《【書籍化】ファンタジー化した世界でテイマーやってます!〜貍が優秀です〜》211 青と水
明けましておめでとうございます!(*⁰▿⁰*)
大変お待たせしました! 久々の本編です!
昨年は書籍化されたくさんの方に見ていただけて嬉しく思います!今年も皆様に楽しいと思っていただければ幸いです。
年明け前には投稿したかったのですが…忙しくて中々捗りませんでした…。
一月半ば辺りから週二くらいのペースで投稿でき…たらいいなぁ。なんて考えています>_
皆様、今年もよろしくお願いします!
アオとスイのステータスを確認してみる。
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個名【アオ】
種族【朧夜鯱】
別【メス】
狀態【 】
Lv【10】
・基礎スキル:【噛み付きLv8】3UP
【當たりLv6】3UP
【悪食Lv6】3UP
【気配察知Lv7】3UP
【隠Lv8】3UP
【水魔法Lv6】3UP
【魔圧Lv1】new
【水作Lv4】new+3
【闇魔法Lv4】new+3
【保護Lv1】new
・種族スキル:【水圧無効】【水纏】【過】new
・特殊スキル:【共生】new
・稱號:【恩寵をけし者】
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個名【スイ】
種族【氷雪熊】
別【メス】
狀態【 】
Lv【3】
・基礎スキル:【噛み付きLv8】3UP
【當たりLv6】3UP
【気配察知Lv7】3UP
【隠Lv8】3UP
【水魔法Lv6】3UP
【強化魔法Lv4】new+3
【水作Lv4】new+3
【飛爪Lv4】new+3
【氷魔法lv1】new
・種族スキル: 【水棲】【陸棲】【氷纏】new
・特殊スキル:【共生】new
・稱號:【恩寵をけし者】new
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あいも変わらず【恩寵】のぶっ飛び合が心配になる。一足飛びに強化されすぎだろう。副作用とかないよな…?
えーっと…初見のスキルは…【悪食】【保護】【水圧無効】【過】【氷纏】か?
詳細をざっと確認してみたが、まあだいたい名前通りだ。
【悪食】はレベル次第だがどんなを食しても調を崩すことがない。レベル最大にすればどんな毒を食べても大丈夫かもな。それだったら【毒耐】より優秀かもしれない。
【保護】は自分の好きなに…ではなく周りの景に溶け込む。
【水圧無効】は名前の通り水圧でに負荷がかかることも、泳ぐ時の抵抗も減らしてくれるようだ。
【過】は一定時間どんな質、魔法、更には生すらすり抜けられるというぶっ壊れスキル…と思いきや狀態、発していられる時間が數秒。更に連続発ができない。スキルレベル次第でもうし使いやすくなるかもしれないが…。
【氷纏】はまあ、他の纏系と同じだな。
そして全員【共生】を解除する。
皆にはアオとスイの二匹と自己紹介しつつ、背に乗ったり一緒に泳いだりして遊んでいるのを目に、俺はひたすら泳ぎ、水中で魔法を放ち、武を使って素振りしたりと訓練し、クー太たちが三回睡眠を取る間も俺は寢ずに水中に居続けた結果、スキルレベルを八にまで上げた。
がふやけないのは不思議なものだ。
そうして目標を達した俺は皆に待たせたことを詫び、移を開始する。
陸生の魔たちは【共生】し、アオとスイの案でどんどん海底へ進む。
『そういえばアオ。スイも』
『なーにー?』
『なに…です?』
『んーと、とりあえずスイは無理に敬語使わなくて良いぞ? 元からそういう喋り方だっていうなら構わないが』
『わかった…です』
変わってないぞ? まあいいけど。
『んでだ。名前変えるか?』
『『なんで?(…です?)』』
普段はこんなこと聞かないんだが…アオが漆黒の朧夜鯱。
スイが真っ白なに青いラインのある氷熊になってしまったからだ。スイはまだしも、アオなんて名前の由來である特徴がほぼない。
