《【書籍版発売中!】ヒャッハーな馴染達と始めるVRMMO》第30話 荒ぶる神

トーカハッチャケ回になります、そして今後數話続くと思われます

やり過ぎたはあるけどイベントの熱にあてられてしまってはしょうがないでしょう(言い訳)

ヒャッハー(リクルス)が汚(モンスター)を消毒(躙)し、ヒャッハー(カレット)も汚(モンスター)を消毒(焼卻)している頃。

そのヒャッハー2人をいつも抑えていた彼が、2人のヒャッハーから解放され、日頃のストレスを発散するように荒れ狂(ヒャッハー)っていた。

◇◇◇◇

「シャ!オラッ!オラァ!オラァッ!」

『グルァァッ!』

『ブルモッ!』

『ギュビュッ!』

『グガァァッ!』

亀甲で毆り付けた《スタンピード・ウルフ》がと消え、振り抜いた勢いそのままにアッパー気味に打ち付けられた《スタンピード・バイソン》の殘滓が虛空にる。

アッパーで亀甲を振り上げた狀態のトーカに突っ込んで來た《スタンピード・ラビット》は頭上より振り下ろされた兇によって地面の染みと早変わりした。直後、振り下ろした勢のまま『地』で《スタンピード・ベア》の真後ろに回り込んだトーカは、背骨を下から抉るように毆り飛ばし空にの花を咲かせる。

「オラァ!かかって來いよォッ!」

ほんの數秒で4のモンスターをに変えたトーカはそのまま止まること無く戦いにを投じる。

攻めてくる集団そのものを一つの敵と認識しているのか『ジャイアントキリング』がしっかりと発しており、だけど個數は別カウントの様で『躙せし者』も発している、更に言ってしまえば常に戦闘に《スタンピード・ラビット》がってくる為、『ウサギの天敵』もバッチリ発する。

諸々の事により今のトーカはステータス的には過去最高の狀態になっており、周囲の空気にあてられたのか、はっちゃけられるチャンスだからなのか、テンションも最高にハイってやつになっている。

つまり、現在のトーカは々な意味で大変な狀態になっているのだ、それも過去最高レベルで。

そして今この空間にこの狀態のトーカを止められるクラスのモンスターは存在しておらず、ただ彼に躙されるのをれるしか無かったのだ。

「『逃げてんじゃねぇぇぇぇぇぇぇッ!』」

今のトーカに恐怖をじたのか逃げ出そうとするモンスター達に『咆哮』で無理矢理直させる。

《『咆哮』のレベルが上昇しました》

《『咆哮』が『挑発』か『威圧』に進化可能です》

「あ゛ぁッ!?『威圧』寄越せッ!」

《『咆哮』が『威圧』に進化しました》

「オラァ!【ハイスマッシュ】ッ!」

『グガァァァッ!?』

取得した威圧を早速発させながら背を向けて逃げ出していた《スタンピード・ベア》に【ハイスマッシュ】をぶち込む。

諸々の強化が乗ったトーカの、諸々の強化が乗った一撃に當然、逃げ腰だった《スタンピード・ベア》が耐えられる訳も無く、一瞬でその命を刈り取られ、となった。

「オッ……ラァッ!」

の中を駆け抜け、《スタンピード・ベア》の巨に隠れる様に逃げていた《スタンピード・ウルフ》を背後から毆り付ける。

斷末魔のびをあげる暇もなく消し飛んだ《スタンピード・ウルフ》には目もくれずに新たな標的へと駆け出す。

「チッ、バフが切れたか」

しかしきがしだけ重くなっている事に気付き、バフを掛け直す。【マジックアップ】で魔法の効果を上げてからの【アタックアップ】、【アジリティアップ】【スキルアップ】念のための【ディフェンスアップ】を自に掛ける。

そういやリクルスとカレットに掛けたバフもそろそろ切れる頃か?まぁこれは勝負だしな、『付與魔法』は俺のアドバンテージだ、せいぜい有効活用させて貰うとするかな。

《『付與魔法』のレベルが上昇しました》

《條件を満たしたため、スキル『呪魔法』を取得しました》

《稱號『呪師』を取得しました》

「あっ?呪魔法?」

なんだそれ?聞いたこと無いスキルだな、條件が云々言ってたし特殊なスキルなのは間違い無いだろうが……心當たりとしては今回のスキルレベル上昇で『付與魔法』がLv.5になるってことか?

