《12ハロンのチクショー道【書籍化】》番外編:だから始まる最終戦爭-4
【有馬記念直前! ◎の伝道師竹中氏と見る出場各馬!】
「ニマニマ畫をご覧の皆さん、こんにちは。アナウンサーの黃島達也です。
今日は、有馬記念直前ということで、出走各馬のこれまでの戦績と有馬記念での展を、今年度GⅠ本命的中率8割強という脅威の績を誇る競馬解説家の竹中さんと、畫面の前の皆さんとで一緒に見ていくという企畫でございます。
ね! 竹中さん。どうですかこの企畫は。私なんかはね、いよいよウェブでも競馬番組の生放送かぁってじなんですけれども」
「いよいよもって手段を選ばなくなってきた、といった所ですかねェ。
いやまさか私もニマニマ畫で生放送やるハメになるとは思いませんでしたよ。
畫面の前のねェ、皆さん。出演者の中でここがなんて呼ばれてるか知ってます?」
『竹中ちゃんだ』
『朝日杯とれたでサンキュータッケ』
『しらんわw』
『黃島に2時間生放送は距離が長い』
『今年は選會に黃島いなかったなと思ったらこんな番組でてんのかい』
『こ ん な 番 組』
『ハメてww』
「喋れない蕓人の処刑場ですって。怖いですよねェ。生放送だから編集ないし、ウェブだからコマーシャルないし、フォローしてくれる人もいませんからねェ。自分でなんとかするしかない。まあそんな所に私みたいな年寄り呼んでどうするんだと思うんですがねェ」
「またまた竹中さん。老いて尚盛んってじじゃあないですか。さあそんな前フリは程ほどに、早速企畫の方へ移って參りましょう。はいドーン!」
《竹中が斬るッ! 有馬記念の注目ポイント!》
『ノリが古いwwwwww』
『雑誌でみたぞこれ』
『続きは雑誌でという全く新しいスタイル』
「早速皆様から暖かいお言葉を戴いておりますが、まずはね、皆様と我々との間に、今回の有馬記念の基本概念、そういった共通認識を築いておきまして、そこから詳しいお話に続いていく。そういった進行でやらせていただきたいと思います。ということで早速、竹中さんお願いします」
「はいじゃあ用意しておいた……これ? これを押すの? はい」
《竹中ポイント①! 三歳勢》
「まあまずはこれを語らねば話が進まないでしょうとね。
今年の有馬記念は
2-③ウーサワイアー
5-⑩ホクトケンシン
5-⑨サミダレミヅキ
と三頭の三歳勢が出走しています。
ウーサワイアーは皐月賞、花賞を制した高速ステイヤー。
ホクトケンシンは今年のダービー馬ですね。には出ず余裕をもった日程で有馬に挑んでいます。
サミダレミヅキは皆さんご存知の通り牝馬三冠を達しましてね、そこからの有馬記念ということで、これはもう完全に狙いにきているんだなとじさせますねェ。
それでこの三歳勢なんですがね、いくつかの理由からウーサワイアー以外は外しでいいと思います」
『ウワアだ』
『ウワアアァァァ!』
『ウワアアアアアアアアアアッ』
『俺たちのウワアァァ』
『実質三冠馬』
「ウワア? ……ああ! (ウ)ーサ(ワ)イ(ア)ーなんですね。いやなんだかね、突然皆さんがび出したから私なんだと思いましたよ竹中さん」
『ホクトケとレミもして』
『ホクトケは本當に言いやすいから好き』
『切っちゃうんだホクトケ』
「竹中さん。ウーサ……ウワア以外を切る、その理由を皆さん知りたいみたいですよ」
「簡単に言えばハイペース競馬への適正ですね。ホクトケンシンの勝ったダービーは30年前くらいの勝ちタイムと同じでね、ようするにとてもスローペースだったんですねぇ。
そんな中で鋭い切れ腳一閃、外から捲って勝ったのがホクトケンシン。逆に馬群が固まって抜け出せなかったのがウーサワイアーですねェ。
ウーサワイアーは1000m通過を平均ペースで流して33秒臺の腳を出せる、四歳世代でいったらスティールソードやストームライダーみたいなお馬さんでしてね。長力のある正統派花賞馬ってじですかねぇ。ダービーも変に後ろに拘らず前に出ていれば勝てていたのではないかと私は思っています。
