《【書籍化】【SSSランクダンジョンでナイフ一本手渡され追放された白魔導師】ユグドラシルの呪いにより弱點である魔力不足を克服し世界最強へと至る。》61.の話

――南エリア、朱雀。

その中央部にある、奴隷の登録所。ここには連日のように様々な場所から奴隷商が訪れ、育て上げた奴隷やどこかしらで手にれた奴隷を売買登録し、買い手がつくのを心待にしている。

統、出、髪や魔力の質......様々な要素で値がつくので、目利きの能力も奴隷商と、勿論買い手にも求められる。

そのため、それを生業とした目利き専門のアドバイザーが常駐していて、利用する奴隷商や買い手も多い。

「......赤で、歳は......僕と同じくらいで」

分厚い魔導書のようなカタログをペラペラとめくる。

名前は改名され売り出される場合があるから、兎に角容姿が當てはまる人間を地道に調べなければならない。

気強く、彼に當てはまる奴隷を捜す。

この數千を越える登録者の中から。

ちなみに奴隷登録所の隣には、この國隨一の大図書館がある。時間がかかる作業となるので、リアナには図書館で本を読んでいて貰う事にした。

最初は手伝うと言っていたが、彼の時間は彼だ。知識は財産......こういう時くらい、できるだけ有意義な時間の使い方をしてしい。

もしも僕がいなくなっても、一人でも生きていけるように......奴隷の刻印にも負けないくらい、強く生きられるように。

「こんにちは~、お客様! ......奴隷をお探しですかっ?」

ふと後ろから聲をかけられた。さっきから視線を背にじていたけれど、この白と青のラインがった制服......アドバイザーか。

「こんにちは。 ええ、まあ」

「どういったモノをご所でしょうかー? 力仕事? 盾? 私でお力になれる事があれば何なりと仰ってくださいな~!」

な、何だか軽いな......変わったアドバイザーだ。ここまで一時間程調べていたけど、手がかりの一つも見つからない。

ダメ元で聞いてみてもいいか......もしかしたらそれらしき奴隷を覚えているかもしれないし。

「えっと......では、し聞かせてください」

「えーえ、ええ! 何なりと! 全力でお探しいたします!」

な、なんか調子狂うなこの人。

「――はいはーい、お待たせしましたぁ! 同業のお友達に々と聞いてきましたよ~っ!」

僕の話を聞いたアドバイザーさんは、直ぐ様同業者へと聞き込みに行くと言い、走っていってた。

まさかそこまでしてくれるとは思っておらず、呆気にとられぽかーんとしていると、彼は直ぐに走って戻ってきて今に至る。

「え、はやっ!? 早くないですか!?」

「ええ、ええ! 直ぐに報が摑めたもので! まず、そのネネモアと言う奴隷はそのままの名前で売りに出されていましたね」

「えええ!? 本當ですか!」

「マジマジ、マジよりのマジです! 最近仲介したアドバイザーがいて、その人の証言なので信憑は高いかと!」

る程......ちなみにそれって、買い手が誰かと言うのは教えて頂くことは?」

「うーん、そうですよね......それ、それなんですが」

アドバイザーはぐぬぬぬ、と腕を組み苦蟲を噛み潰したような渋い顔をした。

やはりダメか......奴隷を購した時に所有主報を口外しないようにオプションで口止めする人間は多い。

「まあ、あれです......私とあなただけのですよ?」

「いや良いのかよ!!」

あ、つい突っ込んでしまった。だって軽いから......いや、軽すぎない?大丈夫かこのアドバイザー。

教えてくれた人の信用問題とかになるだろこれ。

「大丈夫です、私は信用で売っているタイプのアドバイザーですからね! は守りますし、あなたもこの件はでお願いしますね!」

いや、信用できないだろ。なくとも僕は信用できないぞ。

しかし......けど、これはチャンスだ、うまくいけばこれで彼を追える。

「わかりました、で」

僕と彼は人差し指を口許に立て、「しーっ」とする。

「では、所有主の名前をお教えしましょう」

「はい、お願いします」

「ネネモアの所有主は、大貴族......」

貴族......。

「アーゴン公爵です」

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