《【書籍化】Fランク冒険者のり上がり、俺だけができる『ステータス作』で最強へと至る【コミカライズ】》再チャレンジ
「よし、やるかっ!」
実に5日ぶりに訪れるダンジョンの四層で俺は気合をれた。
「前回はいいようにやられたが今度はそうはいかないからな……」
モンスターがとってくる連攜に対して敗走したのは苦い思い出だ。
俺は三層で狩りをした辛い日々を思い浮かべながら四層を歩きまわった。
「いた……いつもの編だ」
しばらく歩き回っているとモンスターと遭遇する。
相手も俺に気付いたようでコボルトアーチャーが早速矢を番え、ゴブリンメイジが支援魔法をかけ始めた。
「【アイスウォール】」
前回はこの段階で俺に使えるスキルがなく、相手が有利になるまで何もできなかったが今回は違う。
相手が態勢を整えるのと同じで俺は相手の遠距離攻撃対策を行なった。
「さて、ここまではお互いに下準備、次の行は……」
戦士ゴブリンと戦士コボルトが距離を詰めコボルトアーチャーの矢が氷の壁に弾かれる。ゴブリンメイジは支援を終え次の事態に備えているようだ。
「【ファイアアロー】」
6本の火の矢が突き進む。それをみた戦士ゴブリンと戦士コボルトはをして後衛を庇った。
「「ゴコボボブブリン!」」
3本ずつけ止める。あの時に比べて魔法の威力が上がっているお蔭か、食らった後のきが明らかに鈍い。
「ゴブヒール!」
控えていたゴブリンメイジが戦士コボルトに治癒魔法を放った。
「【ファイアアロー】」
回復を待つわけにはいかない。俺は二度目の魔法を放つと再び前衛を攻撃した。
「「ゴコボボブブリン!」」
「まだ……倒れないか?」
二度魔法を放ったにも拘わらず前衛は健在だ。そうしている間にも再び治癒魔法が飛んできた。
「もういっちょ【ファイアアロー】」
三度目の魔法が前衛に當たると……。
「ゴフッ!」
治癒魔法をけていなかった戦士ゴブリンが倒れた。
「やった!」
喜んでいるのも束の間、魔法に四度行を費やしたせいで戦士コボルトが接近して武を振りかぶり襲ってくる。今からでは魔法を放つ余裕はない。
「甘いっ!」
ここにいるのがただの魔道士なら今の一撃で戦士コボルトにやられてしまったのだろう。
「キャウン!」
だが、剣スキルを持つ俺は違う。久しく使っていなかったショートソードで斬りつけると戦士コボルトがび倒れた。
どうみても致命傷で、倒れたがダンジョンへと吸収され始めている。
「さて、殘る後衛は……」
矢が飛んでくるかと思って俺が氷の壁から様子を窺っていると……。
「ゴブッ!」
「ガルッ!」
コボルトアーチャーとゴブリンメイジはお互いに頷くとその場から立ち去って行った。
「リベンジ達!」
顔を綻ばせながら俺は魔石を回収する。ここ三日の間ずっと自分の行が正しいのかわからず狩りをしていた。
もし通用しなければどうしようか不安だったのだ。
「とにかくこれでここを狩場にすることができる」
倒したとはいえあの編を全滅させたわけではないのでまだまだ甘い。
油斷するどころか一層気を引き締める必要がある。
だが、一度負けた相手を乗り越えたことで長している実が湧いてきた。
「今のも完全と言えなかったからな、もうしやりようがあるかもしれない」
いつまでも喜びの余韻に浸っていられない。俺は気持ちを切り替えると次の獲を探し始めた。
あれから何度か同じ編を相手にし、【アイスウォール】から【ファイアアロー】までの流れに慣れてきた。
相変わらず後衛は撤退していき、近くには戦士コボルトと戦士ゴブリンのが橫たわっている。
「そろそろ新スキルも試しておくか」
今のところ傷一つ負っていない。矢による遠距離の攻撃さえ防いでしまえば三層のモンスターとそこまで大きな差がない。
多きが速くタフではあるが、俺の裝備は一級品。問題なくモンスターを斬り伏せることができる。
今なら多の行の遅れもカバーできると俺は判斷した。
本日十度目のモンスターが前に立つ。
俺は慣れた作で【アイスウォール】を張るのだが……。
「ゴブッゴブッ」
「コボッコボッ」
戦士ゴブリンと戦士コボルトがコボルトメイジの支援をけてき出すが魔法を撃たない。
その間どうしたかというと……。
「【魔力集中】」
中の魔力が活化しているのをじる。
このスキルは溜めを行うことで次に放つ魔法の威力を倍増させるというものだ。
ダメージがってないからかいつも以上の速度で迫ってくる。俺は近付いてくる2匹に対し魔法を放った。
「【ファイアーバースト】」
「「ゴコブブリンッ!?」」
2匹の間で魔法が発し、戦士コボルトと戦士ゴブリンはそれぞれ別な方向へと吹き飛ばされる。
「おお、分斷功」
発効果により起き上がれずにもたもたしているので追撃をしようかと思ったが、一向に起き上がってこない。
それどころかゴブリンメイジが治癒魔法を掛けないのだ。
「えっ? もしかしてもう倒れてる?」
どうやら威力を上げたことでゴブリンメイジが治癒する間もなく倒されてしまったようだ。
「ゴブ……?」
「コボ……?」
顔を合わせて戸う後衛の2匹。今ならいけるのではないかと考え……。
「【ファイアバースト】」
「「ゴコブブリンッ!?」」
2匹まとめて魔法に巻き込んだ。
今度の魔法は【魔力集中】が切れていたのだが、前衛に比べて貧弱なのでこの一撃で倒れてかなくなった。
「よっしっ! 全滅させられたぞ!」
俺はガッツポーズをすると、新スキルの威力の高さに驚くのだった。
【1章完】脇役の公爵令嬢は回帰し、本物の悪女となり嗤い歩む【書籍化&コミカライズ】
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