《【書籍化】『ライフでけてライフで毆る』これぞ私の必勝法》クラスチェンジ ユキの選択
なんとか日刊2位を維持させていただいていて、謝の言葉もありませぬ。
一瞬だけ奇跡の1位まで……!
総合評価も5000を超え、PVは十萬に屆きました。
ひとえに皆様のおかげです。本當にありがとうございます。
[浄化]が決まり、ジャイアントスケルトンが天に還った。
元のフィールドに戻され、同時に多くのインフォが鳴り響く。
『ジャイアントスケルトンの討伐に功しました』
『特殊クエスト[聖への道 終]を完了しました』
『特殊職業[聖]の資格を得ました』
『只今の戦闘経験によりレベルが20になりました』
『只今の戦闘経験により[聖屬の心得]が[聖屬の極意]になりました』
『只今の戦闘経験により[格上殺し(ジャイアントキリング)]を修得しました』
『クエスト達報酬により[神の試練を乗り越えし者]を獲得しました』
『特殊ボス討伐によりボーナスポイントが付與されます』
「おわっったぁぁ〜〜!!」
思わず地面に座り込む。力が抜けちゃった。
『8888』
『おつ』
『お疲れ様』
『良い戦いだった』
『おつー!』
「ありがと〜 駄目だ。力んないや」
『激戦だったもんな』
『アチアチだった』
コメントの人たちが労ってくれるのが、心に染みる。
頑張ってよかったーー! って、そんなじ。
「一つ一つ確認していくから、ちょっと待ってね」
まずは増えた技能二つを確認していこう。
一つは進化っぽかったよね。
◆◆◆◆◆◆◆◆
技能:聖屬の極意
効果:聖屬攻撃の威力を10%向上させる
條件:聖屬の攻撃で敵を100以上倒し、かつ一定以上の累計ダメージを與える
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技能:格上殺し
効果:相手のレベルが自分より5以上高い時、STRとINTの値を20%増加させる
條件:レベルが10以上離れたボスエネミーを、半分以上の貢獻度を出して討伐する
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聖屬の極意は、単純に強化ってじで嬉しいね。
10%ってかなり大きいんじゃないかな……?
格上殺しは…………うん。これ私に関係ないや。
「ジャイアントキリングとかいうスキルもらったんだけど、効果がSTRとINTの割合上昇だってさ」
『草』
『0に何かけても0なんだよなぁ』
『完全死にスキルw』
『極振りの宿命』
期待通りというべきか、視聴者さんたちは盛り上がってくれているかな。
はい。供養おしまい。間違いなく有用なスキルではあると思うんだけど、殘念ながら私には縁がなかったと言うことで……
気持ちを切り替えて、稱號。
◆◆◆◆◆◆◆◆
稱號:神の試練を乗り越えし者
効果:神職に就くNPCからの好度に大幅上方補正
説明:神から與えられた試練を見事乗り越えた者の証。これを持つものだけが、神の奇跡を扱う資格があるとされる
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うーんこれまた表現がご大層な。
結構曖昧だけど、まぁこれも持ってて損は無いって程度の認識で良いだろう。
神の奇跡ってなんだろね。
忘れないうちにボーナスポイントも振っておく。
これで最大HPは3713。うんうん順調だ。
さあてこれでほかの確認は終わったかな。
いよいよお待ちかね、職業にれよう。
「みんなお待たせー。いよいよクラスチェンジにれるよ」
『お』
『待ちわびた』
『みせてくれるのか』
『気前いい』
『やったぜ』
「せっかく配信してるからねー。転職に関しては見せられる限りウィンドウ可視化しとくよ」
盛り上がるコメントを橫目に、ウィンドウを作。
『クラスチェンジができます』という通知があるのを確認して、タッチする。
『レベル20に達したため、クラスチェンジをすることが出來ます。今すぐ行いますか?』
『転職先は、以下の三つです。騎士、超重戦士、☆聖』
ほほう?騎士と超重戦士ってのもある。
