さて、我が家へと帰ってきました。晴香はまだ帰ってないか。まぁ通學所要時間が違い過ぎるし、特に用事があるわけでもないからいいか。母さんからの連絡は晴香にも行ってるだろうし。

ともかく々やる事を済ませてからゲームの続きをしよう。本日の目標は進化まで行くことだ！　って事で早速VRゲーム機を被って、Monsters Evolve Onlineの起してログインしよう。

さてお馴染みとなったログイン畫面へと視界が切り替わる。目の前にはいったんがいた。部分には『平常運転。トラブル無し！』と書いてある。相変わらずこの演出はよく分からない。

「お、今日もログインしてくれたんですなー？」

「ま、初めはコケでどうなるかと思ったけど案外楽しいしな！」

「それはなにより〜。そうそう、ちょっと問い合わせの多かった件があって、希者には報公開OKな報が出てるけど聞く？」

へぇ？　多くの問い合わせにはそんな対応もするんだな。まぁ回答できる容によるんだろうけど。ここは聞くの一択だろう。

「おう、聞いとくよ」

「わかったよ〜。結構取得者増えて広まって來てるリスポーンの任意設定スキルあるじゃない？　あれをプレイヤーに使えるのはバグかって問い合わせが多くてね」

あ、あのアルにヨッシさんの巣が作れた件か。確かに、アルとヨッシさんに関連項目が表示されてたから仕様だと気付いたけど、気付かずに運営に問い合わせた人がそれなりにいた訳だ。

「まずそれに対する回答は、あれは仕様です。だね〜。んで次が本題ね〜」

「まだなんかあるの？」

「うん、あるよ〜。あのスキルを使われたプレイヤーがログアウトされた場合はどうなるんだ？って問い合わせだね」

「……あ、そういやどうなるんだ？」

「あらら、気付いてなかったんだね〜。えっとね、リスポーン設定スキルを使われたプレイヤーのキャラはログアウトしてもその場に殘り、ログアウト中は破壊不能オブジェクトになるってのが仕様だよ〜」

「あ、そうなるんだ」

つまり、中のない破壊不能オブジェクトとしてリスポーン位置として固定されると言う訳か。ログアウトして消えてたのでは問題あるもんな。

「とりあえずお知らせはそれだけだよ〜」

「そうか。んじゃログインして行くよ」

「は〜い、行ってらっしゃいー！」

いったんに見送られ、ゲーム世界へと移していく。なんだかんだでログイン場面のいったんには々と役割があるようだ。運営からのお知らせや配布アイテムのけ渡しに特殊アイテムの使用とか。味気ない文字ベースのページよりはあの方が見落としにくいのかもしれないな。

◇　◇　◇

ゲーム世界へと移した直後、鬱蒼と茂る幻想的な森の中とはいえそれなりに明るさがあった。

「うわ！？　眩しっ！？」

本來ならそれほど眩しくないはずだけど、強烈な眩しさをじる。あ、そうか。『夜目』が発したままのせいか！？　さっさと解除しよう！

＜『夜目』の発を解除したため、行値上限が元に戻ります＞　行値　19/20

よし、これで眩しくなくなった。行値もぎりぎり20あるから『巖の作』も使えなくはない。使ったら回復するまで行不能だけど……。當分まともに使えそうにないな。

そういや今は誰かログインしてるかな？　フレンド一覧からログイン狀況を見てみよう。えーと、ほとんどまだログインしてないか。いたのはベスタ1人だった。

そしてアルはログアウト中だけど、いつもの姿で植わっている。カーソルは灰だけど『破壊不能オブジェクト』としか表記されないな。これがお知らせで言ってた容だな。

「さーて、とりあえず減ってる水の補充でもしてくるか」

昨日は結構水を使ったので、補充しておかないと攻撃手段がなくなってしまう。って事でちょっと川まで行ってこよう。ついでに毎日もらえる分のポイントも取っておこう。

って事で川に到著。移には『一発蕓・り』じゃなくて普通に『群化』と『群移』を使って融合進化ポイント3を忘れずに取っておく。さてと、ちょっと川でまた試したい事もあるんだよね。

＜行値を1消費して『群化Lv1』を発します＞ 行値　19/20

＜行値を1消費して『群移Lv1』を発します＞ 行値　18/20

とりあえず水の中に突っ込む。折角だし、魚に核を食われてポイントも取っておこう。って事で退避用の群化したコケを用意したまま川の水に浸かる。やっぱり魚は寄ってくる。

＜行値を1消費して『水分吸収Lv1』を発します＞ 行値　17/20

＜吸収した水分はインベントリに収納されます。小川の水１個獲得＞

＜一般生、川魚に捕食されました。群數が3減しました＞　群數　538/1500

＜生存進化ポイントを1獲得しました＞

今回はこの生存進化ポイントも狙ってるから魚が普通にいるのが見えたところに飛び込んだけど容赦なく食ってくるな。ちょっと水の確保させてくれないかな？　早いぞ、食うのが！

