《【書籍化】【SSSランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師】ユグドラシルの呪いにより弱點である魔力不足を克服し世界最強へと至る。》イカリソウ

――村人を、殺した。

正確には、ワーウルフに拐わせて彼らに殺させた。

殺したのは、三人の男。

最初にワーウルフと結んだ縛りに、拐った村人を殺す時は苦しませず、速やかに首を落とすこととした。

理由はばれ、萬一に他の人間に気がつかれればこの計畫が消えて無くなるから......

でも、多分俺は......心の底では村の皆を、憎んではいなかったんだと思う。

だから、苦しませずにと言う縛りをつけたのかもしれない。

しかし、それとは裏腹に増していく激に、憎悪、憤怒。

村人を拐わせ、殺し、しかしその度に神が磨耗しりきれそうになる。

蓄積されていく罪の意識と後悔......だが、止まれない。

おそらくはあの魔族、死四天魔アルフィルクの能力だろう。

悔いる心とは裏腹に、村人を処理していく自分。

俺は......もう、自分を止められない

もはや、何のために何をしたいかもわからない。

全てが終われば......

全てが終わる?......村人を皆殺しにした後で何が殘ると言うんだ?

わからない......誰か、教えてくれ。俺は何のために戦い続けている?

だれか、だれか俺に、理由を。いや......違う、誰か俺を

この、虛言の獣を......こ

『――すみません、どなたかいらっしゃいますか? 村にれてほしいんですが』

神門の向こうから聞こえる聲。

......そういえば、使い魔が言っていたな。

旅人がくるから、邪魔なのでどうにか村から排除しろと。こいつらか。

......聖騎士だと勘違いした、そんなわけないのにな......。

さて、排除しろとは言われているが、手を出すなとも言われている。

......どんな奴なんだろう。ここまで無事に旅してこれたんだ、腕は相當のモノなん

一目見て理解した。

『化

隻眼の男、こいつはヤバい。一瞬でじる強さ。

き、立ち姿、その全てで格の違いがわかるレベル。

聖騎士上位にもこれ程の奴はいない。

今まで見てきた誰よりも......そう、まさに『最強』だ。

こいつなら、この村を救える

多分、ワーウルフ三人は難なく殺せる

問題はどうワーウルフを一つの場所へあつめるか......

俺なら出來る。

やろう......もう、疲れた

こいつに、このゲームを終わらせてもらおう

俺は

家族の元へ帰りたい

終わらせてくれ、何もかも......

◆◇◆◇◆◇

レイとの戦いを終え、王都へと移送される馬車の中。

しばかりの夢を見た。

レイが、監獄へと來て俺を連れ出す夢。

「......ははっ」

なんともあり得ない夢だ。難攻不落のヴィドラドールが守る大監獄......そこへ乗り込んできて俺を連れ出すなんて、意味がわからない。

けれど

力になれるなら、大切なモノを思い出させてくれた恩人だ。

あいつの、力になりたいな......。

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