《【書籍版発売中!】ヒャッハーな馴染達と始めるVRMMO》第15話 馴染2人の戦闘
最近想欄で暖かいお言葉をいただけるようになった反面築いてきたもの(そんな大したものじゃないが)が崩れるのが怖くて想見る時に深呼吸するようになりました
アッシュが去っていってから五分程経ちまずはカレットが噴水広場にやって來た。
「お!今回は居たな!」
「しっかり待ってたよ、今回も同じ事やらかしたら何言われるか分かったもんじゃないしな」
「そうか、そうか。ところでリクルスはまだ來てないのか?」
腕を組んでうんうんと頷きながらカレットが質問してくる、もうすぐ來ると思うが……
「いや、まだ來てな「おっ!今回はしっかりいる!」
「……來たみたいだな」
「よし!早速狩りに行こうぞ!」
リクルスが來て早速狩りに行こうとカレットが言い出す、リクルスも「もう!?」と一瞬驚いていたがそれも一瞬の事、もう既に行く気満々だ。
「さぁ!一狩りいこうぜ!」
「焼き盡くすぞー!」
「分かったからおちつけ、焦んなくても敵は逃げな……逃げるわ。早く行くか」
早く狩りに行こうとする2人をたしなめようと定番(?)のセリフを言おうとして、あの敵爭奪戦を思い出し訂正する。
「「おー!」」
「ただ、ちょっとまて」
「まだ何かあんのか?」
「早く行きたいぞ!」
早速駆け出そうとした2人を呼び止める。早く行きたいのは分かるので手短に済ませようと『アイテム贈與』でリクルスに『鉄の剣+3』と『皮鎧(上・下)+2』のセットを送り付ける。
「ん?なんだこれ」
「リクルスどうかしたのか?」
「いや、トーカからアイテム貰ったんだけど……って何だこれ!?」
「何をもらったんだ!?」
「ほら、これ……」
「鉄の剣に皮鎧……しかも強化されてる?」
うん。やっぱり驚いてるな、なんかもうフリーズ一歩手前の驚愕合だ。まぁ俺だってこんなんいきなり貰ったら驚くよな。
「お前……これ、どこで……?」
「々あったんだよ、々」
本當に々……ね、害悪金髪との一件はこの武贈與(押し付け)で俺の記憶からはデリートしよう、と言うかされてくれ。
「なぁなぁ、私のは無いのか?」
「魔士用のは無いな、その武もたまたま手にっただけだし」
「そうか……殘念だ……」とカレットが項垂れていた。うーん、こればっかりはしょうがないんだよな、剣も鎧も使えるのリクルスだけだしな。
「よしっ!早速狩りに行こうぜ!」
「私もしかったな……」
「そんな落ち込むなって、今度なんか手にったらあげるからさ」
「むぅー……絶対だぞ?」
頬を膨らませて若干上目遣いで見てくる。俺はもう慣れたけどな……このカレットの表に何人やられた事か……
「あぁ、絶対な」
「よしっ!ならば早く狩りに行くぞ!」
立ち直り早っ!
シュンとしてたのが一転やる気に満ち溢れた顔をしていた、まぁ何はともあれ元気になったようで良かった良かった。
早速草原に移する。するとやはりそこかしこで獲の取り合いが行われていた。とは言ってもそんなギスギスはしてない。ファーストアタックをしたプレイヤー又はパーティーから橫取りしてるような奴はいなかった様なのでまだ笑って済ませられる程度だ。
「うわーすごい人だな……これ狩り出來んのか?」
「お前らはどこで狩りしてたんだ?」
あまりにも驚いているので気になって尋ねてみる。確か多は狩りをしてたって言ってた気がするが……
「私たちがやってた時はここまでじゃなかったぞ、今の半分くらいだったはずだ」
「晝過ぎだからか?1番ゲームにインしそうな時間帯だし」
「そうなのか。しょうがないから奧の方に行くか」
始まりの町は草原フィールドの中にある町なのでそこまで急激な環境の変化は無い。そのため遠くに行けば行くほどプレイヤーはなくなってくる。但し遭難の危険も出てくるだろう。
「奧の方か……移が面倒だけど……行くか!」
「よし、モンスターが出てくるまで競走だ!」
「乗った!一番遅かったやつアイス奢りな!」
勝手に賭けを始めて2人は走り去っていった。出遅れた俺が追いかけ始める頃には多離されてしまっていた、とは言っても2人のレベルが低いのですぐに追いつくことが出來た。
「先走りすぎだろ。しは考えて行しろよ」
「うっわ!早えぇ!」
「高レベルだからってずるいぞー」
すぐに追いつかれた事で2人がまた騒ぎ出す。稚だなぁとか思いながらふと悪戯心が沸き上がり、鼻で笑ってみる。
「ハッ、遅いな」
「「ぬぐぐぐっ!負けるかっ!」」
おっ、一気に加速したな。煽っといてなんなんだがウサギとかスルーしてるし本來の目的忘れてねぇか?
