《50日間のデスゲーム》ジャック50day
筋トレをしとけばよかったと反省する。が重い。だが紗枝達を守るためには、やることはひとつだ。ならばヘリに両腕でしがみついているのなんて訳がない。
「俺のっ」
力を込める。
「紗枝をっ」
を引き上げ。
「殺そうとするんじゃねぇよこのくそ野郎共っ」
コックピットの脇までを引き上げる。
「おいっ、落とせよっ」
腕を振る。隠してあるリボルバーが手に。
バンッ
「はっ」
ドア越しにコックピットに座る奴の頭をぶち抜くと、そのままリボルバーをまた袖に戻し、撃ち抜いたをドアを開け引きずり落とす。
「ははははははははははははははっ」
再度腕を振りリボルバーを手に。
「くなっ」
「化けっ」
「ひっ」
「バーサーカー」
中には3人。捕虜に獲の仲間のような奴が2人、それだけだ。ついでに言えば銃を抜いているのは自分だけ。圧倒的に有利な狀態だ。捕虜のとなりにいる男がごそごそと手をかすので、サブパイロットとか言うのだろうか、そんな存在に銃口を押し付ける。
「かない方がいいと思うよ」
「撃てるものか」
何をいってるのだろうかこいつは。
「えっ、撃つよ、當たり前、人って頑丈らしいし、こいつ下敷きにして飛び降りるから安心っ、でしょ」
「………………く、狂ってる」
「ははっ狂ってるだって、當たり前だよ、第一金のために人殺したり、実験のために皆殺しにするのと何が違う。
それにここで3人死ぬか、1人見捨てて2人助かるかなんて、どっちでも一緒でしょ、紗枝以外なんだから価値なんて結局。ない。
はははははははははははははははははははははははははははははははははっはぁ。
でどうする」
「おいっどうすればいいんだよ」
「オーナー黙ってろ、誰が貴様なんて」
「あっ後ろの捕虜達には聞いてない、でどうしたいんだい、助かりたい、それとも死にたい、おっとちょっとでもいたら3人死ぬよ。
不用意にこうとするなよ引き金に力をかけてるんだ、驚いたら撃っちゃうかもね、ははっ」
ヘリの中を沈黙が支配する。
「どうにかしろよ、高い金払ってんだぞ」
「まだもらった訳じゃないっ」
「俺が奴に捕まったらその金は」
「だが貴様のせいで」
「はぁ、醜いねぇ、で殘った君はどうしたい、死にたい、それとも生きたい。
生きたいならそのビルの屋上に下ろしてね」
「おっ、下ろしてもいいが、銃口を向けるのは」
「なら丁寧に驚かないように下ろせばいいんじゃない、それに銃口を向けてないと襲ってくるでしょ、バカじゃないのねぇ」
「……………わかった」
「おい何やってんだっ、なに下ろそうと用意してるんだっ」
ヘリがゆっくりと上昇していく、銃口の先ではパイロットが々している。
「仕方ないだろっ、金より命だ」
「それでも傭兵か」
「傭兵だからこそ命は大切なんだよ、それに俺には家族がいるんだ、こんなところで死ねるかよ」
「き」
「くな、くなよぅ、なんだ家族がいるのか」
「あ、あぁ」
「なら生きたいよなぁ」
「そっ、そうだ、だから下ろしてやる、だから殺すな」
「こっちだって約束は守るよ」
「うっうらぎ」
「はい、あなた終わったよ」
もうそこはビルの屋上で、紗枝達はそこにいた。全員が銃を向けていた。ヘリがちゃんと降りる。
「菜々」
「なにパパ」
「そいつに銃を向けて銃を回収しといて、変なきしなかったら殺さなくていいから」
「はーい」
パイロットが降り。バンッと言う音と共に殘りの獲を仕留める。
「ならこっちの要求はわかるだろう」
「ひっ」
「ヘリが來るまで靜かにしててね」
さてと後は斎藤たちが來るのを待ってればいいだけだ。
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