《12ハロンのチクショー道【書籍化】》5F:彼らの目覚め-2
羽賀競馬小箕灘廄舎事務室にて。廄舎管理場の調教指示のため羽賀に戻ってきていた小箕灘は、無意識に拳を握り締め、テレビにかじりついていた。
まだ使えるからという理由で置いてある古きよきブラウン管は小箕灘の興に応するかのようにチラチラと畫面にノイズを走らせる。
同刻、遙か東の地、東京競馬場ではGⅠ安田記念の戦いの火蓋が切って落とされていた。
ヤニ汚れた畫面に映し出される緑の芝生の上をやや長い隊列となって駆ける駿馬たちはまさに激闘の渦中にあった。
《……――800m通過が45秒0! 予想通り速い流れとなった先頭⑦番ダイランドウ!
さぁこのまま行けるのかどうか後続がぐいぐいと押し上げてくる、②番ホワイトナイト⑫番ゴウカケンラン⑪番ビーチドリームこのあたりが一団となってダイランドウに取り付いて直線を向く!
先頭⑦番ダイランドウは手応えがどうだ! ホワイトナイト、ゴウカケンランがダイランドウをわすか、わした! しかしの方ダイランドウも食い下がる!
外のほうでは、ファンタスティールが猛烈な勢いで飛び込んできた!
馬群を割っては⑩番アレクサンド、ピンクの帽子は⑱番ヒエラルキーもスルスルと上がってきている!
殘り200!
先頭はホワイトナイトとゴウカケンランが競り合っている!
大外ファンタスティールの腳がいい! 前の二頭に並ぶか、これは大混戦!
でもう一度、ダイランドウがもう一度びてくる!
ダイランドウ! ホワイトナイト! ゴウカケンラン! ファンタスティール!
並んでゴールへ雪崩れ込んだぁぁーッ!
…………
これは、わからなぁーいッ!》
妙な間を置いて放たれた実況のあんまりな言葉にずっこけながら、小箕灘は肩の力を抜いた。
「テレビの映像だとファンタスティールが優勢に見えたな……いやしかし、ダイランドウもすげぇな。息のれ方を覚えたのか」
息をれる、とは力を溜める、に同義だ。全力のラストスパートをかける前にし力を抜かせる期間の事を指す。日本で見られるオーバルトラックの場合、逃げ先行馬は大の場合3、4コーナーで息をれる。マルッコもそのように走っている。
ダイランドウはそれが出來ない馬だった。一度力むと力盡きるまで走らずには居られない困った質。一生懸命と言えば聞こえはいいが、競馬はただ力走すれば勝てるというでもない。
それがどうしたことか。なんとあのダイランドウが。マルッコとの併走調教ですら本気駆けしてしまったという、あのダイランドウが、レースの途中で息をれていたではないか。
800m通過の4コーナーから一度ペースを緩め、直線半ばから再加速。一度は差された馬達に迫り、あわや差し返した所がゴール板だった。中々どうして見事なレースっぷりだと賞賛したい。
鞍上の國分寺騎手が上手く乗ったのだろうか、いや、そうだとしても馬変わりをじさせる長っぷりだ。須田さんはどんな魔法をかけたのだろうか、小箕灘の中で須田の評価が更に高まる。
とレースの余韻に浸っていると、り口のサッシが開かれた。
「小箕灘センセ! 大変だ、大変なんだよ!」
大慌てで飛び込んできたのは中川牧場長、中川貞晴だった。突然の來訪に面喰らいつつ応対する。レースの結果は気になるがテレビの電源は切った。
「どうしたんですか中川さん」
「寶塚記念! 寶塚記念のファン投票!」
「あの、し落ち著いてください。何を言ってるのかさっぱりですわ」
「だから、ファン投票で3位だったんですよ!」
「はあ。クエスフォールヴとかがですか? でもあの馬今は海外ですよね」
「ちーがーうーよぉ! マルッコ! ウチのマルッコが3位なんだよ!」
「はあ?」
寶塚記念は6月の最終週に行われる夢のドリームレースとして創設された春のGⅠシリーズ最終戦だ。
ファンによる人気投票で上位に選ばれた馬に優先出走権が與えられるのが他のGⅠには無い特だ。とはいえこの投票は出場賞金に満たない馬を助けるという目的とは外れ、ファンが走ってしい馬を指名するところに重點がずれているように思われる。
人気上位になった馬に參戦の義務はない。ないが、ファンによる期待をどうけ取るかは陣営次第である。小箕灘はダービーを勝った余韻でマルッコの今後に関しては頭が空白だった。そこへ寶塚だといわれても寢耳に水、まるで頭が追いつかない。
「もちろんマルッコは寶塚記念に出走させますよ! なんと言ってもダービー馬!