いずれにせよ今は確認している時間は無い、詳しい確認は後だそれよりも……

「『誰がいて良いって言った?』」

『咆哮』による行不可が解除され、逃げ出そうとするモンスター共に『威圧』を乗せて聲を掛ける。

逃げ出そうとしていたモンスター達はその聲にあてられ、きを直させる。中には逃げ出そうとゆっくりとこうとしているヤツもいるが……

「『おい』」

『ッ!?』

そちらにし強めに『威圧』を放ちそのきを無理矢理やめさせる。

逃げ出そうとはいい度じゃねぇか、その度に免じて真っ先に殺してやるよ。

「オラァッ!【インパクトショット】ッ!」

地』を発して逃げ出そうとした《スタンピード・ベア》に一瞬で詰め寄る。そしてその無防備な背中に【インパクトショット】を打ち込む。

『グガァァァァッ!』

中の骨が砕ける様な音と絶をあげた《スタンピード・ベア》は直後にその散させる。

そしてその景は見せしめには充分だった様で逃げ出そうとするモンスターは居なくなる。心が折れたとも言う。

さて、後はこいつら毆り飛ばすだけだな。

《稱號『恐怖の現者』を取得しました》

《稱號『危険人』を取得しました》

……うっせぇやい

なんかまた厄介そうな稱號を貰ってしまったが……こう言った(名前がヤバイ)タイプの稱號は効果が良いって相場が決まってるしな。

※決まってません

「オラッ!オラッ!オラァ!オラァ!」

けないモンスター達をどんどんに変えていく、しかし見た目の華やかと反してトーカの心は沈んでいく。

これは戦闘じゃ無くて作業だよな……もっと思いっきり戦ってみたいな、あぁ……番人熊戦が懐かしい……

もはやただの作業と化した討伐を行い、段々心が廃れて來たある時、トーカにとっては希、モンスターにとっては更なる絶となるインフォメーションがトーカの視界に現れた。

《『』のレベルが上昇しました》

「ッ!來たっ!」

』Lv.6への到達、これはトーカが待ちに待っていたレベルアップだった。何故Lv.6へと到達をそこまでんでいたのか、それは簡単だ。

トーカはし思い悩んでいた、単攻撃のバリエーションは富だが範囲攻撃がないと。それは理攻撃スキル全般に言える事だが、普通の前衛は一対多なんて言う狀況には陥らないので、ある意味特殊な悩みではあるのだがトーカにとっては結構大きな悩みではあった。

そして!そのみを解決する方法が『』スキルがLv.6になると覚えられる二つのアーツにあった、という訳だ。

「『』のレベルが上がったならこんな事してる場合じゃねぇ!」

トーカは嬉々とした表で付近の行不可のモンスター達を撲殺し盡くし、場所の移を開始する。

◇◇◇◇

「ここら辺でいいかなっと」

辺りを見渡し、満足そうに頷くトーカ。

彼が今いる場所はと言うと、北東の更に奧の方、理攻撃が効きやすい強敵がワラワラといる地點で、距離だけを見るならリクルスとアッシュの躙劇場より奧の方に來ている。

するともちろん大量のモンスターが湧いていて、辺りにはプレイヤーもいない。となるともちろんほぼ全てのモンスターがトーカに狙いを定め、襲い掛かる。

「さぁて、ぶっつけ本番だ!派手に行こうぜぇッ!」

テンションが天元突破し、どこか壊れ始めたトーカが普段は見せないような兇悪な笑みを浮かべ、襲い來る大量のモンスターと相対する。

『グルガァァァァッ!』

真っ先に襲い掛かって來たのは《スタンピード・ベア》だ、その巨に似合わぬ俊敏さでトーカとの距離を一瞬で詰める。

しかし、今回ばかりはその俊敏さが仇となってしまった。

「よぉし、丁度いいな、オラァ!【プッシュメイス】ッ!」

向かってくる《スタンピード・ベア》に『Lv.3』で使用可能になるが、今まで出番が無かったアーツ【プッシュメイス】を発する。

効果は単純でノックバックが大きくなると言うだけだ。それ故に普段はあまり使われる機會が無かった。しかし、今回ばかりは事が違う。

『グガァァッ!?』

掬い上げる様に振るわれた亀甲は【プッシュメイス】のノックバック効果に加え、稱號の『飛ばし屋』の補正も加わり天高く打ち上げられる事となり、そのを空中でに変え始める。

「まだだっ!」

しかしそれでは終わらせない!トーカは瞬時に『地』と『跳躍』による空中転移でそのに変え始めている《スタンピード・ベア》の真上に移する。

「フッ!」

『グオッ!?』

そして《スタンピード・ベア》を足場にもう1度『跳躍』を発する。

トーカは二段ジャンプにより更に高く飛び上がり、《スタンピード・ベア》は死してなお踏み臺にされた事に驚きの聲を上げながら空に溶け消える。

《『空歩(くうほ)』を習得しました》

なんか知らんが新しいスキルを手したらしい、しかし今の俺にはそんな事に気を使う余裕は無い。ぱっと見地上10m程にいる様だ、これは期待出來るぞ。

(は)ぜろ有象無象(うぞうむぞう)共ッ!【グラビトンウェーブ】ッ!」

ズガァァァンッ!

落下の全衝撃を亀甲に乗せ、思いっ切り地面に叩き付ける。

その衝撃で地面には大きなクレーターが出現し、著地音は音となって周囲を駆け巡る。

更には落下ダメージで俺のHPが半分近く持っていかれるがそこは【ヒール】で即カバー。『回復魔法』って素晴らしい。

もちろん無意味にこんな事をする訳が無い。

Lv.6』で使用可能になるアーツその1【グラビトンウェーブ】。

このアーツは地面を叩き付け、その衝撃で周囲を攻撃する理攻撃系スキルでも數ない範囲攻撃なのだ。しかも、叩き付ける時の威力や衝撃が強ければ強い程周囲へのダメージや効果範囲が大きくなると言う効果も備えている。

さて、ここで問題です。

どこぞの神が諸々の強化を乗せた狀態で地上10mの高さからの落下の衝撃を乗せて【グラビトンウェーブ】を放ちました。

以下の問に答えなさい

(1)この場合、地上はどうなりますか?(5點)

(2)そもそも地上10mから落下する神って何ですか?(95點)

今回は最後に問題が付いています

暇な方は是非やってみてください

そして(2)は作者のガチな問でもあります

今後その場のノリで々なスキル(複合スキル含む)や稱號、武アイテムを増やしていくと思うので何かアイディアがあればお願いします!

おかしい所や誤字字、誤用などがあったら是非ご指摘お願いします

ブクマしてくれた方や読んでくれてる方本當にありがとうございます!

今後も當作品をよろしくお願いします!

    人が読んでいる<【書籍版発売中!】ヒャッハーな幼馴染達と始めるVRMMO>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください