制的に自分が登録することになり、そこで意外な出會いが待っていた。 里穂の前に現れた幼馴染との関係は? そして里穂にアプローチしてくる男性も現れて…。 幼馴染の企みによって里穂の戀はどうなるのか。 婚活アプリに登録したことで、赤い糸が絡まる甘い物語。 第14回らぶドロップス戀愛小説コンテスト 竹書房賞を受賞をいたしました。 お読みいただきありがとうございます。 9月22日、タイトルも新しく『婚活アプリの成婚診斷確率95%の彼は、イケメンに成長した幼なじみでした』 蜜夢文庫さま(竹書房)各書店と電子書籍で発売になります。 ちょっとだけアフターストーリーを書きました。 お楽しみいただけたら嬉しいです。
8 178 - 連載中130 章
俺を嫉妬させるなんていい度胸だ〜御曹司からの過度な溺愛〜
世界中で知られる有名ゲーム機を 開発、製造、販売する會社 『新城堂/SHINJYODO』 三代目社長 新城 暁(30) しんじょう あかつき × 新城堂子會社 ゲームソフト開発 『シンジョーテック』 企畫開発部 成宮 芹(28) なりみや せり 暁にとっては運命の出會い 芹にとっては最悪の出會い 追いかけ追いかけられる二人の攻防戦
8 141 - 連載中33 章
【完結】苦手な冷徹専務が義兄になったかと思ったら極あま顔で迫ってくるんですが、なんででしょう?~偽家族戀愛~
「こちら、再婚相手の息子の仁さん」 母に紹介され、なにかの間違いだと思った。 だってそこにいたのは、私が敵視している専務だったから。 それだけでもかなりな不安案件なのに。 私の住んでいるマンションに下著泥が出た話題から、さらに。 「そうだ、仁のマンションに引っ越せばいい」 なーんて義父になる人が言い出して。 結局、反対できないまま専務と同居する羽目に。 前途多難な同居生活。 相変わらず専務はなに考えているかわからない。 ……かと思えば。 「兄妹ならするだろ、これくらい」 當たり前のように落とされる、額へのキス。 いったい、どうなってんのー!? 三ツ森涼夏 24歳 大手菓子メーカー『おろち製菓』営業戦略部勤務 背が低く、振り返ったら忘れられるくらい、特徴のない顔がコンプレックス。 小1の時に両親が離婚して以來、母親を支えてきた頑張り屋さん。 たまにその頑張りが空回りすることも? 戀愛、苦手というより、嫌い。 淋しい、をちゃんと言えずにきた人。 × 八雲仁 30歳 大手菓子メーカー『おろち製菓』専務 背が高く、眼鏡のイケメン。 ただし、いつも無表情。 集中すると周りが見えなくなる。 そのことで周囲には誤解を與えがちだが、弁明する気はない。 小さい頃に母親が他界し、それ以來、ひとりで淋しさを抱えてきた人。 ふたりはちゃんと義兄妹になれるのか、それとも……!? ***** 表紙畫像 湯弐様 pixiv ID3989101
8 107 - 連載中87 章
TSしたら美少女だった件~百合ルートしか道はない~
ある日、理不盡に現れた神様によってTSさせられてしまった田中 由。 しかし彼の身の回りではそれを境に何故かトラブルが………いや待て、これはどう見ても神様のs………(田中談) さて、田中くんは普通の學園生活を送れるのか!?
8 165 - 連載中71 章
ルーズリアの王太子と、傾いた家を何とかしたいあたし
貧乏子爵家の長女として生まれたマリアはギャンブル好きの父、見栄をはる母、放蕩をする雙子の弟を抱え、二月後のデビュタントに頭を抱える14才。 祖父から堅実なお前にと譲られた遺品と鍵つきの祖父の部屋を與えられたものの、少しずつ減らさざるを得ない寶物に嘆きつつ何とかしたいと努力していたが、弟に部屋に侵入され、祖父の遺品を盜まれた時にブチキレた! 一応、途中の內容の為に、R15を入れさせていただきます。
8 181 - 連載中16 章
婚約破棄された『妖精の取替え子』
『妖精の取替え子』であると伯爵家で信じられていたセシルは、療養という建前で実は領地で虐げられていた。王太子の婚約者となったことで急遽王都の學園に來ることになったが、すでに戀人のいた王太子は、爵位の低いセシルを蔑んで馬鹿にする。そして、卒業パーティの日、セシルはとうとう婚約破棄を告げられた…。 虐げられていた少女が幸せになる物語13話。 ★完結しました。誤字報告本當にありがとうございます。 番外編3話追加しました。全16話です。
8 103