《50日間のデスゲーム》最後の別れ49day
「はいはい、やめやめ」
どれくらいにらみあってただろうか、それほど時間は経ってないような気もするし、意外と経っているような気もするなかで斎藤が止めにかかる。
「そんな無駄な事するより建設的な話をしよう」
「無駄だと」
「無駄だよ無駄、こんなところで殺しあっても意味がないだろう」
それもそうかとは思うが、向こうが武を下ろすのをやめないので、下ろすわけには。
「斎藤さんが言うなら」
學生が武を下ろす。
「そうか無駄、だな。武を下ろせ」
狐達も下ろす、なので俺達も下ろす。
「はぁ、よし、これで話ができるが、簡単だ2班に分ける」
斎藤の話は単純明快、簡単な話で戦い囮になりながら捕虜をつれていく戦闘班と負傷者やもう戦えない方でまとめた避難班だ。戦闘班は俺たちに狐、學生、斎藤達に弓持ち、それに捕虜。
「捕虜をつれていく理由は」
「あんた達がこいつの張った罠に引っ掛かったんだ、他にどんな罠を仕込んでるか想像できない、だから戦える方で連れていく」
「なるほど、一理あるが」
「が、どうした」
「避難班の方の安全は」
「確保は難しいな、人手がいない」
「ならFOX4待機だ」
「ですが」
「お前にはつきっきりの民間人がいるだろう、だから待機だ」
「りょ、了解」
「よし、これだ」
狐が1人とあの。
「斎藤さんには言ったが、私も殘る」
「先輩っ」
それと刀持ち。
「どうして」
「どうしてなんですか」
「一緒にいけないのはわるいと思ってる」
「なら」
「私が大切に思う人がここに殘るんだ、例えどうなるにせよ一緒にいたい、だめか」
「先輩」
「………………………………わかりました」
「すまないな」
「いえ、萌先輩、これまでありがとうございます」
「そんな最後の別れみたいな言い方はよしてくれ、たった1日か2日だろう、それだけじゃないか」
「ですけど」
「言うな、それはそうと本當にわるいと思ってるからな、これを渡しておく」
「これって」
「私の家族で伝わる名刀、鬼切り」
そんな話を聞くと。
「お米が、おにぎりが食べたい」
「あなたご飯がないの」
「だよなぁ」
そんな會話は放っておかれ、學生達はの別れを演出している。
「この刀を渡すんだ、生きて帰ってくれ」
「それは先輩もです」
「わかり、ました」
學生達は泣いているが、泣くくらいならい一緒にいればいいのにと言うのが想だ。
「で話はそれだけか」
「いやもうひとつある」
今度は狐だ。
「まずヘリの著陸地點だが周囲の危険がない開けたところがいい」
「開けたところっていうと」
「ここの屋上も考えたんだが、ヘリポートがある開けたところと言えば」
「石井のところか」
「へぇーそうなんだ」
「だからそこまでこいつを運ぶ」
「こいつの事だから」
「なに仕込んでるか分からないね」
「なら逃げられないように」
「卻下だ」
「夫の意見」
「だが急時には許可するが、できる限り無傷で捕まえたいのが上の意向だ」
「上か」
「ああ、軍では上の命令は絶対だ、もし破られるようなら」
「め事は起こしたくないからわかったよ、井上達もそれでいいだろう」
「もう仕方ないかな」
諦めることにする、と言うより一緒にくことが決まっているのは嫌だが、一番早く紗枝を避難させられるのはここだけなのだ、それに関しても諦め。
「よしなら移開始」
最後の戦いを始めることにする。
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