《50日間のデスゲーム》知らない男42day
知らない男が変なことを言っている、そもそも名前を知られてる地點でストーカーとか怪しげな奴を想像する。そんなことよりも。
「紗枝は」
「大丈夫、けど足が」
紗枝の方を見ると足の辺りが挾まれていて抜けそうにない。
「痛みは」
「ないよ」
「パパどうするの」
菜々も無事のようだ。だが変な男はどうでもいいのだが、音を立てすぎているすぐにでもゾンビが來てしまう。
「どうすれば」
「あなた私を」
「置いてけるかよ、俺には紗枝が必要なんだ」
そんな當たり前の事をぶ。
「あなた」
「助けるからちょっと」
「俺は無視するなぁぁぁぁぁぁ」
「うっせぇぇぇぇぇ、黙ってろよ、死んでろよっ」
「はぁっふ」
「土にでも埋まってろよっ、紗枝大丈夫か」
紗枝を助けるためにバイクをかそうと力を込めるが。
「あなた後ろっ」
「ああっ」
腰からリボルバーを抜き、後ろに銃だけ向けて撃つ。
「もうちょっと右」
紗枝の言われた通りに銃を向け直し撃つ。
「ダメ當たんない」
「ははっやっぱおかしいなお前ら」
「くそっめんどくせぇからここで殺すっ、菜々紗枝を頼む」
銃を向けたまま振り返り、紗枝を背にその知らない奴と向かい合う。
「はははっやっとマジで殺し合えるな、井上ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
「うるせぇんだよっ」
そう言いながら、銃をするが。
「はははははははっはははははははははははっ」
それを當たり前のように避ける。
「むちゃくちゃだろ」
「ほぉらお返しだ」
銃を向けられたので、銃口を見つめ、やつを見て、タイミングよく、をかす。1発2発とよけ。
「はははははははははははっお前もなっ」
反撃とばかりに空になったリボルバーを捨て、新たに抜き直し撃ち返すか、やはり避けられる。
もはやそいつとは直接毆り合うしかなさそうだった。
- 連載中59 章
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