《【書籍化決定】拾ったギャルをお世話したら、〇フレになったんだが。》第17話 ギャルと風邪(?)
「えっ、風邪引いちゃったんすか、センパイ!?」
翌日。もう登校時間になるのに、俺はマスクを著けて布団にくるまっていた。
俺の頭上に座り込む清坂さんは、すでに制服に著替えて準備萬端。
おろおろしながら心配そうに見下ろしてくるが、超ド級のお様が揺れてとても目の保養ですありがとうございます。
「ちょ、ちょっとけそうになくて。今日は休むよ」
「ま、まさか私のせいっすか? 私がお米洗ってた時に水を掛けちゃったから……あっ、それとも連日の寢不足がたたって……!?」
「大丈夫、絶対清坂さんのせいじゃないから」
そんなに思いつめた顔させちゃって、逆に申し訳ないな。
「な、なら私も今日は休んで、看病を……!」
「出來るの?」
「そ、そんなこと…………ないっすよ?」
めっちゃ目を逸らされた上に、タメが長い
「まあ出來ないのは知ってるから、あんまり気を落とさないで」
「ひ、ひどいっす! ……事実ですけど」
じゃあ否定するな。
「俺はこのまま寢てるから、清坂さんは學校行きなさい」
「う……はいっす。でも、がっこー終わったら即帰って來るんで! 大人しく寢ててくださいね!?」
「うん。行ってらっしゃい」
清坂さんは心配顔で寢室を出ていく。
そこから三十分、たっぷりと橫になり。
俺は勢いよく飛び起きた。
「はぁ、やれやれ。俺が學校をさぼる日が來るなんてなぁ」
マスクを外して苦笑い。
三年間の無遅刻無欠席はもったいないけど、勉強よりも大事なことはあるからな。
悠大に休む旨の連絡と、休み明けにノートを見せてもらうことを約束し、外出用の服に著替える。
頭には帽子。あと一応マスクを付け、俺は駅前の百貨店に向かった。
百貨店には大小様々なテナントがっていて、三階はモノのブランドエリアになっている。
その中の一つが、スクシェアミの化粧品ショップだ。
そう。俺の今日の目的は、スクシェアミの新作コスメを手にれること。
理由は清坂さんへのプレゼントだ。
最近頑張っている清坂さんへのご褒と、あとはお禮だ。
あの子のおで、俺も最近は楽しい毎日を過ごしてるからな。
それにしても、學校をさぼって平日の晝間から外に出るなんて、考えもしなかった。
清坂さんと一緒にいて、俺も大膽になったかな。
そうこうしているに、スクシェアミに到著。
新作の発売というだけあって、若い人がかなり多く來ていた。
さて、買うとしても何を買おう。
しまったな。しいものとかちょっとリサーチしておくべきだった。化粧品なんて、口紅くらいしか知らないぞ、俺。
……口紅……そういや、清坂さんってあまりそういうの付けてないな。
あ、いや、正確には付きリップとか付けてるみたいだけど。
その辺でいいのがあればいいんだけどなぁ。
「あの、お客様」
店で腕を組んで悩んでいると、スタッフさんに話し掛けられた。
「あ、はい?」
「何かお探しですか? 彼さんへのプレゼントとか」
「あー……まあ、そんなじです」
彼ではないけど、否定するのも面倒だからそれでいいや。
「今日が新作の発売日って聞いて……付きリップがあれば、それがしいんですけど」
「でしたらこちらです。は五種類ありまして、コーラルピンク、ローズピンク、スモーキーローズ、スカーレットピンク、イルミナゴールドになります」
……ちんぷんかんぷんでござる。
「もしよろしければ、寫真とかございますか? それから、私の方で見繕いますが」
寫真……寫真か。
あ、そういやSNSをやってるって、前に聞いたな。
えっと確か、アカウント名は【Sumika_K】っと……お、出てきた。畫像の加工もしないで、普通にSNSに寫真乗っけてるな……家に帰ってきたら説教してやろう。
「この子なんですけど」
「わっ、人……ぁ、すみませんっ」
「いえ、大丈夫です」
思わず見惚れてしまうほどの人だもんな、清坂さんって。
本當、なんで俺とソフレなんてしてるんだろう。謎だ。
「そうですね、この方でしたらなんでも似合うとは思いますが……こちらのスカーレットピンクはいかがでしょうか」
へえ、なんか淡いじのだ。でも清坂さんが付けると、淡いじのが逆に清坂さんのかわいらしさを引き立てそうな気もする。
「それじゃあ、これを下さい」
「はい、ありがとうございます」
……思えば、友達へのプレゼントって初めてだな。
いや、友達と言っていい関係なのかはわかりませんがね。
悠大には誕プレは渡したことあるけど、それ以外となると記憶にない。
小學校の時は、クラス會みたいなやつがあったけど……今回みたいなことは、人生初だ。
……喜んでくれるかな。
スタッフさんにプレゼント用に包んでもらい、紙袋を片手に店を出る。
まだ晝過ぎ。本當なら飯も外で食べたいけど、補導されると面倒だからな……急いで帰ろう。
帽子を目深に被り、俺は急いで家へと帰っていった。
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