「おーい!狩りは良いのか!?」
「「あっ!」」
聲を掛けると二人揃ってすっかり忘れていた様で「アハハ……」と乾いた笑いを浮かべながら歩いて戻ってきた。
「目的を忘れんなよ……」
「いやぁすまんすまん」
まるで反省してない様子でリクルスが謝ってくる、カレットも合わせてペコペコしてるが目が完全に泳いでる。まぁ俺が煽ったのも悪いのでこれ以上深く突っ込むのはやめよう。
「はぁ……レベル上げするぞ、さっきウサギいただろ」
「えっ!?マジで!?」
「本當か!?」
「周りを見ろよ……」
先程ウサギを見かけた辺りまで戻るとそこにはまだ2〜3匹のウサギがぴょんぴょん跳ねていた。
まずは2人がどのぐらい戦えるか確かめて起きたいな。
「2人がどれぐらい戦えるか確認したいんだがいいか?」
亀甲を弓に持ち替えてから2人に話しかける。すると2人は急に顔を顰め、答えづらそうにする。
「どうしたんだ?」
「いやぁ……ねぇ」
「うん……まぁ……」
えっ?なにこの反応。そんなヤバイの!?そう言えば合流した時喧嘩してたな……そんな戦闘が苦手なのか?
「うん、1回2人で戦ってみるから、見ててくれ……」
「ちょっ、そんな酷いのか?」
「まぁ……なんだ、百聞は一見に如かずと言うだろ?見てくれれば分かるから……」
凄い不安になるんだが……さっきまでのウキウキ顔が急にどよ〜んと沈みこんだぞ。
2人はどんより顔のままウサギと戦い始めるーー
「行くぞッ!ってうぎゃっ!?」
「【ファイアボール】!ってあぁっ!?」
カレットがウサギに駆け寄って行ったリクルスの背中に火魔法の【ファイアボール】を炸裂させる、しかも狙ってる訳ではないらしい。
「くッ!【ファイアボール】!」
「仕方ない回り込むか……ってうわぁ!」
「なんで!?」
かと思ったら今度はカレットが放った【ファイアボール】にリクルスが突っ込んでいく始末。《EBO》はFF無いから良いけどあるゲームだったら……
その後も似たようなFF(ダメージ無し)を繰り返しながら何とかウサギを倒したリクルスとカレットが暗い顔で戻ってきた。
「うん……まぁ……その……ドンマイ」
「微妙なめが辛い……」
2人の連攜が相當酷いのは分かった、し見てて分かったが2人の戦闘はもはや連攜じゃない。二つの1対1が起こってる場所が固まってると言ったじだ。いや敵は1だけだから1対1対1かな?
「だいたい分かったけど、2人ってそんなに連攜苦手なのか?」
「うーん、そうらしいな」
「そもそもが私とリクルスは他のゲームだと滅多に共闘する事が無いから……」
そうなのか。てっきりいつも2人でやってるのかと思ってたわ。
「で、2人で連攜出來ないならトーカに指示して貰えばいいんじゃね?と言う事だ」
「ほら、トーカ得意そうだろ?そういうの」
「いや、やった事ねぇよ」
そんな指揮みたいなことを期待されてと困るぞ。そもそも一介の高校生が指揮の経験なんてある訳ないだろ。
「いやいや、そんな難しく考えなくてもいいぞ」
「そうそう、いつもみたいにしてくれればいいだけだぞ」
「いや、いつも指示なんか出してないだろ」
いつも指示出してる高校生なんて居ないだろうよ……
「まぁ半分は冗談として……トーカは得意そうだろ?そういうの」
「まぁは試しだ。やってみてくれ!」
「はぁ、過度な期待はするなよ?」
なんだかんだで指揮を擔うことになったぞ。やった事なんか無いが、任されたのだから全力で取り組むとするか。
「とりあえずさっき見た限りで気付いたじだと、2人とも個人で戦ってるイメージだった」
「どういう事だ?」
「なんというか……1対1が二つ重なってる、みたいなじかな?とりあえず2対1じゃなかったんだよな」
「なるほど分からん!」
清々しい笑顔でカレットが言い切った。隣ではリクルスも頭に『?』を浮かべている。早速不安になってきたぞ……
「そもそもウサギは小さいからな、複數人で狙うもんじゃ無いんだろう。多分1人で戦うのを前提としてるんだと思う」
「ほへー」
「そうなのか。確かに小さいなとは思っていたが……」
「逆にイノシシとかは複數人を想定してるんじゃないかな」
ウサギに比べイノシシは大きくなっているので複數人でも戦いやすいだろう。ウサギは現実そのままなのに対しイノシシは大きさが腰位の高さまである。
「なので連攜云々も大事だがまずはウサギで戦闘の練習をしよう、見たじでは2人とも連攜が苦手なだけで戦闘自はそこまででも無さそうだったしな」
「了解!」
「分かったぞ!」
俺がそう言うと2人は早速ウサギ目掛けて駆け出す。カレットは【ファイアボール】をウサギ目掛けて放ち、リクルスは軽戦士の素早さを活かしウサギに急接近。そのまま手に持った短剣で切りつけようと構えながら突っ込み、結果、事前にカレットが放った【ファイアボール】が命中するーーリクルスに。
ドゴォン!