これらが正規というか、普通のクラスチェンジ先ってことかな。聖だけなんか☆付いてるし。
「お。転職した場合のステータスを表示できるみたい。せっかくだしやってみるね」
ポチポチと畫面を作し、三つそれぞれでのステータス変化を並べてみる。
尤も、HP以外はほぼ零に等しくて大差ないので、省略で。
◆◆◆◆◆◆◆◆
名前:ユキ
職業:騎士
レベル:20
HP:4582
MP:0
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◆◆◆◆◆◆◆◆
名前:ユキ
職業:超重戦士
レベル:20
HP:5390
MP:0
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◆◆◆◆◆◆◆◆
名前:ユキ
職業:聖
レベル:20
HP:3790
MP:0
◆◆◆◆◆◆◆◆
「うーん。私、超重戦士で良い?」
『草』
『笑う』
『HPがw』
『自ら聖の選択肢を捨てる』
「えーだって……全然違うよこれ」
HPだけ考えた時に、1.5倍近くまで差があるのは如何なものなのか。
ほかのステータスの補正が高かったところで、私に関係あるのはHPだけだし……
『まぁでも、わざわざ特殊職って銘打って弱いってことはないのでは』
『そもそも明らかに後衛ポジだしな』
『寧ろしでも今よりびるのが凄い』
『とりあえず餅ついて比較して』
『ぺったんぺったん』
『お前じゃねえww』
「ん~~」
HPだけを考えれば、ここは超重戦士で良いだろう。
けどまぁ、HPが自分より高い相手にはまず勝てないって現狀をどうにかしたいと思っていたのも事実で。
ゲームを始めた當初は、カナのサポートメインで良いかな~とか思っていたけど。
今の正直な気持ち……もっと々なことをできるようになりたい。もっと面白そうなことをやりたい。
それに、配信してるんだから。今のとこ唯一があってネタになりそうなことやったほうが良いよね!
「お餅食べたくなってきた。落ちていい?」
『いや草』
『転職は??』
『今の間(ま)は、餅について考えていたのか……?』
『転職<<餅』
『まさかの食いしん坊キャラ』
「あはは。冗談。あ、でも食べるのも作るのも好きだよ~。一人だと手抜きになるけどね」
他のない雑談をしながら、各職業の説明に目を通しておく。
騎士は、正統派というべきか。重裝備が可能で魔法にも適応できる萬能型戦士といったところ。
超重戦士は、重裝備をより突き詰めたじ。圧倒的防特化で、裝備の重量を活かした攻撃もできるらしい。
そして最後が、聖。これはそのままウィンドウ表示させちゃおう。
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聖 特殊職業
類まれな才に恵まれた者のみがなることができる聖見習いだが、晴れて聖と認められるには充分な実績を積んだ上で厳しい神の試練を乗り越える必要がある。
険しく狹き門をくぐり抜けた聖はまさしく國の寶として崇められ、聖もまた、來たるべき日に備え更なる修練を重ねるのだ。
HPに1.3倍、理攻撃力、防力に0.8倍補正。魔法攻撃力、防力に1.3倍の補正。
職業技能【聖】を修得できる。
※これは特別な職業であるため、語に強く関わることになる可能があります。
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説明文がまず大仰(おおぎょう)。すんごい大層なこと書いてあるけども、これってどうなんだろう。
店の人や付の人がやたらリアルだったこのゲーム。確かキャッチコピーも『もう一つの世界』とかいうフレーズがってたんだっけ。
もしかしたら、聖って職業は私の考える以上に重くて、ここで選ぶことでなにか大きなことが起こるのかもしれない。
まあ、でも。
「ここまで來て選ばないのは、ちょっと違うよね~」
なにかが起こるなら、その起こったものを全力で楽しめば良い。
私にはカナがいるし、視聴者さんたちもついてくれているからね。
『お?』
『決めたん?』
