《【書籍化】【SSSランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師】ユグドラシルの呪いにより弱點である魔力不足を克服し世界最強へと至る。》5.到達
――......ん
あ......
......あれ......ぼ、僕......
「......い、いきて......生きてる......?」
またしても、僕は生き延びていた。激流にのまれ、たどり著いたここがどこかはわからないが、命がある事にただただ、安心した。
そして僕はある事に気がつく。
「......あ......め、眼が......」
左目が見えない事に。
れてみると、目玉が無い事に気がついた。痛みはないが、おそらく落下の際にぶつけて潰れたのだろう。
......これは、治せない。時間が経ちすぎているのもあるが、損傷したのが魔力の出口、【魔力回路】のある眼なのが問題だ。魔師の眼は僕にも治せない。
けど......あれだけ死にかけてまだ生きている。本當に......運が良い......いや、このダンジョンに捨て置かれた時點で運は無いのか。
「......これは」
流されてきたであろう、川の終著點。小さな泉の真ん中にある陸地に僕はいた。
「......る......水......?」
泉の水は黃金に靜かに輝いていた。
どこなんだ......ここは?
下へと流されたはずだけど......ここはどの階層だ?
景的にB125かもしれないけどもしかしたら川に流されてもっと下層へ運ばれているかも。
現在地がわからない。
本格的に迷宮に迷いこみ、考えれば考えるほど絶が心を蝕む。
もういっそ死んでしまったら......この恐怖と苦痛からも解放されて楽なのかもしれない、そんな想いが頭をよぎる。
あれだけ死を恐れ、死にたくないと必死だったのが不思議なくらい......
魔に喰われるくらいなら、空腹に寂しさと悲しみに苦しむくらいなら、このダガーで。
――ああ、まるで鎖に縛られたかのように自由の無い人生だったな。
「おい、お前」
そう命を諦めかけた時、どこからともなくの聲がきこえた。疲労もピークに達しているであろう今、何が聞こえたとしても不思議ではなく。
幻聴か。と、思いきや幻覚までみえはじめた。
木にもたれかかってけない僕。したから顔を覗きこむように座る可らしい。不思議そうにし首をかしげてこれまた可らしい。
「はは、ずいぶん可らしい幻覚だ」
「誰が幻覚じゃ。 わしは幻でもなんでもないぞ......頭大丈夫か?」
「え?」
「可いと言うのは本當の事ではあるがな、ふふん」
目の前に現れたは得意気に鼻をならす。
......幻覚じゃない?え、え?
白くらかい頬をふにふにとつまんでみる。
「ほ、本だ......!」
「いや、本だけども」
半目で睨み付けてくる。僕が彼の頬をばしているせいでちょっとおまぬけな顔になっている。
「ぷっ......くくく」
思わず笑ってしまう。
「おまえ、それが初対面のにする事か。 失禮極まっとるな......つーか、なに笑っとるんじゃい!」
「ご、ごめん。 でも君は誰なの? どうしてここに?」
「どうしてって、ここはわしの庭じゃし。 人が降りてきたときいて來てみたのよ。 まさか人間だったとはのう......しかもおまえ」
じろじろと僕をみる。なんだろう、あらためてみるとというには雰囲気が大人っぽいな。なんというかきの所作が。
それに腰までびた髪は、とても綺麗な青みがかった黒で、大きく深みのある彼の瞳は、みつめていれば吸い込まれ魅了されそうな力があるようにじる。
まあ、つまり將來はとてつもないになること間違いなしのしいなのだ。......うん、將來が楽しみになるな。
って、なに考えてんだ僕は......本當にまいっているな。けど、このダンジョンにもまだ人がいたのか。
ん、あれ......ってことは、もしかして上層に近いのか......!?
「あ、あの、君はここにどうやってきたの!? ほ、他に誰か居ないの!? それと、ここが何層かわかるのかな!?」
「おあっ!?」
前のめりになり、あやうくヘッドバッドをかましそうになる。危ない危ない。
「お、おちつけよ。 さっきまでそのままくたばりそうだったのに急に元気になりおって! びっくりしたぁ......」
帰れるかもしれない、微かにした明に枯れた希が復活する。
そりゃ元気にもなるよ、もしかしたら帰れるかもしれないんだから!
「えーと、ここの階層か......」
「うんうん!」
B100?B80?......もしかして、奇跡的に出口付近だったりして!?
もくもくと期待を膨らましていく僕。
しかし、返ってきた返答は聞きたかったそれとは正反対のそれだった。
「ここは200階層。 最下層じゃよ」
「......へ?」
一瞬、言われた意味が理解できなかった。
別の意味で奇跡が起こっていた。
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