《【WEB版】王都の外れの錬金師 ~ハズレ職業だったので、のんびりお店経営します~【書籍化、コミカライズ】》27.試飲してもらいましょう
またワインうんちく回です( ̄▽ ̄;)
出來上がったワインは三種類。
【ワイン(メロロー)】
分類:食材・食べ
品質:高級品
詳細:ブラックカラントやプラムなどのよくした風味で、果実味かなワイン。萬人けし、飲みやすい。
【ワイン(ペノ・ロワール)】
分類:食材・食べ
品質:最高級品
詳細:し飲み頃のワイン。スミレの花のような香りと、ラズベリーなどの果の香りに加え、僅かになめした革のような複雑な香りを持つ。開栓は余裕を持って早めにすると良い。
【ワイン(ネッテオーロ)】
分類:食材・食べ
品質:最高級品
詳細:し飲み頃のワイン。重厚で王者の風格を持った味わい。ベルベットのようならかさに力強さをめた、香り高く洗練された仕上がり。開栓は余裕を持って早めにすると良い。
執事のセバスチャンに、ワインの特徴を書いた紙を見せながら、これを夕食の時にお父様とお母様に試飲がてら飲んでしいということを伝えた。
「ほう、お嬢様が自らお作りになったワインですか!」
お父様とお母様が普段食事時に嗜まれるお酒と、それに合わせた食事のバランスを任されているのが彼である。
「國王陛下への獻上品にする予定なのだけれど、その前にお父様とお母様に試飲していただく約束をしていて……でも、こういう飲みって、食事との相があるのでしょう?いつもそれをセバスが考えてくれているって聞いたことがあって、あなたに相談に來たの」
「なるほどなるほど……。それにしても面白いですな。メロローというのは果実味があって、普段から親しみがある味わいなのが想像できますが……殘りのふたつはとても興味深い」
セバスはあごひげをでながら思案をしている。
「……そうですね。お嬢様が書かれた味わいであるとすれば、メロローは豚や強めの味付けの鶏あたりでしょうか。そして、ペノ・ロワールはもっと淡白な……そうですね、鶏や鴨なんかが良さそうです。ネッテオーロは、かなりしっかりした味わいのようですから、うーん、雉や鹿なんかは負けず合いそうですな!」
セバスは、マリアージュを想像して興したのか、かなり盛り上がってきている。
「仕れは朝になりますから、今日のうちに料理長のボブに伝えます。そして、明日からの三日間のお夕食時に試飲していただきましょう」
こうして、セバスが張り切って試飲を取りまとめることになった。
◆
一日目
メロローで作ったワインと、メインは豚の香草パン焼きだった。
ワインを口にしたお父様とお母様にも、「味しい!」と好評だった。
「うん、いつも飲むものも果実味があるけれど、これは安定していて深みもあって味しい。したプラムのような味わいだ」
お父様は満足気にうなずいている。
「私はこれは毎日でも飲みたいわ!フルーティーで厚みもあるのに飲んでいて飽きないもの!」
お母様は毎日飲みたいとまで言っている(無理です!)
◆
二日目
ペノ・ロワールで作ったワインと、メインは鴨のコンフィだった。
……というか、【鑑定】の忠告通り早目に開栓してもらったのだが、その瞬間、ダイニングにかぐわしい花のような香りが充満して、騒ぎになった。
「なにか良い香りがするけど、これはなんだい?」
お父様やお母様がやってくる。すると、セバスが両親に頭を下げ答えた。
「お嬢様のお作りになったワインを開栓したところ、香りが部屋に充満したようです」
呼ばれてダイニングに來た私も、花の香りにびっくりする。
「こんなにかぐわしい香りが広がるワインがあるなんて……」
お父様とお母様が驚いて顔を見合わせている。
食事が始まり、両親が口にしてからも、そのワインは絶賛だった。
「すみれのような花の香りにラズベリーかしら、果実味もあるのね。それに何かわからないけれど最後に落ち著いた香りもするわ。本當にロマンティックなワインで私は大好きだわ!」
お母様が大絶賛する。
「うん、私もおなじ想だな。酸味もあるのに、それでいて落ち著いている。本當にかぐわしいワインだね」
お父様にも好評だ。
◆
三日目
ネッテオーロで作ったワインと、雉のソテーだった。
「これは重厚なワインだ。バラ、タールの香りに加えて、ダークチェリーやハーブ……これは味しい。私はこれが一番好きだな」
「私はこういった重めのワインは苦手だけれど……これだったら飲みやすいわ。私が一番好きなのは昨日のワインね!」
ワインの味の分からない(というか飲めない)私は、お父様とお母様の三日間の反応を見て、おそらく大丈夫そう?と思いながらも、両親に尋ねてみる。
「それで、今回のワインは陛下への獻上にふさわしいでしょうか?」
「「勿論!」」
両親のお墨付きを貰って、ほっとをで下ろすのであった。
そして、執事のセバスはと言うと、主人への提供前のチェックと稱してしっかり味見をしていた。
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