故にウーサワイアーは四歳世代の作るハイペースに対応しうる、ホクトケンシンは対応しえないと考えています。サミダレミヅキはね、ここで勝つにはもう一度馬変わりが無いとちょっと足りないと思いますね」
「なるほど。ウーサワイアーは2枠③番ですからね、十分狙っていける馬ということですね」
「そう簡単には行かないんだけどねェ」
『いかないんかーい』
『いかないのかよ』
『まあそりゃにっただけで勝つわけでもないしw』
『俺のミヅキが消された……』
『ええやんオッズうまいで』
「何故そうは行かないのか、続きましてドーン!」
《竹中ポイント②! 古馬勢と枠順》
『8枠海老名』
『枠ときくだけで選會のくす玉思い出すわ』
『やっぱあれビジュアル的にインパクト強いなww』
『橫田許さんからなほんま』
「さあついにこの話題が來ましたね。迎え撃つ強力古馬勢。しかし実績を出している強豪たちが軒並み外枠という二律背反。いやぁ~競馬やってるじになってきましたよ竹中さん」
「えぇ。サタンマルッコがにってくれればここまで迷わないんですけどねェ。
馬だけ見るならやはりサタンマルッコです。父ゴールドフリートもそうでしたが、小回りコースへの適正が抜群です。自も昨年の有馬記念を制していますし、何よりこの馬にしては珍しく追い切りが抜群に良かった。こういう時の馬は殆ど負けないのでね、ここから買っておけば間違いない……はずだったんですが」
「はずだったと」
「中山適正という點ではストームライダーも悪くないんですが、外にダイランドウが居るのでね、恐らくその後ろにると思いますのでちょっと窮屈な展開を強いられるのではないかと思います。
そしてそれならば何ら障害の無い枠のセヴンスターズやラストラプソディー、クエスフォールヴあたりの方が選びやすいんじゃないかなと。特にセヴンスターズは最ですからねぇ。出遅れずに行けば、或いはそのまま勝つ……それだけの実力はあると見ますよ。
古馬の中だとモデラートやグレーターミューズなんかはハイペースのレースが苦手な印象なんで切りたくなるんですが、荒れた馬場に強いのと有力馬が外に行ったせいで、これもまた難しい判斷を強いられますね。実力差ということでは外の馬に軍配が上がります」
「つまり?」
「何もわからないということですねェ!」
『否定的な要素がないのはの二頭か』
『てことは竹中ちゃんの本命そのへん?』
『はよおしえて』
《竹中ポイント③! 先行爭い》
「難しくなっているのは大半がコレのせいですねェ。
今回先行力の高い馬が軒並み外、中でもダイランドウとサタンマルッコがほぼほぼ大外枠ですね。こういうスタートの早い馬が有馬を走ると、第一コーナーにかけてにるわけですから、側の馬は一層窮屈になる訳ですね。
だから枠の馬も楽ではない。外とだと5馬くらい差があるんですが、外の二頭はその程度の差はスタートで埋めてきますからねェ。普通に出るだけでは外から前に被せられる可能があるわけでしてね。側の馬は開き直れますが、真ん中の馬はこれ難しいですよ。コトブキツカサは……まぁ後ろからの競馬で行くしかないでしょう」
『キセキおこらず』
『トシしゃんおわた』
『ま、まだ予想しているだけだから……(震え聲)』
「そういった諸々を加味して、スタート前から減點がなさそうなのは
1-①セヴンスターズ
1-②ラストラプソディー
2-③ウーサワイアー
3-⑤キャリオンナイト
3-⑥クエスフォールヴ
ここまでですかねェ」
「おや? キャリオンナイトの名前がありますね」
「キャリオンナイトはねェ、どこにいようがどうせ後ろからの競馬なのでね。恐らく今回も道中はをベッタリつくでしょうから3枠もロスがなくていい、という判斷ですね。
他のお馬さんは割合いつも通りの競馬で勝ち負けできそうだと思いますよ。ただこの並びだとウーサワイアーはし見劣りしてしまうかなといった所です」
「はいありがとうございます。さあ続きまして――……」
