《50日間のデスゲーム》軍事基地42day
軍地基地に向かいながらバイクの上で話し合う。
「でもパパ、どうしてそんなところに」
「弾あるから取り行くんだ」
「なるほど」
今回の作戦には斎藤なんかは來ないのだが、生き殘りの中で撃に特化したメンバーが援護に付くと言っていた。それはどうでもよくて、今回の作戦は単純明快だ、殺し盡くす、それだけだ。
「でもあなたこれから行く軍事基地って」
「なんか避難所になってたらしいぞ、でゾンビが一杯いるから近寄れなかったらしい」
石井いわく、ゾンビが多數いる地點が何ヵ所かあり、その中で重要度が高く、かつ危険度が高いところがその軍事基地らしい。
「ってことはあいつらあなたのことを」
「うん、紗枝を危険にさらすのなんて」
「ううん、私なんかよりあなたの方が」
「それは嬉しいけど、それやらないとなぁ」
紗枝を助ける確実な手段はない、そう言って説得されてしまった。だから諦める、いやそんな後ろ向きではなく、確実にするためなら命ぐらい惜しくはない。今回のために石井にも々出させた。軍用のヘッドセットだったり、武弾薬バイク、それに援護。それもこれも紗枝のためだ、なんでもやってやろう。
「こちらバックアップ1到著」
「バックアップ2到著」
「BU3戦中、くそっ、世界のためにっ」
「バックアップ4著いた」
「バックアップ5、って言わないとダメなのかな、けど師匠著いたよ」
援護部隊の聲がする。5はレミソラだ、それ以外は知らないし、興味がない。
「BU3、突破完了、援護ポイントに5分遅れる」
「こちら本部、君たちの作戦がこれからを決める、頼む」
「了解」
「了解」
「了解っ」
「了解」
「はーい」
「それでバーサーカーズ狀況は」
「えっと、パパもうそろそろ著くのかな」
「さぁ」
「ごめんわかんない」
「……………………まあいい」
「あっ援軍の人紗枝撃ったら殺す」
「夫を撃ったら殺すよ、うんすぐにでも」
「脅してやるな、これでも鋭だ、比較的にだが」
なんでもこの援護部隊、それなりのメンバーしかいないので期待はできない、出來たとしてもレミソラだけだ、なのでそれ以外は離れたところを撃つように指示している。間違えて紗枝に傷ひとつ殺すつもりだ、當たり前のことだ。そして。
「到著した」
たどり著く、そこは軍事基地のメインゲートのフェンスまえ。
「よーし武はいい」
フェンスの中にはゾンビが多數、バイクのエンジンをふかす。
「ええ、當たり前よあなた」
「うん大丈夫」
「なら」
更にふかす。何度も何度も。何度も何度も何度でも。そうすることでゾンビの重圧で、フェンスが。
「逃げるぞっ」
「メイン潛する」
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