《悪役令嬢の中の人【書籍化・コミカライズ】》魔族の王の悩み事
4/25に発売された「悪役令嬢の中の人」コミカライズ1巻をよろしくお願いします!!
宣伝大遅刻!!でも買って絶対に後悔しないので!!!
1巻の続きの4話と5話前編が今ならそのまま読めるからぜひpixivコミックへ!
良かったらユーザー登録してください!
お気にり登録すると更新が通知されて便利ですよ。(ダイマ)そしてさらに毎話高評価ポチしてくれるとめちゃ嬉しいです!!
こんな事になると思っていなかった。深く考えずに口にした発言だったのにと後悔だけがの中に広がる。
「兄さん、頼むよ。理由を聞かせてくれないか?」
「いや……別に……特に理由はなくてだな」
「何の理由もなしにこんな事を言い出すなんて……そう言われて納得する訳ないだろう? 何があったんだよ……僕にも言えないような事なのか? 兄さん……」
城の料理長として毎日平穏に仕事をしているこの弟まで誰かが呼んできたらしい。余計な事を。
悲しそうな表のクリムトの目を真正面から見ることができずに、心の中の疚しさからつい俺は顔を伏せる。まずいな、レミリアやアンリに伝わる前にこの話に良い落とし所を見つけなければ。
「だって、角を……角を切り落としたいだなんて!! 本當に、兄さんに一何が……!」
そう、この騒は俺が「角を切り落としたい」と言い出した事が発端になっている。正直周りがこれほど騒ぐと思っていなかったので、表には出していないが俺は心とても後悔していた。
問い詰められても何も言わない俺に痺れを切らしたのか、クリムトにしては珍しく聲を荒げている。しかし、理由を口にする訳にはいかない事が俺にはあるのだ。
「僕の角もそうだけど、兄さんの角も生え変わるものじゃないのは分かってるでしょう? 切り落としたら多分、二度と生えてこない」
「それは、分かっているが」
いや、確かめた訳ではないので生えてくるかもしれないが。そもそも魔族の生態は魔族である自分達もよく分かっていないのだ。個差が大きすぎると言うのもあるが、種族や伝などについて研究する余力が無かったというのが一番の理由だが。現に同じ魔族でも角が毎年自然と生え変わる者もいる。だが俺やクリムトのこの角は僅かずつだがび続けているし、本は皮の下に潛っていて強くぶつけると痛みもあるので恐らく便利に扱える角ではないだろう。それが分かっていても、この邪魔臭い角を切り落としてしまいたい。そう思ってしまったのだ。
「その、クリムトだってこの邪魔な角が無かったらと話した事があっただろう? 仰向けでしか寢られないし、被って著る服は著られないし……」
「そんな冗談まじりの話ではなかったと聞いてる。切斷面や痛覚の処理についてまで調べていたんだろう? の文獻まで外國から取り寄せて……」
「だ、誰だその話をお前にらしたのは……」
「誰かは問題ではない。兄さんの側近が心配してくれたってだけだ。俺や兄さんの角は魔を展開する時のとしても関わるのに……」
まぁ、確かに犯人探しは今解決するべき話ではない。今大事なのはこの騒ぎをいかに素早くおさめるかだ。
クリムトの言う通り、レミリアやレミリアが教え込んだ浄化師達が魔國全域を定期的に浄化してくれているので出現する魔の脅威度はそれ以前とは比べにならないくらいに低くなった。だが俺という戦力に影響が出るのは懸念だろうな。
「そうだな、まだ強い魔も完全に出なくなった訳ではないし……」
「いや、兄さんの事を戦力だけを惜しんでそう言ってる訳では……まさか何か病気に……? それで角を切斷する必要が……?!」
「いや! それはないから安心しろ」
「良かったぁ……でも……」
では何故? とその目が語る。俺のを本気で心配してそう言ったクリムトに罪悪が刺激されて、俺は再び目を逸らしてしまった。本當に、こんな大騒ぎになるとは思っていなかったんだ。
言えない……レミリアに膝枕されて「耳掃除」というものをされているアンリが羨ましくて「本気で角を切り落としたい」と思ったからだなんて……。いや、膝枕が羨ましかったということではなくて。俺がしかった家族団欒の姿を見たからそこにざりたいと思ったというとても純粋な理由だ。疾しい思いはない。本當だ。
俺もしてしいと申し出たら「アンヘルは角があるから膝枕は無理ね」と、人間の醫者が歯や耳を診る時用の椅子を使うって言われてすごくがっかりしたとか、それだけが理由ではない。
昔クリムトと話したような、切るなんてできないからこその「邪魔だな」という愚癡半分ではなく実際「どうにか角を切り落とせないものか」と本気で模索したのは認めよう。
だからと言って、周りの奴らがこんな一大事にするとは……。
「僕には話せない事なのか……やはりレミリアさんに……」
「それは本當にやめろ! 何でもない!! 何でもないから!!」
「そうだな、アンリ君もこの前風邪を引いて調を崩したばかりだし、余計な心配はかけたくないな……」
「頼むクリムトそうやって深刻な話にしないでくれ」