「うぎゃっ!?」
「あぁっ!?」
「マジかお前らッ!?」
何でだ……何でだよ……別々の敵を狙おうって言ったじゃないか……何で同じ敵に突貫するんだよ。
「なぁ、本気でやってんのか?それ」
「い、いやっ!違うんだ!」
「そ、そうだ!これはその、あの……」
俺が呆れ半分諦め半分で問うと、帰ってきたリクルスと気まずそうに目をそらしているカレットの2人は必死で言い訳を始めた。なんかもうここまで來るといっそ神まで……じねぇよ。じるとしてもそれは邪神(じゃしんぴせい)だよ。
……邪神ってなんだよ。自分で言っといて意味不明だぞ。
「分かった。もう分かったから」
「ちょっ!頼む!ワンチャン!もうワンチャンくれ!」
「お願いだ!もう一度だけチャンスを!」
言い訳を延々と続ける2人を宥めようとすると見限られると思ったのか更に焦りだす。いや、流石に見限ったりはしないぞ?そもそもそんなこと出來る立場じゃないし。
「大丈夫だから落ち著け2人とも」
「ホントか?」
「大丈夫だから安心しろって」
言うと2人はホッとしたようで「ふぅ〜〜」と息を吐く。さっきも言ったが別にこの2人は戦えない訳ではなく、戦闘になると周りに気が回らなくなるだけの様だ。なら逐一指示していけば大丈夫だろう。2人もそれが分かってたらか指示してくれと言ってきたのだろう。
「確かにこれは指示出した方が良さそうだな。とは言っても過剰に期待しすぎるなよ」
「よしっ!これで勝つる!」
「これはもう勝ったな!」
「過剰に期待するなって言ってんだろ……」
軽くボヤきつつ2人に指示を出す。
「まずリクルス。お前はさっきのウサギと。カレットはあっちにいるヤツと戦ってくれ、大丈夫だとは思うが一応確認しておきたい」
「おうっ!俺はアイツだな」
「それで私があっちのだな」
リクルスとカレットはそれぞれ別のウサギを指さす。良かったこれでもダメだったら流石にどうしようもなかったぞ。
「あぁその通りだ。今回は自由に戦ってくれて構わないぞ」
「よっしゃ!リベンジだ!」
「焼き盡くすぞー!」
リクルスは先程と同じようにウサギに向かって駆け出す。すると當然ウサギも向かって來るわけで…
「そっおぉい!」
リクルスは急接近してくる角を最小限のきで避け、目の前を通過するウサギの首元に短剣を突き刺す。ウサギが『ぴぎゅ!』と鳴きながら地面に落ちる。しかし、ウサギのが地面にれる事はなかった。地面に落ちる寸前でリクルスが蹴り上げたのだ。
「おっらぁ!」
そしてのアーツを使ったのだろう。見事な蹴りがウサギの腹部に叩き込まれれ、そしてそのまま空中でそのをに変えた。
「どうだっ!俺もやれば出來るんだぞ!」
「はいはい、すごい凄い」
「すっごく適當!?」
だが実際リクルスのきはしっかりとしていた。突進してくるウサギを避けるまでは普通だが、そこからの攻撃への派生のさせ方が上手(うま)かった。PS(プレイヤースキル)では既に俺より上だろう。とは言っても俺もさほど凄いわけでも無いが…
一方のカレットはと言うと……
「【ファイアボール】、【ウィンドボール】、【ファイアボール】、【ウィンドボール】」
普段の騒々しさからは想像出來ないような冷靜さでCT(クールタイム)の短い二種類の魔法を連打している。
余談だが『火』の魔道士と言っても火魔法しか使えない訳では無い。メインが火魔法でも他の魔法は使う事が出來るが、屬相的に苦手な屬の魔法はびが遅くなるようだ。
逆に得意な屬の魔法は普通に長していく、そして火魔法と相がいいのが風魔法なのだ、そして相云々はメインによって変わっていく。
例えばメインが火魔法だと水魔法とは相が悪いがメインが水魔法だと別に火魔法と相が悪いという訳ではなく普通に長する……らしい。
『ぴっ!きゅっ!きゅあっ!』
次々と飛んでくる【ファイアボール】と【ウィンドボール】のせいでまるで遊んでるかのようにウサギはぴょんぴょんと跳ね回っている。
ぴょんぴょん跳ねているウサギもこの死の遊びの犯人が分かるらしくぴょんぴょんしながらカレットに近づいていく。
