《【書籍二巻6月10日発売‼】お前のような初心者がいるか! 不遇職『召喚師』なのにラスボスと言われているそうです【Web版】》第37話 第三層突破
ドナルド・スマイル。
基本ソロで活する彼の職業は、実は魔法使いである。だが杖を捨て、魔法系スキルは全て自分を強化する補助呪文。ステータスポイントも筋力値中心に振った、異端の弾系ファイターである。
今回はコンの召喚獣による強化もけ、大幅な火力を得たドナルド。まるで陸上部員のような綺麗なフォームでクリスタルレオ目掛けて走って行く。
「うちも援護したろ。バックアップチア、ドナルドを追いかけてや」
「はい!」
コンの命令をけたバックアップチアは飛翔し、ドナルドを追いかける。そのバックアップチアに、コンはスキルを使用する。
「【サクリファイスエスケープ】を発と……これでなんとかなるやろ」
召喚師専用スキル【サクリファイスエスケープ】は、自分の召喚獣に【ターゲット集中】狀態を付與し、敵の攻撃を引き付ける囮にするスキルである。
「ゼッカちゃんレンマちゃ~ん、助けに來たわよ~☆」
そこはかとなく筋が膨れ上がったような気がするドナルド・スマイルがダッシュで近づいてきて、驚くゼッカとレンマ。だが、二人も時間稼ぎをするには限界だった。なので、メインアタッカーの登場にをなで下ろす。
「がるるがあああああ」
敵のスキル【絶対零度】が発するが、バックアップチアがドナルドの代わりとなって、氷漬けになる。
「フンヌ☆」
そしてドナルドは、自分と敵の間に割ってった最後の浮遊クリスタルを一撃で砕する。
「がるるがあああああ」
距離を詰めるドナルドに対し、クリスタルレオは攻撃スキル【ダイヤモンドダストバースト】を発。細氷の螺旋がドナルドに襲いかかる。
「アラ……ちょっと不味いかしら!?」
攻撃の速さに回避は不可能と悟るドナルド。
「……大丈夫……【ルミナスエターナル】!!」
レンマの最強防スキルが発。これによりドナルドはあらゆるダメージと狀態異常から守られる。
「あらもう最高よ……それじゃあ、トドメと行こうかしら☆」
クリスタルレオを守る浮遊クリスタルは全て消えた。後は敵の背に飛び乗って、相手が死ぬまで毆り続けるだけだった。
だが。
「がるるがあああああ」
クリスタルレオの周囲に、冷気が集まっていき、氷の結晶が生まれる。そしてそれは徐々に形を変えていき……。
「ちょっとちょっとなんなのよー聞いてないわよ~!?」
敵の周りには、氷で出來た魔が出現した。その魔はクリスタルレオそっくりで、大きさは半分程度。しかしその數は3。
「……まだスキルがあったんだ」
「これは不味いですね……」
氷で出來たクリスタルレオ達は、ゼッカ、レンマ、ドナルドに襲いかかる。
「んん~ワタシは攻撃をける訳にはいかないのよねぇ~」
氷の分の攻撃を躱しながら、ドナルドは呟いた。超攻撃的スキル【闘魂・零】のデメリットによって、ドナルドは今、1ポイントでもダメージを貰ったら即死という狀態になっている。
無論、今のドナルドの狀態ならば目の前の氷のクリスタルレオくらいいつでも倒すことが出來る。 だがそれをさせないのは、パーティの為。もし萬が一、反撃をけたら? 自分のミスがパーティメンバー全員の敗北となってしまう。迂闊な判斷は出來なかった。
(これがパーティ戦なのね……ふふ……なかなかエキサイティングじゃない☆)
ドナルドが回避行を取っている間に、ゼッカが氷の分の一つを撃破。レンマを襲っていた分を引きける。
「……【ポジションチェンジ】!!」
ゼッカのおで敵の攻撃から解放されたレンマはドナルドと位置をれ替える。これにより、ドナルドを襲っていた分を、レンマが引きける事となった。
「ドナルドさん……行ってください!」
「ナイスゥー! 行ってくるわ☆」
再びドナルドが走り出す。その橫を、蝶の羽の生えた妖が並走する。コンが召喚したプレレフアである。これにより、敵の攻撃が來たとしても、【不死蝶の舞】でドナルドを守る事が可能となった。
「ナイスよコンちゃん。なんか、ワタシまで妖になった気分だわ~☆」
浮かれ気分のドナルドは飛び上がる。
「がるるがああああああ」
だがクリスタルレオも黙って見ている訳では無い。スキル【絶対零度】で迎え撃つ。
「無駄よぉ! ムダムダムダムダァ☆」
蝶の幻影がドナルドを包み込み、敵の攻撃からを守る。そして、いよいよドナルドの拳がクリスタルレオの頭部へと打ち込まれた。
「ドナルド☆マジック!」
「がるるがあああ」
鎧兜のようになっていた敵の氷を砕する。ドナルドはそのまま敵の背に乗ると、筋力の赴くままに翼を引きちぎる。そして敵の後頭部目掛けて何発ものパンチを打ち込む。
「が……がる……がる」
しの時間耐えていたクリスタルレオだったが、それでもドナルドの火力に耐えきれず、の粒子となって消滅した。
「……クリアした!」
「やった、やりましたよレンマちゃん」
「ふぅ……案外強敵やったね」
「でも、ワタシ達の絆パワーで、無事に勝利できたわー☆」
一通り喜んだ四人は、アイテムを確認するが、これといって特別なアイテムはドロップしなかった。やはり初見かつソロでないと、手にらないらしい。
「ヨハンちゃんはクリア出來たのかしら?」
「どうでしょうか……でも、あの人ならやってくれます!」
「……自信はあるみたいだったけど」
「今の魔王はんなら余裕やろ」
ヨハンの心配をしつつも、四人は無事、第三層へと足を踏みれた。
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