《Monsters Evolve Online 〜生存の鍵は進化にあり〜》第82話 度の濃い1日の終わり
ヒノノコリベンジに向けての特訓に始まり、ヒノノコに勝利した。そして新たな群集クエストも始まって氷狼を誰が倒すかで競い合い、そして地図作の群集クエストもクリア。今日一日の度は濃かったな! 楽しかったけどね。
んなプレイヤーとも會えたのも良かったな。アルが明日は仕事の都合でログイン出來ないって言ってたし、いつも同じメンバーが揃うとは限らない。群集拠點も出來た訳だし、他のプレイヤーと遊ぶ事もあるかもしれないしね。
ともかく々あったけど、そろそろ11時だ。単純に疲れたのもあるけど、そろそろログアウトして寢よう。的な疲労はなくても神的な疲労はあるからな。ちゃんと疲れも取らないと。
「今日はそろそろ終了にするよ」
「あ、もうこんな時間だったんだ」
「今日は々あったもんね! 流石にちょっと疲れたよ!」
「ヒノノコへのリベンジだけの予定だったのにね。そりゃ疲れるよ」
「……もうしワイワイ騒いでいたいが、流石に明日の仕事に差し障るか……。しゃーない、今日はもう寢るか」
どうやらみんなもお疲れのご様子だ。特に俺がログアウトした後もいつもは続けてプレイしているアルも今日はログアウトするらしい。まぁなんか仕事関係で明日なんかあるみたいだし、流石に今日のは疲れたんだろうな。
「あ、そういえばアルの変異進化はどうするのかな?」
「悪いサヤ。それはまた今度って事にさせてくれ。どっちみち明日はログイン出來ないんだよ」
「そっか。それじゃ仕方ないかな……」
ししょんぼりとしているサヤだけど、流石に無理は言えないのは分かっているみたいだ。リアルを蔑ろにしてゲームを優先しろとは言えないしね。そういう日もあるさ。俺らみたいな學生じゃなくて社會人らしきアルなら尚更だろう。
し前に中間テストがあったばかりの學生のとしても、テスト期間にれば流石にゲームはしてられないしな。うん、ゲームのサービス開始がテスト終了後で良かったよ。サービス開始前はなんでゴールデンウィーク前にサービス開始じゃないんだとか思ったけど、結果としてはこれで良かったかもしれない。7月の期末試験まではテストも無いし。
「アル、明後日はログイン出來そうか?」
「明後日は、多分出來ると思うぞ。まぁ明日は俺の事は特に気にせず好きにやっててくれ」
「よし、なら明後日にアルの変異進化な!」
「おう。それなら問題ないぜ」
「お、決まりだね! 良かったね、サヤ!」
「うんうん、これでサヤの寂しがりの解消にもなるね」
「もう! ヨッシってば!」
まぁ明らかに見て分かるほどにサヤはしょんぼりしてたし。憂げなクマというのも中々珍妙な景だよな。プレイヤーが作しているからこそ起こる自然ではあり得ない景というか……。うん、やっぱりサファリ系プレイヤーの気持ちがオンライン版になってから良く分かる。
とりあえず明日はどうするかは明日考えるとして、明後日の待ち合わせだけは決めとくか。リアルの連絡先は知らないしな。
「んじゃ明後日に集合って事で、時間は8時くらい?」
「あー、一応9時にしといてもらえるか? 多分大丈夫だとは思うが、念の為な」
「なら9時に……って場所はどうする?」
群集拠點種が出來て、アルの移が可能となった今はあの崖下にこだわる必要はどこにもない。帰還の実を使えば、群集拠點種の場所に行けるからな。でもそんなに長い時間とは言えないけど、それなりに著もあったりもする。
「はい! いつもの崖の所で良いんじゃないかな!」
「そうだね。あそこなら群集拠點種から極端に遠い訳でもないし、移速度自が上がってる今ならすぐに行き來が出來る範囲だし、良いと思う」
「私も賛かな。何だかんだで、あそこで練度上げしてた時間があるから著出ちゃったよ」
「俺も地味に著が……ん? ヨッシさん、今何て?」
「え? 群集拠點種からはそう遠くはないでしょ?」
「いやそっちじゃなくて……」
「移速度が上がってるって……あれ? もしかしてケイさん、移速度上がってないの?」
「え? でもケイさんって移する時って普通に著いて來てたよね? あれ? なんで?」
「もしかして、ケイ。一発蕓・りの使い過ぎかな? あれって練度貯まらないんだよね?」
「……あー」
……しまった。これはもしかしたら一発蕓・りの使い過ぎで群系のスキルの練度が溜まってない弊害か!? あれ、ぱっと見だと一発蕓・りか、普通に群化での移かは見分け付かないからな。
まさか、系の種族は進化したらそのまま移速度が上がってたとは……。あ、だから予想以上に氷狼の場所への移が速かったんだ。あれは自己強化のおかと思ってたけど元々の地力の速度が上がってるってのもあったのか。そういや、他のプレイヤーも結構速かったような……。