＜行値を1消費して『水分吸収Lv1』を発します＞ 行値　16/20

＜吸収した水分はインベントリに収納されます。小川の水１個獲得＞

＜一般生、川魚に捕食されました。群數が3減しました＞　群數　535/1500

＜生存進化ポイントを1獲得しました＞

おい、だから食うの早いって！？　魚が沢山いる場所だと水の確保ってやりにくいのかよ！？　あーこれは別々にやった方が良い気がする。

＜行値を1消費して『水分吸収Lv1』を発します＞ 行値　15/20

＜吸収した水分はインベントリに収納されます。小川の水１個獲得＞

＜一般生、川魚に捕食されました。群數が3減しました＞　群數　532/1500

＜所屬ボーナスにより上限回數が一回追加されます。生存進化ポイントを1獲得しました＞

はい、これで捕食されてのポイント上限は達っと。あー効率悪いから一旦切り上げよう。核を食われてもポイント貰えるからそれでいこう。お、あの魚が狙い目だな。

＜行値を1消費して『群移Lv1』を発します＞ 行値　14/20

＜一般生、川魚に捕食されました。群數が3減しました＞　群數　529/1500

＜群の核が捕食されたため、核を他の群へと強制移します＞

＜生存進化ポイントを3獲得しました＞

わざと核を魚が食おうとしているコケに移して食われてみた。思った通りに功したな。これで生存進化ポイント6を手にれた。よし、後はとりあえず水の確保だ。魚のない箇所でやろうっと。

って事で水の確保も上限の20個まで完了！　さてと、毎日手のポイントは手にれたから実験と行こう！

＜行値を1消費して『群化Lv1』を発します＞ 行値　13/20

＜行値を1消費して『群移Lv1』を発します＞ 行値　12/20

水の中が見えるように木の幹にあるコケに移。もうちょい上の方が見やすいかな？

＜行値を1消費して『増Lv1』を発します＞ 行値　11/20

＜行値を1消費して『群移Lv1』を発します＞ 行値　10/20

増を発して川の上にかかっている枝の先方までコケを増やしてそっちに移っと。おー、川の水質が良いからか、川の中もよく見える。ゲームとはいえかな自然の中の渓流とはなかなか良いものだね。うん、ちゃんと魚の位置も分かるから、ここなら問題ないな。下準備完了っと。

＜行値を4消費して『水の作Lv4』を発します＞ 行値　6/20

さぁ、果たして川の水は作出來るのか！？　……あれ？　支配の選択畫面に川の水で選択出來る場所と出來ない場所があるな。……何が違うんだろうか？

あ、わかった！　結構流れがある場所は支配出來なくて、流れが緩やかな場所や殆どない場所は支配出來るのか。ちょっと條件有りだけど、川が見える範囲なら水の心配はいらないって訳だな。インベントリの中の水を使わなくて良いのはありがたいね。

さてと、俺をバクバクと食ってくれた魚さん達よ。次は君らが獲になる番だからな？　川底拡げるように支配下にある川の水を作していく。気付かれないように、慎重に魚の下へと移させていく。うーむ、流れがあるところには作が難しいな。あ、気付いて逃げやがった！？　妙な水のきには反応するのか。

思ったように川の中では水の作が上手く行かずに悪戦苦闘する。あ、時間切れ……。あー支配してた水が流されて……あ、そうか。下手に流れに逆らうから駄目なのか。

＜行値を4消費して『水の作Lv4』を発します＞ 行値　2/20

なんとなくコツを摑んだ気がするので再チャレンジ！　流れの緩やかなところの川の水を作して、上流から流れに逆らわないように、流れに乗って水を作する。よし、魚のきに変化なし。今だ！

川底から水が吹き上がるように水を作する。もちろん魚を巻き込む形で、逃げ切れないように現狀での最速で、魚を川に戻さないように斜めに角度をつけてだ！

よっしゃ！　魚が打ち上がった！　ふふふ、陸に上げられた魚なんぞ後は放置するだけで弱って死ぬだろう。食ったからには殺られる覚悟は出來てるだろうな？

＜増強進化ポイントを1獲得しました＞

お、陸に上がった川魚が暴れているのを見てたらポイントゲット。そういや弱らせるのでも1ポイント貰えたんだよな。よし、この調子で次々行くぜ！　おら、魚の獲じゃー！

＜増強進化ポイントを3獲得しました＞

＜川魚を1個獲得しました＞

＜増強進化ポイントを2獲得しました＞

初めに打ち上げた魚が息絶えたようで経験値と共にアイテムとして手にった。敵撃破のポイントは２回までだったっけ。うーむ、ポイントの取得條件は忘れそうになるな。あと數匹くらいは息絶えてるけど、アイテムとして手にるのは確率か。川魚を仕留めても絶対に手にる訳でもないと。まぁこの辺はゲーム的仕様だな。

ふふふ、この安全圏からの一方的な仕留め方、経験値はそれほど多くはなさそうだけどいいねぇ！

オフライン版ではどんな一般生も全滅させるとリポップに時間がかなりかかるけど、全滅させなきゃ割とすぐ回復するんだよな。ましてや今はオンライン版だ。全滅さえさせなきゃ復活なしという事はないだろう。って事で、『一発蕓・り』に『水の作』を登録して、魚の獲だー！

『一発蕓・り』

登録容：『水の作Lv4』・『水の作Lv4』・『水の作Lv4』・『水の作Lv4』・『水の作Lv4』