角の切斷についての調べをしていたのを見つかった時には「何でもない」と言って時間が経てばあいつらも忘れるだろうと思っていたのに。俺は心盛大に冷や汗をかきながら、「何て誤魔化したら納得してくれるだろうか」と言い訳を大急ぎで考えていた。
この後しばらくごまかしたが通用せず結局正直に話す羽目になってクリムト君とミザリーさんに「はぁ〜〜〜〜」ってクソデカため息をつかれる
傭兵少女と壊れた世界
人の文明はゆるやかに衰退した。 夜風に混じって結晶が飛ぶようになった世界。街が消え、國が飲み込まれ、生き殘った人々は失われた技術にしがみつき、わずかな資源をめぐって爭い合う。 そんな世界を巡回する移動都市で少女は暮らす。銃の腕を磨きながら、身よりのない子供たちとギリギリの生活を送る。大きな不満はないが充足感もない。しいて言うならば用意される飯が不味いこと。 少女は大人になりたいと願った。過酷な世界で少しでも自分らしく生きるために、ひたすら銃を練習した。必要なのは力と知識。生き殘りたければ強くなれ。いつか大人になった時、街を出て、自由に生きる傭兵を目指すのだ。 しかし、街を守るはずの大人に裏切られた少女は船から落とされてしまう。さぁこれからどうしよう。唐突に放り出された外の世界。されど少女はしたたかであった。たとえ亡者のような人間に追われても、巨大なミミズに捕まっても、大國の兵士に襲われても……。 世の中はくそったれだ、と愚癡をこぼしながら傭兵少女は銃を握る。 ○ 物語の進行にあわせつつ、週二話を目安に更新します。基本的に週末です。更新が遅れたら叱ってください。
8 111【コミカライズ配信中】アラフォー冒険者、伝説となる ~SSランクの娘に強化されたらSSSランクになりました~
【コミックス1巻 好評発売中です!!】 平凡な冒険者ヴォルフは、謎の女に赤子を託される。 赤子を自分の娘にしたヴォルフは、冒険者を引退し、のんびり暮らしていた。 15年後、最強勇者となるまで成長したパパ大好き娘レミニアは、王宮に仕えることに。 離れて暮らす父親を心配した過保護な娘は、こっそりヴォルフを物攻、物防、魔防、敏捷性、自動回復すべてMAXまで高めた無敵の冒険者へと強化する。 そんなこと全く知らないヴォルフは、成り行き上仕方なくドラゴンを殺し、すると大公から士官の話を持ちかけられ、大賢者にすらその力を認められる。 本人たちの意図せぬところで、辺境の平凡な冒険者ヴォルフの名は、徐々に世界へと広まっていくのだった。 ※ おかげさまで日間総合2位! 週間総合3位! ※ 舊題『最強勇者となった娘に強化された平凡なおっさんは、無敵の冒険者となり伝説を歩む。』
8 138ニゲナイデクダサイ
主人公の聖二が目にしたもの。 それは、待ち合わせしていたはずの友人…… ではなく、友人の形をした"何か"だった。 その日をきっかけに、聖二の平和な日常は崩壊する。
8 58転生したはいいけど生き返ったら液狀ヤマタノオロチとはどういうことだ!?
いじめられ……虐げられ……そんな人生に飽きていた主人公…しかしそんな彼の人生を変えたのは一つの雷だった!? 面倒くさがりの主人公が作る異世界転生ファンタジー!
8 184ドラゴンテイマーにジョブチェンジしたら転生してた件
MMORPG『スカイ・アース・ファンタジア』のサービス終了のお知らせ。 それを知った主人公の大空 大地(おおそら たいち)は、最後のアップデートで実裝されたドラゴンテイマーになろうと決意する。 その後、なんとか手に入れたジョブチェンジ用アイテムを使った結果、MMORPG『スカイ・アース・ファンタジア』のもとになった世界へと転生してしまうのであった…… これは、強くてニューゲームしてドラゴンテイマーとなった男が、異世界で第二の人生を送る物語である。 ※.第一章完結しました。 ※.1週間に2、3話の投稿を目指します。 ※.投稿時間は安定しませんがご容赦ください。
8 135天才高校生は実は暗殺者~地球で一番の暗殺者は異世界で通じるのか~
主人公、黒野影秀は世間一般で言う天才高校生である。學校で知らない人はいないと噂されるほど有名人だ。 曰く、告白された回數は二桁以上だとか 曰く、大物政治家と知り合いだとか 曰く、頭脳明晰、スポーツ萬能、家事もできるだとか そんな彼には秘密があった。それは、暗殺者であることだ。しかもただの暗殺者ではない。世界で一番と言われているほどである。 そんな彼がある日、異世界にいってしまう。 ~~~~~これは天才で暗殺者である人物が異世界にいって、自由に無雙するのがメインである話~~~~~~ 天才=才能がたくさん チート主人公ですが、バランスをとることを目標に書いていきます 作者は怠け者のため超不定期です。ご了承くださいm(*_ _)m 作者は廚二病です。廚二臭くても文句は受け付けません。 ネーミングセンスありません。 変なところがあったら気軽に報告下さい。
8 60