いやー楽しみだ! 俺は寶塚とか有馬みたいな世代のりれるレースが大好きでねぇ!
まさかウチの牧場から、よりにもよってマルッコが出られるだなんてなぁ! ワッハッハ!」
「あ、あー……はい。お話は分かりました。中川さんのご意向は取りれるとして、マルッコの調次第で參戦したいと思います」
「ん? マルッコはどこか悪いんですかい」
「いえ、ダービーの後も元気いっぱいでしたよ。ただ、あれだけ激しいレースをした後なもんで、今はし様子を見ているところですわ。丁度いい、ちょっと電話で確認しましょうか」
レトロな黒電話を回し、クニオの攜帯電話を呼び出す。呼び出し音は3回で途切れた。
『はい、お疲れ様ですクニオです』
「おおクニオ。俺だ。今平気か」
『ええ。馬房の掃除が終わったところなんで一息ついてます。どうかしましたか?』
「ああ。今、中川オーナーから寶塚出走の打診があってな、それでマルッコの調子次第で參戦するか決めようと思ってるんだが、どんな様子だ?」
『あ、あの……調教師(センセイ)』
「ん? どうした」
『それが…………』
「が、ガリッガリじゃねぇか……」
翌日栗東へ飛んだ小箕灘が見たものは、肋骨が浮き出るほどゲッソリやつれたマルッコの姿だった。ダービーを一番で駆け抜け、ゴール板前で勝ち誇った輝きは見る影も無い。枯れっ枯れである。額の白丸も心なしかひしゃげて見える。
側のクニオが済まなそうに付け加える。
「ダイランドウと走った辺りからさっぱり飼葉に口付けなくなっちゃって……いつもならすぐに食も戻るから平気だろうと思って……」
「そんで僅か數日でこの有様か。いや、細かく様子を聞かなかった俺が悪い。第一様子を聞いたところでマルッコの調子が良くなるもんでもないからな」
「ぶるるる……」
「獣醫に診てもらわないとなんとも言えんが、恐らくオーバーワークで飯が食えなくなったんだろう。マルッコも普段通りの心算で走って、ダービーの疲れが重なってこうなった……ってとこか?」
だりー、とでも口にだしそうな様子でマルッコはぐったりと橫たわった。
「とりあえず今週は休養だな。運も乗りは止めて引き運にまで戻すぞ」
「寶塚は、どうなるんです?」
「とりあえず出走保留でいいだろ。出走表明が多ければそれと調不良を理由にオーナーは説得する。よしんば出れたとして、回ってくるくらいの気持ちでいれば気が楽なんじゃないか」
頭の空白を埋めた小箕灘は寶塚記念出走に対して、馬の事を考えるならば否定的だった。
かつてウォッカ、ネオユニヴァースといったダービー馬達が三歳夏で寶塚記念へ出走したが、出走の疲労が殘ったためか、その年の秋の績は振るわずに終わった。春までの活躍を考慮すれば不自然とまで言われ、その事を小箕灘は強く記憶していた。
また、最大の理由は、秋の三歳GⅠ路線は三歳でしか出場できないが、寶塚記念は來年以降いつでも出場できる古馬GⅠだからだ。ここで無理せずとも良いのだ。
しかし。
「……まぁでも、見てぇよな。寶塚を走るとこ」
「えっ?」
しゃがみ込んで寢そべるマルッコの口べらを引っ張りながら呟く。
「出るか。寶塚。なあマルッコ?」
「うぃーん」
返事をした訳ではないだろうが、その聲は「まかせとけ」とでも言っているよう小箕灘には聞こえた。
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三週間後、6月24日。阪神競馬場パドックは春シーズンのGⅠ戦線最後のお祭りで華やいでいた。
