《50日間のデスゲーム》もう一人50day
井上翔太、それが俺の名前だ。だが今はそんなこと関係ない。ただただ目の前に危機が迫っていて、引きようがないのだ。復讐者と読んでほしいといった彼は、もうすでにゾンビだ。理由は簡単の辺りに撃たれた跡があるのだ、致命的だろう。そしてそのゾンビはこちらに狙いを定めている。まるで意識があるかのように。
「ははははっスゴい、スゴいなゾンビと人間のハイブリットって言う辺りかな、ははっこれだから臨床実験すべきなんだ」
昴隼人は笑っている、だがその聲にゾンビは反応しない、俺ばかりを見ている。まるで意識があるかのように。
「逃げて」
「くそっあそこには行けないのか」
「ロープが」
「隊長また別のヘリです」
「くそっにげろっ」
「斎藤さんそっちは」
「っ」
周囲の音は拾っている、だが集中力は切らさない。刀を抜く。鞘は捨てない。萌先輩が持っていた刀だ。刀は鋭く、頼りがいがあるように見える。
「ははははっ戦うのかそれで」
「井上ハ殺す」
そのゾンビはしゃべった。分かってはいたがき聲をあげるだけではなくしゃべり。
「だからシネ」
武を武として使う、だから。だからこそ、これまでの様々な経験をいかし、學んだことを使い、反省し、そしてたどり著いた真理は。
「死ぬかよっ」
橫っ飛びで飛び、逃げ出した。
「えっ」
「マテッ」
ゾンビはついてくる、學んだことは単純だ、自分の有利な狀態で戦えと言うことだ。これまであった人誰も彼もが武をうまく使える人ばかり、だが勝てないと悟ると戦わないのだ。息を潛め、隠れ、やり過ごす、それでもダメなら逃走し、自分の有利な狀態に持っていく。だからそれをっ。
「って走ってやがる」
そのゾンビは走っていた、他のゾンビはあるいているだけだと言うのに。理由はわからないが、有利な狀況にするための時間が減っている。つまり有利にするつもりが追い詰められているのだ。最悪なことにヘリの音もしてくる。だからとっさに角に隠れる。
「はぁはぁはぁはぁ」
「ソコッ」
「っ」
降り下ろされた武、いや鉈がギリギリ橫を通過し、って。
「これが」
抜いていた刀を振り上げ。
「有利な狀況だっ」
鉈を持っていた手の手首を切り落とす。
「よっ」
「危ないっ」
ダンッ
冥府
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