《【書籍化】『ライフでけてライフで毆る』これぞ私の必勝法》親友との初狩り
10000PV,総合評価700突破に謝の投稿……!
おかしい……元々週一投稿のはずだったの……
皆様のおです。本當にありがとう
要素ではないつもりだから要らないかなーと思ってたんだけど、念の為ガールズラヴのタグ追加しておきました。保険ってやつね。
「最近、歌ってって言っても歌ってくれないくせに、私のいないところで歌うなんて!」
私の名前をびながらイノシシ顔負けの突進をかましてきたこのこそが、親友である奏(かなで)。
友達としての贔屓目を抜きにしても、人という表現が似合うはずの彼だが…………今はそんな雰囲気が欠片も見當たらない。
「言われて歌うのって恥ずかしいって言ってるじゃん!
それに1分も歌ってないよ!」
「それでも逃したのは悔しいの! 萬単位の人が聴いたものをウチが聴けてないなんて!」
ぐっと顔を寄せてくる奏に、思わず気圧されてしまう。
「あーもうわかった、わかったから!今度カナの家行った時なにか歌うから」
「やりぃ!約束だからね」
ごねごねモードから一転。満面の笑みでガッツポーズを決める親友の姿に、思わずため息が零れた。
まったくもう、昔からゴネだしたら聞かないんだから……
『唐突に始まる百合』
『距離の近さよ』
『飛び込むカナも平然とけ止めるユキも大概』
『もはや夫婦?』
『妻のリクエストを拒めない旦那……アリですね』
「いや無しだよ!!そもそもその置き換え自が無しだよ!?」
目を離している隙に、コメントが凄い方向に飛躍していた。
私たちの距離が近いのは認めるけど、夫婦ってもはやなんなんだ。そしてなんで私が旦那なんだ!!
「まぁそういう訳で、この子がウチの親友、ユキや」
唐突に自の配信用カメラに向き直ると、済ました顔で口を開くカナ。
ん。やっぱり奏の方も配信してたんだ……じゃなくて!
「ユキです。ゲームも配信も初心者だけど、楽しんでやっていけるように頑張るよ!」
両手をぐっと握って、笑う。
カナが満足気にニヤニヤとしているので、これで問題ないだろう。
「こっちの方も。知ってる人の方が多いと思うけど……彼が、カナ。いつもカナちゃんねるってところで配信してるよ」
「おおきに。カナちゃんねるのカナや。ユキとはもう長い付き合いでな? 本來、配信もゲーム自も全然れへん子やから……説得すんのはほんま骨が折れたわ」
「あはは。カナが學校の課題以外であれだけ必死になるのって凄く珍しかったしね」
「いや、課題なんかよりよっぽど真剣やったな。この世界ならユキとも思う存分遊べるーー思うたからね」
急に真面目な顔をしたかと思うと、にやりと笑ってみせるカナ。その不意打ちに、思わず言葉が詰まった。
「それに……配信、楽しいやろ?」
「……うん!」
『なにこれ』
『てえてえ』
『不意打ちはよくないとおもいます』
『ええんですかこんなものみせてもろうて』
『↑移ってんでw』
『関西弁聞いとると移るの、あるあるやんな』
『わかる』
『せやな』
「……コホン! いつまでもグダグダしてたってしょうがないし、狩り行こ!」
気恥ずかしくなってきたので、早々に切り上げるよう促す。
カナも同意はしてくれたようで、ぐっと親指を立ててきた。
「ほな、どこいく? とりあえず近いしこのまま南行こか」
「そうだね。いけるところまで行ってみようか」
『いけるところまで』
『とりあえず』
『この時は知る由もなかった』
『ふたりが、適當なノリでエリアボスを突破してしまうことを……』
「あはは。案外やれるんじゃない?」
「ん?なにがや?」
「私達だけでエリアボス倒せちゃうんじゃないかなーって」
「當然やろ?そのつもりで行くで!」
にっと笑うと、そのまま駆け出してしまう。
相変わらず、親友(カナ)は頼もしい。 そんなことを考えながら、私もあとを追った。
暫く進むと、無限に草原が続くかに思われた北とは打って変わって、風景に変化がじられる。
と言っても、山や木々が増えたわけではなく、草原が地になったといった程度だけど。
「あ、早速モンスターがいるよ?」
「ん。このへんはうちに任せとき……『ファイアボール』」
視界にってきたのは、薄い水をしたアメーバのような流線型の生。
ゼリー狀のを引き摺るようにして、こちらに向かってきている。
◆◆◆◆◆◆◆
名前:スライム
LV:2
狀態:平常
◆◆◆◆◆◆◆
RPGの王道、スライム。 作品によってんな特徴やら派生系やらがある代表格ではあるが……今回は、ごくごく普通っぽい。
カナのかざした右手から巻き起こった炎によって、一瞬で蒸発させられてしまった。
「ま、こんなもんよな」
「カッコいいね!炎」
「やろ?これからどんどん凄くなるはずやで」
「楽しみだなー。カナのことだから、花火ーとかやってそう」
「ええねそれ!空に打ち上げて、大発!」
「どーん☆ってね」
『ひぃ』
『この2人、可い顔して結構えげつない』
『きたねぇ花火だ……ってやるんですね分かりま(』
『嬉々としてやってそうだなぁ』
「酷いなぁ。私はあくまで提案しただけで、なにもしないよ?」
『提案する時點で同罪なんですがそれは』
『なんならユキもそのうち空に聖なる柱でもぶちあげるんでしょ』
『こわっ』
『天の怒りをけなさい!ってか』
『神の裁きかもしれん』
「あーあー好き勝手言ってくれちゃって」
相も変わらず遠慮の無いコメント達である。
でも、神の裁きか……おあつらえ向きに聖屬だし、案外かっこいい……かも?
