《50日間のデスゲーム》パーティー47day
「いぇーい」
「ジャガイモ最高っ」
「へへへ、貴様も油で揚げてやろうか」
「夫のため夫のため」
「パパのためパパのため」
持ってきたジャガイモを見ると一気に調理が進む、それを橫で見ながら自分と八木、それとリーダー格の男の3人で會議だ。
「それであれだけの食料で」
「ええ持ちます、ひどい言い方ですがかなり人數が減ったのが助かりました」
「はぁ、地獄に落ちるかもな」
「いつか落ちる地獄より今殺されないようにするのが大事です、で問題は」
「新種か」
「ええ、あいつには銃弾がいるのですが、あいにく殘弾が」
「自決用の」
「それすらありません」
「そうか、なら」
「拾いに、いや蹴りをつけるか、ここで祈るか」
「祈るのはダメだな、どうせ殺される」
「ええ、ですがここに戦える戦力は」
「俺たちだけか」
「あとはもう」
「くそっ」
という話し合いなのだが、口を挾む気はない。
「井上はどうすればいいと思う」
「えっ」
一なんだというのだ。
「いやこれから」
「これから、家に帰るよ」
「そうか家に」
「諦めるんですかっ」
「えー、家にも帰らせてくれないの」
「家ってマンションだよな」
「ああ、いいところだよゾンビも來ないし」
「……………………ちょっと待てあのマンション調べたか」
「えっ、えっと、あれ」
「ああ、あれだろうそこだけは無意識で全員が避けてた、だからチェックにれがある」
「なっなんで」
「そこは、ほら、あれだ」
「………あぁなるほど」
「だからみんな恐怖で近づかない」
「だからチェックかられる」
「そして、それを誰も疑問に思わない」
「で彼らは、その、なんというか、あれだから」
「最高のかくれ場所だ」
地図をまえに盛り上がるのだがついていけない。
「ならここに送り込めるのは」
「最大戦力はあんたたちだけだ」
「囮には」
「強制はできない」
「だが、囮がいなければ」
「それはわか」
「あなたできた」
「おぉ」
そんなしょうもないことより紗枝の手料理の方が大事であるので離れ紗枝のもとへって。
そこには。
「一杯作っちゃった」
「おおおぉ」
所狹しと並んだ。
「1種類だけなの」
蒸かし芋が。
「ごめんなさいあなた、調味料がなくて」
「あぁごめんごめん、紗枝が作ったものはなんでも味しいから、一杯食べるぞ」
「って料理ができたか」
「よしじゃあ諸君、ジャガイモだけだがパーティーだ、いぇーい」
狂愛的ロマンス〜孤高の若頭の狂気めいた執著愛〜
古式ゆかしき華道の家元のお嬢様である美桜は、ある事情から、家をもりたてる駒となれるよう厳しく育てられてきた。 とうとうその日を迎え、見合いのため格式高い高級料亭の一室に赴いていた美桜は貞操の危機に見舞われる。 そこに現れた男により救われた美桜だったが、それがきっかけで思いがけない展開にーー 住む世界が違い、交わることのなかったはずの尊の不器用な優しさに觸れ惹かれていく美桜の行き著く先は……? ✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦ ✧天澤美桜•20歳✧ 古式ゆかしき華道の家元の世間知らずな鳥籠のお嬢様 ✧九條 尊•30歳✧ 誰もが知るIT企業の経営者だが、実は裏社會の皇帝として畏れられている日本最大の極道組織泣く子も黙る極心會の若頭 ✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦ *西雲ササメ様より素敵な表紙をご提供頂きました✨ ※R描寫は割愛していますが、TL小説です。設定上強引な展開もあるので閲覧にはご注意ください。 ※設定や登場する人物、団體、グループの名稱等全てフィクションです。 ※隨時概要含め本文の改稿や修正等をしています。文字數も調整しますのでご了承いただけると幸いです。 ✧22.5.26 連載開始〜7.15完結✧ ✧22.5 3.14 エブリスタ様にて先行公開✧ ■22.8.30より ノベルバ様のみの公開となります■
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