それらを説明する。
『別に気にならないよ?』
『同じ…です』
『そうか…』
俺が間違えそうだから、なんて言えないな…。
『とりあえず変えるとしたら、アオはオボロかヨル…かな。スイはサファイア…とか?』
オボロとヨルは言わずもなが。サファイアはスイのにある青いラインが加減でキラキラと輝いているからだ。
『ヨル! 気にった!』
『スイでいい…です』
『じゃあアオはヨルに変えるか。一度しか変えられないがいいか?』
『うん!』
スイはそのままスイ。
朧夜鯱のアオはヨルに改名だ。うん。これで間違えることはないだろう。…多分。
そして階層へ進みーー四十階層までたどり著いた。
ここまでは全て海の階層で、ダンジョンの天井ギリギリのラインに空気の層が僅かにあるだけで水に満たされていた。
しかも三十階層までの苦労はなんだったのか、一つの階層に魔が一種類。しかも群れて來たり、スキルが使えなくなったりすることもなく、ヨルとスイのレベル上げが捗った。
ちなみに休憩はヨルかスイにくっついてとっていた。【水作】で俺が振り落とされないようにしてくれていた上に、俺を乗せている方は俺が起きるまで戦闘しないでいてくれたおかげ睡できた。
そして四十階層。水場はなく草原になった。
ヨルとスイは大を抜けて、宙に放り出された時點で【共生】し、逆にクー太達が外に出ている。
「あー…。やっぱり陸の方がいいな。がふやけていないのが不思議だ」
思い切り息を吸ってびをする。
クー太たちも久々の外でをばしたり飛び跳ねたり、各々好き勝手している。
『ご主人さまー!』
「クー太どうした?」
『走ってきていいー!?』
『あ! 私も! 私も走りたいわ!』
「クー太もランも好きにして良いが、早めに戻ってこいよ? あと敵がいたら無闇矢鱈に殺さないこと。それと、苦戦しそうな相手だったらすぐ戻って來ること」
『『はーい!』』
『あの…ご主人様。私もいいでしょうか…?』
『…私も』
狼姿のハクとフェリもおずおずと言ってきた。
「構わないぞ。ただ…』
『はい。早めに戻ってきますし、無理しませんので』
『…もち』
フェリ…もちって、もちろんってことか。
「…まあいいぞ。行っておいで」
元気よく駆けていく四匹。ずっとをかせなかったからストレス溜まってるんだな。フリスビーでも用意したら喜ぶだろうか? …いや、フリスビーの速度なんてあいつらからしたら止まっているのと変わらないか…?
そんなことを考えていたら駆けていかなかった二人が聲をかけてきた。
「元気だのう。まあ気持ちはわかるがの」
「楽しそうなの」
「風月とラックはいいのか?」
「別に我は走り回るのが好きというわけじゃないしのう。もちろん風に當たったり、風に乗って飛ぶのは好きだが。まあ我はお主の中にいるのは慣れておるから大丈夫だ」
「ワタシもいいの。ご主人様といるの」
「そうか」
風月、ラックと座りながら、しばらくの間、ボーッと走り回るハクたちを眺める。
ハクはが大きいので離れていても見えるし、クー太とラン、フェリは…走ると言っていたのに、空中を飛んでいるので見えている。
…そういや、クー太とランは宙を走るスキルを覚えたんだったな。楽しそうで何よりだ。
「のう…」
「うん? どうした?」
「この階層…魔がいないようだが…」
「…確かに見渡せる限りは視界にらないな」
「うむ。それに僅かにも知できぬ」
「確かに気配ないの!」
「なら休憩階層なんじゃないか? あの邪神のやることはよくわからんし、それならそれで良いだろ。敵が居れば狩ればいいしな。いないなら休憩したら移しよう」
「ふむ…。それもそうだの」
その後は風月、ラックと俺の中にいるヨルとスイと會話しながらクー太たちを待っていたのだが、早く戻って來いと言ったのに一向に戻って來なかったので俺が迎えに行く羽目になったのだった。
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