「ほれほれ、そうこうしてるうちに、次きたで」
言われて前方を見てみれば、派手な明かりに釣られたのか結構な數のスライムが寄ってきていた。
さて私もやってやろうかと前に出ようとしたところを、手で制される。
「まーまー。ユキに任せると時間かかるやろ?ザコはウチが一掃するわ」
「んー、確かに。じゃあ、任せる」
『早っ』
『即座に退くのね』
『流石に數多そうじゃない?』
「ん?ああ、カナがいけるって言ったらぜったい大丈夫だから、いいの」
私が言い切るよりも早く、カナの手から炎が迸る。
先ほど発された燃え盛る火球と違い、今度は火炎放のように広範囲を薙ぎ払っていった。
「どや?火屬魔法のⅡで覚える、『ファイアブレス』や」
「迫力満點!!映畫見てるみたいだった!」
一面の焼け野原に殘っているスライムは一匹もいない。文字通り、焼き盡くしたみたいだ。
『この信頼。まさに夫婦』
『流石やでぇ』
『これが……ファイアブレス…………?』
『ワイの知ってる火魔法じゃない』
『大魔王様の最下級魔法は我らの最上級魔法ってそれ一億年前から言われてるから』
『マオウ、コワイ』
「あはは、カナ、こっちで魔王って呼ばれてる」
「ほーん? いま魔呼ばわりしよったやつと合わせて、今晩南門前な?」
わざわざカメラを睨みつけるようにして、言い放つカナ。流石だね。カメラ慣れしてるというか……
期待通りに沸き立つコメント欄を見て、勉強になるなーと思った。
「さて、そろそろエリア変わるかな?」
「せやな。こっから先はけっこう被害報告で話題になってたところや」
「ふーん……まぁ、問題ないでしょ!」
「楽勝楽勝。豬だって簡単に捌けた訳やしな」
「だね!ガンガンいこー!」
まもなく第二エリア。新しい顔が見られることだろう。
まぁ、それに関しては言葉通り、問題ないと思う。一人だけならまだしも、カナと一緒なんだ。負ける気がしない。
このまま一気にエリアボスとやらまで倒してやりたいぐらいだ。
前を歩きながら炎をばらまいていく親友(カナ)の姿は、とても活き活きとしていて。
ああ、楽しいなぁ。 心からそう思った。
彼達のせいで極振りが絶対増える。
溫かい応援のポイント、本當にありがとうございます。
( *˙ω˙*)و グッ!