明らかに練度稼ぎになる分の移距離を一発蕓・りで無駄にしてるね……。よし、明日やる事の1つは決定。
「まぁケイは別行が多かったりしたもんな」
「そういや私達が移速度の変化を確認してた時ってケイさん、アーサーをボコってた時じゃない?」
「そういやそうだったね! そっか、アーサー君をボコってた時だね!」
「あの時じゃ私達の會話聞こえてなくても仕方ないかな……」
「そりゃ知らない訳だよ……」
全く覚えがないと思ったら、よりによってそのタイミング……。そんなに時間かかってなかったと思うけど、移速度がで上がってるってだけならそう長くなる話でもないか……。あの時はみんなは水月さんと一緒だった筈だし、すぐに確認も取れるもんな。
「……なんだ? なんの話をしてるのかと思えば、アーサーをボコっただのなんだのと?」
「あ、ベスタ戻ってきたのか。その辺は名譽に関わる事なので詳細は……」
「大方、掲示板で騒ぎになってたイノシシ絡みってとこか。まぁいい、詳細は聞かないでおく」
あ、大の事はお見通しって事か。そりゃ詳細は分からなくても流がある相手ならある程度の想像はつくよな……。
「まぁなんにせよお疲れ様だな。俺は基本的にはソロでやってくが、PTを組む必要がある時はお前らに頼んでもいいか?」
「時間の都合さえ合えばいいぞ。強い助っ人は大歓迎だ!」
「そうだね! ベスタさんとは報換も有意義になりそうだしね!」
「ハーレさんの言う通りだな。ベスタ、報面でも今後とも頼む」
「アルマース、そりゃこっちの臺詞だ。さっきの移といい、突拍子もないことを考える奴もいるようだしな」
「まぁな。おかげで退屈はしないぜ」
々言われてる気がするけども、否定できる気もしないので諦めよう……。それにしてもベスタが必要な時にはPTを組みたいと言ってくるとはね。それだけ認められたって事だな。確実にベスタの実力は頭一つどころかそれ以上に飛び抜けているからな。多分、PTを組みたくないんじゃなくて、そこらのPTだと場合によっては邪魔にしかならないのかもしれないな。
そうやって話しているに氷狼の殘滓がリポップして、順番待ちしていたPTが戦闘を開始していく。順番待ちのギャラリーも大勢が揃っている。時間に余裕のある人はこれから見學しながら、更に盛り上がって行くのだろう。連戦続きで疲れた上に、いつものログアウト時間が來てなければ見學していきたいとこだけど、流石に眠くなってきた。そろそろ今日は限界だな。締めに移ろう。
「今日は々あったけどみんなお疲れ! 明後日の9時にいつものとこに集合な!」
「「「「お疲れー!」」」」
「そういやお前らは連戦だったな。お疲れ」
「って事で、今日はもうログアウトしてもう寢る!」
ベスタはまだまだ余裕そうだが、俺達はみんな同だったのか挨拶を殘してログアウトしていく。さてと風呂にってさっさと寢てしまおう。
◇ ◇ ◇
そしてログイン場面へとやってくる。いつものようにいったんが待ち構えていて、部分には『群集クエスト、クリアおめでとう!』と書いてある。クエストクリアすればこういう表記も出てくるんだな。
「お疲れ様〜。今日はまぁ々とやってたみたいだね〜」
「まぁな。楽しかったけど、結構疲れたよ……」
「んー、一気に同じ人が同じ日に攻略するのはちょっと想定外だったからね〜」
「あ、そうなの?」
「うん、そうなの。まぁ盛り上がったみたいだし、問題行でもないから別に良いけどね〜」
流石に同じ日に3のボス討伐は想定外だったらしい。まぁ『進化の軌跡』系統の報酬から考えたら、纏屬進化を使ったり、ボスの魔法対策などに時間をかけてスキルを取得してから挑むのが正攻法か? まぁ最強から挑んじゃったしな。しかも多分、討伐に必要な分以上の強化してしまった気もする。
いや、まぁ絶対に負けたくなかったから気合りまくってたしね。
「まぁとにかく新エリアへの移條件達おめでとうって言っておくよ〜! 新エリアにも々あるから次にログインしたら々と楽しんでいってね〜!」
「おう、分かった。あ、そういや連絡事項とかは?」
「特にないかな〜? ちょっと要が多くて検討中のものはあるけど、まだ告知段階じゃないからね」
「そっか、ならいいや。んじゃお疲れ」
「はい、お疲れ様でした〜! またログインしてね〜!」
さてとこれで完全にログアウトで、現実世界に戻ってきた。このまますぐ寢てしまいたい気分だけど、風呂だけはってこよう。あー眠い……。明日寢坊しないように気をつけないとな。
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