《【書籍化決定】拾ったギャルをお世話したら、〇フレになったんだが。》第20話 バイトの先輩と軽口
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「花本さん。ってしたことあります?」
バイト先のコンビニで、俺はペアを組んでいた花本さんに質問した。
花本(はなもと)カレンさん。大學生で、白百合さんと同い歳。大學も一緒みたいで、たまに街中で一緒にいることも見掛ける。
そんな花本さんはジトーッとした目で俺を睨み、深々とため息をついた。
「吉永。君は私がをしたこともないガサツなだって言いたいのかな? ん?」
「いえ、そういう訳では」
カレンという名前だが、本人は結構ガサツな格だ。
バイトに來る時は基本ジャージ。ハーフなのかクオーターなのか、髪はプラチナブロンド。でもくせっで至る所がくるくるしている。
眠そうな目はいつも通り。その見た目と相まって、初対面では怖がられがちだ。
だけど面倒見がよく、こういう相談にも気軽に乗ってくれる。
が、今回は初手をミスった。今の花本さん、ちょっと不機嫌だぞ。
「私だっての一つや二つする。大學生なんだ。パートナーの十人や二十人」
「え」
「うそぴょん」
噓かい。
花本さんは頭の上に手を上げ、うさ耳っぽくかす。
「なんだい吉永。でもしたかい?」
「というか……よくわかんなくて」
「一発ヤっちゃえば?」
「なに言ってんの?」
ついタメ口になってしまった。
でもわかってほしい、この気持ち。本當何言ってんのこの人。
「一発ヤって、相手を思いやる気持ちが殘れば。そうじゃなきゃ。わかりやすいっしょ」
「あんたに聞いた俺が馬鹿だった……」
「大學生のと、高校生のを一緒に考えちゃ駄目。大學生はもっと生々しいから」
「白百合さんは?」
「あの子は希種。同い歳でお処様のお姫様ですから」
確かに。
同級生の話を聞く限り、高校二年生で既に経験してる人は結構いる。
俺? 聞くなよ、恥ずかしいな。
「私としては、白百合は吉永とくっ付いてほしいんだよね」
「え、俺?」
「うん。白百合は私の大切な友達だから、下手な男に引っかかってしくない。その點、吉永なら安心して任せられるし」
花本は眠そうにあくびをし、「まあ」と話を続けた。
「吉永もしてるっぽいし、私からとやかく言うことはないか」
「だから、じゃないですって」
「なら一発ヤってみろよ。わかるから」
「大學生と高校生を同じにするなって言ったの自分だろ」
「最終的には歳を重ねるんだから、早いか遅いかだって」
清坂さんと同じこと言ってるのに、清坂さんの方が清純にじる。不思議。
「てか、かどうかもわからないって、もしかして吉永……」
「うっ……まあ、々あって初もまだで……」
「なるほどな。だから私に聞いてきたのか」
本當は白百合さんに聞こうと思ったけど、今日は金曜日。帰っても既に飲んだくれしかいない。
それに酔ってなくても、白百合さんにの話は句だ。どっちに転んでも面倒くさい。
花本さんは腕を組んで、にししっと笑った。
「それにしてもかぁ。青春してんじゃん、吉永」
「だからじゃ……あー、もういいです。それで、花本さんの初っていつなんですか?」
「中學ん時かなぁ。いやぁ、勢いって怖い」
當時何があったのかは聞かないでおこう。
はぁ……花本さんに聞いてもいまいちピンとこないし、どうしたもんかな。
いや、このがかどうかは本気でわからんけどね。
「もし不安なら、私が卒業させてやろうか?」
「…………」
「貞だから不安なんでしょ。私で練習しとくか?」
そのガチっぽいトーン、やめてほしい。
うーん……まあ。
「お斷りします」
「うん、知ってる」
そう、このやり取りは結構定番だ。
俺と花本さんの関係も結構長い。こういうふざけたやり取りも、ど定番だったりする。
最初はきょどったりしたけど、流石に一年も一緒にいたら慣れますよ。
と、丁度その時お客さんがって來た。
「「いらっしゃいませー」」
「タバコいいっすか?」
「あ、はいっ」
花本さんとの會話を切り上げ、仕事に戻る。
──そのせいで、花本さんの次の言葉は俺には聞こえなかった。
「また振られちった」
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