悪役令嬢の中の人【書籍化・コミカライズ】
乙女ゲームの好きな平凡な少女、小林恵美は目を覚ますと乙女ゲームアプリ「星の乙女と救世の騎士」の悪役令嬢レミリアになっていた。世界の滅亡と自身の破滅を回避するために恵美は奔走する! ……その努力も虛しく、同じく転生者であるヒロインの「星の乙女」に陥れられた恵美は婚約破棄された上で星の乙女の命を狙ったと斷罪された。そのショックで意識を失った恵美の代わりに、中から見守っていた「レミリア」が目を覚まし、可愛い「エミ」を傷付けた星の乙女と元婚約者の王子達に復讐を行う。 主人公は「レミリア」です。 本編は完結してますが番外編だけ時々更新してます。 おかげさまで一迅社から書籍化されました! コミカライズはpixivのcomic poolさんにて11/19から始まります! ※ガールズラブタグは「人によってはガールズラブ要素を感じる」程度の描寫です
8 187クリフエッジシリーズ第二部:「重巡航艦サフォーク5:孤獨の戦闘指揮所(CIC)」
第1回HJネット小説大賞1次通過、第2回モーニングスター大賞 1次社長賞受賞作品の続編‼️ 宇宙暦四五一二年十月。銀河系ペルセウス腕にあるアルビオン王國では戦爭の足音が聞こえ始めていた。 トリビューン星系の小惑星帯でゾンファ共和國の通商破壊艦を破壊したスループ艦ブルーベル34號は本拠地キャメロット星系に帰還した。 士官候補生クリフォード・C・コリングウッドは作戦の提案、その後の敵拠點への潛入破壊作戦で功績を上げ、彼のあだ名、“崖っぷち(クリフエッジ)”はマスコミを賑わすことになる。 時の人となったクリフォードは少尉に任官後、僅か九ヶ月で中尉に昇進し、重巡航艦サフォーク5の戦術士官となった。 彼の乗り込む重巡航艦は哨戒艦隊の旗艦として、ゾンファ共和國との緩衝地帯ターマガント宙域に飛び立つ。 しかし、サフォーク5には敵の謀略の手が伸びていた…… そして、クリフォードは戦闘指揮所に孤立し、再び崖っぷちに立たされることになる。 ――― 登場人物: アルビオン王國 ・クリフォード・C・コリングウッド:重巡サフォーク5戦術士官、中尉、20歳 ・サロメ・モーガン:同艦長、大佐、38歳 ・グリフィス・アリンガム:同副長、少佐、32歳 ・スーザン・キンケイド:同情報士、少佐、29歳 ・ケリー・クロスビー:同掌砲手、一等兵曹、31歳 ・デボラ・キャンベル:同操舵員、二等兵曹、26歳 ・デーヴィッド・サドラー:同機関科兵曹、三等兵曹、29歳 ・ジャクリーン・ウォルターズ:同通信科兵曹、三等兵曹、26歳 ・マチルダ・ティレット:同航法科兵曹、三等兵曹、25歳 ・ジャック・レイヴァース:同索敵員、上等兵、21歳 ・イレーネ・ニコルソン:アルビオン軍軽巡ファルマス艦長、中佐、34歳 ・サミュエル・ラングフォード:同情報士官、少尉、22歳 ・エマニュエル・コパーウィート:キャメロット第一艦隊司令官、大將、53歳 ・ヴィヴィアン・ノースブルック:伯爵家令嬢、17歳 ・ウーサー・ノースブルック:連邦下院議員、伯爵家の當主、47歳 ゾンファ共和國 ・フェイ・ツーロン:偵察戦隊司令・重巡ビアン艦長、大佐、42歳 ・リー・シアンヤン:軽巡ティアンオ艦長、中佐、38歳 ・ホアン・ウェンデン:軽巡ヤンズ艦長、中佐、37歳 ・マオ・インチウ:軽巡バイホ艦長、中佐、35歳 ・フー・シャオガン:ジュンツェン方面軍司令長官、上將、55歳 ・チェン・トンシュン:軍事委員、50歳
8 155魔術がない世界で魔術を使って世界最強
現代に生きる魔術師日伊月彌一は昔、魔術師にとって大事な目の右目を失い戦闘魔術師の道をあきらめ、亡き父が殘した魔術に科學兵器を組み込んだ”魔動器”の開発・研究を行っていた。 ある日、突如教室に魔方陣が浮かび上がり、気がつけばそこは異世界だった!? 困惑の中、話し合いの末、魔王軍との戦爭に參加することになり、ステータスプレートと呼ばれるもので潛在能力と職業をしる。 彌一の職業は”魔術師” それは魔術に対して大幅な補正が掛かるとゆうものだのった。 「この職業を伸ばせば俺は昔の俺に戻れる。いや昔を超える魔術師になれる!!」 と喜んだが、 「魔術とは?」 「・・・え?」 なんとこの世界には魔術をいう概念が存在しない世界だった!! そんな中初めての訓練の最中、魔王軍の奇襲を受けてしまい彌一は世界の6大古代迷宮のひとつに飛ばされてしまった。 大迷宮を攻略するため迷宮の最深部を目指す中、迷宮の中で一人の少女と出會う。 ーーーー「あなたも私を殺しにきたの・・・」 これは、魔術がない世界で現代の魔術師が世界中の大迷宮を旅しながら、嫁とイチャイチャしたり、可愛い娘や美人エルフの従者と出會い、世界最強の魔術師を目指す物語である。 週一回のペースですが、最近は遅れ気味です。出來次第更新していくつもりです。暇なときにぜひ!評価、感想どしどしお待ちしています! ツイッターもやっているのでよければフォローよろしくお願いします!
8 183光輝の一等星
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