観衆の注目は空前のハイペースでダービーを逃げ切りレコードタイムを叩き出したサタンマルッコに集まっていた。それはマルッコにしては初めての一桁オッズ、単勝8.3倍の四番人気に推されている事にも現れている。もしかしたらあの馬なら一発があるんじゃなかろうか。いやいや三歳の馬が勝つわけないよ。そんな靜かなざわめきと期待がファンの間に広がっていた。
導場に連れられて、出場各馬がパドックに姿を現し始めた。
艶のいい馬、イレ込んでいる馬、靜かな闘志をじる馬、そんな馬列の10番目にサタンマルッコは現れた。
栗、のようなしわがれた黃土の馬。ほんのり肋骨の浮き出た痩せた付き。その姿は駒の頃、貧乏くさいと言われていた風にそっくりだった。
この瞬間、衆目の意見は一致した。
パドック後サタンマルッコの単勝オッズは急速に落ち、最終的オッズは11倍の六番人気にまで後退した。
「今日は回ってくるだけでいい」
騎乗した橫田に小箕灘がそう告げた。
言われずとも、追い切りの時點でまともにきそうにないことはわかっていた橫田は苦笑いを浮かべ、
「まあ、見せ場は作ってきますよ」
と言い殘して本馬場へ向かう馬列に加わった。
結局マルッコのは元に戻らなかった。いくらマルッコとは言え、生の基本原則を超越するほどサラブレッドを辭めている訳ではない。疲労を抜くにも相応の時間がかかるのだろう。
馬場に出て、出場各馬が聲援に送られながら返し馬をしている最中、サタンマルッコと橫田友則は馬場の真ん中を発走地點へ向かって悠々と歩いていた。
開催最終週の馬場はところどころ荒れており、とても走りやすい狀態であるとは言えない。刻み込まれた蹄鉄の跡や剝げた芝を見て、これまでの激闘の傷に浸るのは夢舞臺に選ばれたジョッキーの特権なのかもしれない。
事も無げに、前を向いたまま口だけをかして橫田が呟いた。
「と、いう訳なんだがね、ダービー馬のマルッコ君。みんな今日はお前が走らない日だと思っているらしいぞ」
みしり。たてがみのが引き絞られたようにじた。
ふふふ。と口元に笑みが浮かぶ。
「一発ぶち當ててやろうじゃない」
「ヒンッ」
當たり前だ。枯れた馬に湯気が立ち上る。
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《初夏の気に當てられて、今年もやって參りましたドリームレースGⅠ寶塚記念。
今年は17頭の選ばれた競走馬たちが、皆さんの夢を背負って走ります。
出走ゲートの前では各馬がゲートりを始めています。
奇數番號の馬はスムーズに収まり、偶數番號も収まり――
ドリームレース、スタートです!
おおっと一頭落馬! 外の方サタンマルッコはスタート絶好!
抜群の出足でへ切れ込んでいくサタンマルッコ。ぐんぐん加速して単獨先頭のまま1コーナーへ向かっていきます。
落馬したのは③番のオードリー後藤正輝騎手! 空馬は馬群後ろを追走しています。
おっと場どよめきと歓聲。サタンマルッコぐんぐん離す。15馬、16馬、これは大逃げ、間違いなく大逃げに打って出ました橫田騎手。
この馬はスタミナがある! 単騎で逃がしてしまって良いのかどうか――……》
打ち付ける風と流れる柵(ラチ)。手綱を伝って熱い鼓がじられる。
やはり三歳馬だから甘く見られている。橫田は心しめたものだとほくそ笑みながら後続との間合いを計った。
阪神回りの急カーブ、4コーナーにっても15馬以上開いている差は、後続馬を柵越しに見せる。このような大差で直線を迎えた記憶は橫田には無かった。
(あれ、これもしかしていけちゃう?)
マルッコだけが直線を向く。阪神競馬場回りの直線は356mとし。後続との差は3秒弱。この馬の実力を持ってすれば余裕を持って余りある。
この坂さえ越えれば――!