半分ほど距離を詰めた所で一旦弾幕が止む。その隙を見計らってウサギが自慢の角で突進してくる。
その瞬間、カレットがニヤッと効果音が付きそうな笑みを浮かべた。無に嫌な予がするが……大丈夫か?ウサギが。
「かかったな!【ファイアボール】!【ウィンドボール】!」
突進してくるウサギは真っ直ぐにしか突撃してこない。「ならばそのコースに魔法を撃てばいいじゃない!」と幻聴が聞こえてくる様だ。あっ、カレット実際に言ってるわ。
カレットが放った二つの魔弾はどちらも綺麗にウサギに衝突した。【ファイアボール】によって炎に包まれたウサギが【ウィンドボール】で吹き飛ばされ、まるで火の玉の様。
あれ?炎の勢い強くないか?そもそも最初から使える【ファイアボール】でモンスターが炎上するもんか?
そんな事を考えていたがカレットが戦闘中とは打って変わって騒がしく「どうだった!?どうだった!?」と聞いてくるので思考を中斷し「凄かったから落ち著け」と返す。
「個々でなら強いな。お前ら」
「だろっ?やれば出來るんだ!」
「そうだそうだ!」
「なら連攜は?」
「「無理っ!」」
もうダメだコイツら……普通のmob戦では大丈夫だろうけどボス戦とかになると危険そうだな。もうそうなったら逐一後ろから指示飛ばすしかないだろうな。
「そういや2人ともサブにもジョブ取ってたよな?そっちも練習するか?」
「うーん私は軽戦士は籠手を使いたいからな……ウサギ相手だと戦いにくそうだ……」
「俺は重戦士はホントにサブだからな……前線でんな武を使える様にしたかっただけでメインは軽戦士で行きたいな」
となると……今はメインでレベル上げだな。同じ相手を狙わなければいいだけだから楽そうだ。
その後は夕方まで延々とウサギ時々イノシシ狩り、をしていたおで2人のレベルも順調に上昇し、2人ともレベルが8になった。特にパーティーなどは組んでいないし俺は攻撃はせずたまにバフを飛ばす位だったので経験値は全くっていないが……これがすっぽかした罰、と言うことで納得しよう。
思いの外妖ちゃんが気にって貰えたようで良かったです。
今後その場のノリで々なスキル(複合スキル含む)や稱號、武防アイテムを増やしていくと思うので何かアイディアがあればお願いします!
おかしい所や誤字字、誤用などがあったら是非ご指摘お願いします
ブクマしてくれた方や読んでくれてる方本當にありがとうございます!
今後も當作品をよろしくお願いします!
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8 98【書籍化】雑草聖女の逃亡~出自を馬鹿にされ殺されかけたので隣國に亡命します~【コミカライズ】
★2022.7.19 書籍化・コミカライズが決まりました★ 【短めのあらすじ】平民の孤児出身という事で能力は高いが馬鹿にされてきた聖女が、討伐遠征の最中により強い能力を持つ貴族出身の聖女に疎まれて殺されかけ、討伐に參加していた傭兵の青年(実は隣國の魔術師)に助けられて夫婦を偽裝して亡命するお話。 【長めのあらすじ】高い治癒能力から第二王子の有力な妃候補と目されているマイアは平民の孤児という出自から陰口を叩かれてきた。また、貴族のマナーや言葉遣いがなかなか身につかないマイアに対する第二王子の視線は冷たい。そんな彼女の狀況は、毎年恒例の魔蟲の遠征討伐に參加中に、より強い治癒能力を持つ大貴族出身の聖女ティアラが現れたことで一変する。第二王子に戀するティアラに疎まれ、彼女の信奉者によって殺されかけたマイアは討伐に參加していた傭兵の青年(実は隣國出身の魔術師で諜報員)に助けられ、彼の祖國である隣國への亡命を決意する。平民出身雑草聖女と身體強化魔術の使い手で物理で戦う魔術師の青年が夫婦と偽り旅をする中でゆっくりと距離を詰めていくお話。舞臺は魔力の源たる月から放たれる魔素により、巨大な蟲が跋扈する中世的な異世界です。
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