「それでは竹中さんの最終予想を発表していただきます。どーぞ!」
「はい。
◎サタンマルッコ
○セヴンスターズ
▲ラストラプソディー
△クエスフォールヴ
×ダイランドウ
としました」
「これは意外な名前がいくつか。まず本命サタンマルッコについてお伺いいたします」
「私の中で迷ったらこの馬っていうのがありましてね。読めないときは印を強く打とうと決めていましたので、今回の本命です」
「8枠でも関係ないと」
「凱旋門賞を大外枠で勝った馬ですよ。きっと有馬記念もなんとかしてくれます。してくれるといいな」
「弱気じゃないですか!」
『ズコー』
『そういや七星もクエスも凱旋門賞で外枠のサタンに負けてんのか』
「続いて対抗のセヴンスターズは言うに及ばず。このお馬さんを本命にしようとしていた方は多いんじゃないでしょうかねェ。有馬のスタートはスタンド前ではないので、ジャパンカップみたいなことにはならないと思いますし。能力的にはやはり一つ抜けているのではないかと思います。
ラストラプソディーを選んだ理由はやはり枠ですね。勝ちきれていないお馬さんなんですが、キャリオンナイト同様軽視は出來ません。クエスフォールヴを下げたのは途中れましたように枠順が半端で序盤の展開が非常に厳しいものとなりそうだと踏んだためです」
「それではこのダイランドウは?」
「あまりにも調教できがよかったのでねェ、ついれてしまいました。
まぁ、なんかやらかすならこのお馬さんでしょうし、それほど的外れではないかなと思っていますよ」
『ついってwwwwww』
『やらかす前提なのか……』
『ついでにるダイランドウ君』
『ついでで呼ばれる短距離覇者がいるらしい』
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1-①セヴンスターズ
・調教評価:A
・竹中氏コメント:力まずともタイムが出る理想の仕上がり
1-②ラストラプソディー
・調教評価:A
・竹中氏コメント:秋四戦目も疲れ見えずき絶好
2-③ウーサワイアー
・調教評価:B
・竹中氏コメント:素軽い走り。前走から中二ヶ月がどうでるか
2-④グリムガムジョー
・調教評価:B
・竹中氏コメント:調子は良好
3-⑤キャリオンナイト
・調教評価:C
・竹中氏コメント:調教ではムラがある馬なのでパドックや返し馬に注目
3-⑥クエスフォールヴ
・調教評価:A
・竹中氏コメント:時間をかけて仕上げただけあり抜群のき
4-⑦モデラート
・調教評価:A
・竹中氏コメント:JCではイマイチだったがそこから良化し好調
4-⑧グレーターミューズ
・調教評価:B
・竹中氏コメント:迫力は無いがきそのは良好
5-⑨サミダレミヅキ
・調教評価:B
・竹中氏コメント:騎手の追い出しに機敏に反応
5-⑩ホクトケンシン
・調教評価:C
・竹中氏コメント:イマイチ気合乗りの悪い走り
6-⑪ヴェルトーチカ
・調教評価:B
・竹中氏コメント:調子は維持
6-⑫ストームライダー
・調教評価:A
・竹中氏コメント:天皇賞ほどではないが絶好の仕上がり
7-⑬スティールソード
・調教評価:A
・竹中氏コメント:ジャパンカップの好調を維持
7-⑭ダイランドウ
・調教評価:S
・竹中氏コメント:抜群の手応えもきすぎて本番に疲れが殘らないかが不安
8-⑮サタンマルッコ
・調教評価:S
・竹中氏コメント:ダイランドウとの併せ馬にてき絶好
:そういう時に限って外枠なのはなんとかならないのだろうか
8-⑯コトブキツカサ
・調教評価:C
・竹中氏コメント:秋連戦の疲れが見える
競馬番組って既知の報しかないのになんで見ちゃうんでしょうね
こっそり新作はじめました。
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そちらもよろしく!
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