「ぶひー」
「げっ」
坂の上りに差し掛かった瞬間、背中のが変わった。
足のきが鈍り、呼吸も荒い。限界がきたのだと橫田は察した。
背後に足音も迫ってきている。後ろを見ることは出來ないが、もう3、4馬も無いだろう。
「ふひっ!」
マルッコがハミを取った。まだ行く気だ。勝つ気でいる、勝負を捨てていない。
「マルッコ」
しかし橫田は手綱を引いた。ちょうど坂を上りきった所だった。
「今日はここまでだ。秋。秋にまた走ろう」
「ぶふぉ……ぐう」
外の比較的馬場狀態のいい所を走った馬の集団がマルッコをわした。そこがゴールだった。
「また走ろう。マルッコ」
本番は秋だ。敗戦の怒りに震える僚馬を宥めながら、そう言い聞かせた。
數分後、阪神競馬場電掲示板の三番目には⑩の文字が表示された。
「三著だったな。お疲れ様。羽賀に帰ってゆっくり休めよ」
酔っ払ったサラリーマンのような足取りのマルッコを計量室へ導きながら、次にこの舞臺へ立つ時は、と誓いを新たにするのだった。
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寶塚記念 part4
1 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxu0
みとけよ
225 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxE0
さすがにダービーから寶塚は無理あるだろ。
陣営も散々調が上向かないって言ってるし
227 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxu0
泣きの橫田は買えって格言がございましてね
238 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxX0
サタンの調教とかの様子みたら今回はさすがに切りだわ
調教云々ってか馬がもう無い。ガレてんじゃん
241 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxj0
そりゃあんだけ激走すりゃガレるわな
てかなんで出てきたんだか
242 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxA0
オーナーの意向じゃね
あと栗東所屬だし阪神近いから
243 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxy0
何にせよパドックで分かることだ罠
455 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxX0
はい、サタンマルッコ消しで
456 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxx30
おっ、消しだな
457 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxr0
よしガレてる消しで
460 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxN0
予想以上のガレっぷりに草
461 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxp0
マイティウォーム頭でいいな
462 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxL0
クソワロ
465 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxv0
ガレガレのガレwwwwwこりゃないわwwwww
466 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxi0
トモさんも騎乗で苦笑い
666 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxh0
ファンファーレ上手い
阪神はオイオイ民いないから好き
670 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxe0
オイオイ廚名譽顧問サタンマルッコ
675 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxx60
現地にいたけどコールアンドレスポンスは意外と楽しかった
たぶん二度とあんなことないんだろうけど
681 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxx00
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおいいいい
682 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxi0
なんかおちたぞwwwwwwwwwwwwww
683 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxx50
あああああああああああああああああああああああああ
684 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxp0
後藤wwwwwwwwwwwwwwww
685 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxx60
マルッコ絶好いつもの
686 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxv0
コイツ本當にスタートはええな
687 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxS0
よしよしミューズはった
688 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxr0
げサタン離してる
689 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxp0
後ろおせーよ逃げてんのダービー馬だぞ
690 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxx60
おいおいおい大丈夫かたのむぞまじで
691 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxi0
実況メートルじゃねえ馬でいえ
692 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxk0
カメラひきすぎわろす
693 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxr0
やばいこれ逃げ切られる
694 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxv0
おいおえhあやk
695 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxC0
ここ阪神だぞ捕まえられんのか
696 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxT0
やべ
697 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxx/0
やばい
698 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxR0
ほわあああああああたすかったああああああああああ
699 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxv0
ああああああああああああびびらせやがってええええええええええええ
700 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxx0
ばかやろう差すならもっと速くけかすぼけ!!!!!!!
701 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxl0
直線ったサタンマルッコの手応えでびびった奴の數ってスレたてよう
797 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxa0
外の三頭で決まりか?
802 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxg0
いやわからんワンチャン殘してるかも
804 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxy0
いらんいらんいらんから
810 名無しさん@競馬板 20NN/06/24 ID:xxxxxxxy0
あ
ブックマーク、評価、ありがとうございます。とっても勵みになります。
一瞬だけ日刊上位に上がって小躍りしてました。
まさかそこまで上がるとは思っていませんでした。ご読ありがとうございます。引き続き頑張って更新していきます。
【書籍化】 宮廷魔術師の婚約者
★角川ビーンズ文庫さまより2022/06/01発売予定★ 今まで數多くの優秀な魔術師を輩出してきた名門スチュワート家に生まれたメラニー。 しかし、彼女は家族の中で唯一魔力の少ない、落ちこぼれだった。 人見知りの性格もあって、いつも屋敷の書庫に篭っているようなメラニーに、婚約者であるジュリアンは一方的に婚約破棄を申しつける。 しかもジュリアンの新しい婚約者は、メラニーの親友のエミリアだった。 ショックを受けて、ますます屋敷に引き篭もるメラニーだったが、叔父で魔術學校の教授であるダリウスに助手として働かないかと誘われる。 そこで発揮されたメラニーの才能。 「メ、メラニー? もしかして、君、古代語が読めるのかい?」 メラニーが古代魔術を復元させて作った薬品を見て、ダリウスは驚愕する。 そして國一番の宮廷魔術師であるクインも偶然その場に居合わせ、異形の才能を持ったメラニーを弟子に誘うのだった。
8 101《書籍化&コミカライズ決定!》レベルの概念がない世界で、俺だけが【全自動レベルアップ】スキルで一秒ごとに強くなる 〜今の俺にとっては、一秒前の俺でさえただのザコ〜
【書籍化&コミカライズ決定!!】 アルバート・ヴァレスタインに授けられたのは、世界唯一の【全自動レベルアップ】スキルだった―― それはなにもしなくても自動的に経験値が溜まり、超高速でレベルアップしていく最強スキルである。 だがこの世界において、レベルという概念は存在しない。當の本人はもちろん、周囲の人間にもスキル內容がわからず―― 「使い方もわからない役立たず」という理由から、外れスキル認定されるのだった。 そんなアルバートに襲いかかる、何體もの難敵たち。 だがアルバート自身には戦闘経験がないため、デコピン一発で倒れていく強敵たちを「ただのザコ」としか思えない。 そうして無自覚に無雙を繰り広げながら、なんと王女様をも助け出してしまい――? これは、のんびり気ままに生きていたらいつの間にか世界を救ってしまっていた、ひとりの若者の物語である――!
8 166【完結】「お前の嫉妬に耐えられない」と婚約破棄された令嬢の醫療革命〜宮廷醫療魔術師に推薦されて、何故か王國の次期騎士団長様に守られる生活が始まりました〜【書籍化】
《エンジェライト文庫様より発売中!》 サクラ・オーラルはメイル王國の子爵令嬢だ。 そんなサクラにはウィンという婚約者がいた。 しかし、ウィンは幼馴染のモミジのことをサクラより大切にしていた。 そのことについて指摘したらウィンはいつも『モミジは妹みたいなもの』としか言わなかった。 そんなウィンにサクラは徐々に耐えられなくなっていた。 そしてついにウィンから「お前の嫉妬に耐えられない」と婚約破棄をされる。 サクラはこれに文句がなかったので少し癪だが受け入れた。 そして、しばらくはゆっくりしようと思っていたサクラに宮廷魔術師への推薦の話がやってきた。 これは婚約破棄された子爵令嬢が王國トップの癒しの魔術師に成り上がり、幸せになる物語。 ※電子書籍化しました
8 160わがまま娘はやんごとない!~年下の天才少女と謎を解いてたら、いつの間にか囲われてたんですけど~
―――― この作品は、ヒロインの女の子のかわいさをお楽しみいただくための作品です。 冴えないけど誠実な主人公が、最強スペックだけど性格が殘念なヒロインに口説きまわされつつ、一緒に正體不明の妖怪「ヌエビト」の正體を明らかにしていきます。 そのため、マイルドな會話と少しのミステリー成分を含んでおります。 謎解き、のじゃ口調、積極的な女の子が苦手な方は、食中毒にご注意の上でお読みください。 大丈夫、死ぬことはありませんから。 ―――― 2017.4/3~4/5 日間ジャンル別推理ランキング1位になりました。 2017.4/5~4/9 週間ジャンル別推理ランキング1位になりました。 2017.12/31 本編完結しました。 第二回モーニングスター大賞「社長賞」頂きました。 本當にありがとうございます! ―――― 表紙のイラストは「ぶわる」様に描いていただきました! 作中の地図はINKERNATE WORLDs(https://inkarnate.com/)様で作成しました。
8 172転生チートで英雄に!
主人公 竜華星華は、お忍びで來ていた某國の王族の子供を交通事故に見せかけて撥ねようとしたトラックから身を挺して庇い死んでしまった。 だが、意識があることに疑問を持ち、目を開いてみたら………………………!?
8 145ランダムビジョンオンライン
初期設定が必ず一つ以上がランダムで決まるVRMMORPG「ランダムビジョンオンライン」の開発テストに參加した二ノ宮由斗は、最強キャラをつくるために転生を繰り返す。 まわりに馬鹿にされながらもやり続けた彼は、全種族百回の死亡を乗り越え、ついに種族「半神」を手に入れる。 あまりにあまったボーナスポイント6000ポイントを使い、最強キャラをキャラメイクする由斗。 彼の冒険は、テスト開始から現実世界で1ヶ月、ゲーム內部時間では一年たっている春に始まった。 注意!!この作品は、第七話まで設定をほぼあかしていません。 第七話までが長いプロローグのようなものなので、一気に読むことをおススメします。
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