「うむ。 私は、聖になるよ!!」
『うーんこのセリフのパワーよ』
『「私は聖になる」』
『切り抜き不可避』
『ででーんって効果音付きそうw』
「あーもうまたそうやってからかう!! なっちゃうからね! 聖に!」
むすっとした表になりながらも、ウィンドウを作。
『 聖 を選択しますか?』
もちろん、イエス。
『プレイヤーネーム ユキのクラスチェンジが完了しました』
『レベルキャップが100まで開放されます』
『職業技能【聖】を修得しました』
「おー…………おお?」
流石に聖になった瞬間に裝が変わるだとか、なにか演出があるとか、そういうのは無かった。
神が認めるーとかクエストに書いてあった気がするし、イベントでもあるんじゃないかと期待してたんだけども。
の覚が変わるということもない。 いやまぁ、もともとHP以外0なんですけど。
ただ、間違いなく私のステータス欄には聖と記載されていた。
「えーと。聖になったみたい……です?」
『疑問形w』
『語尾にハテナみえてるぞ』
『実なさそう』
『演出とかはないんだね』
『たしかに』
「ねー なにもないんだねぇ」
あ、そうだ。技能が新しく増えたんだっけ。そっち確認しなきゃ。ウィンドウを可視化して……っと。
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職業技能:聖
説明 :特殊クラス【聖】専用に割り振られたスキル。
多くの技能を包し、持ち主とともに長する。
包技能:【祈り】【唄】【聖魔法】
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「ほう……ほう??」
『長系のスキル?』
『なにそれ』
『でも普通のスキルも別に長するよな。屬魔法とか武系とか』
『あー』
『どういうこと?』
「ん~どういうことだろう。フレーバー要素的なじなのか、意味があるのか。
ま、しばらくしたら々わかるんじゃないかな」
『せやね』
『たしかに』
『包ってのが興味深い』
『増えるのかな』
『唄』
『うた』
『お?』
『運営様もお認めになった』
『神ヴォイス』
『ほう』
「ちょっと待ったその話は今は無し!!!恥ずかしいから!
それに運営さんが認めたって、違うでしょたまたまでしょ!」
ああもう。好き勝手言ってくれちゃって。
いくらなんでもあの一回だけでスキルに関わってくるわけないでしょうに!
気を取り直して。
えっと、聖になった影響があるかどうかであったり、そもそもエリアボスどうなったんでってことであったり。あとは包技能とやらの確認もか。
今すぐ確かめたいことは沢山あるんだけども、流石にそろそろ時間も押している。
「まだまだ気になることはあるとおもうけど、一旦ここで切り上げるね!」
『お?』
『ああ、もう夜だもんね』
『ぶっ通しだったもんな』
『ワイも晩ごはん食べてないわ』
『俺もだ』
『俺も』
『夜勤なう……9連目』
『あっ』
『お疲れさまです』
「そうなのよ。だから一旦休憩。と言っても々気になることも多いし、21時位からもう一回配信するね。
夜勤の人は強くいきて……!」
例の夜勤の人、しっかり継続中なんだね。
ん?ちょっと待て。nowってなんだ大丈夫なのか。
ま、まあそこは本人に委ねよう。自己責任ってやつだ。當然。
「それじゃあ、配信切るね。ばいばい!」
カメラに手を振って、配信を終了する。
ふわふわ~とこちらに飛んできたドローンをなでてあげると、くるんと回って消えていった。
さて、じゃあちゃちゃっと用事済ませて、戻ってきますか。
最後に、今もログインしているカナにメッセージを飛ばして。私はログアウトを選択した。
◆◆◆◆◆◆◆◆
本來、職業は一次→二次→三次と続き、一次、二次、三次でのそれぞれのレベル上限は20.50.100(現狀)
ただし、聖など特殊な職業は、二次がそのまま終わりとなる。上限は100(現狀)。
一レベルごとの上方幅は、一次が5、二次が10、三次が20。
特殊職業は1レベルごとに15ずつ。
必要経験値は、基本の職なら二次関數的に後半発的に増えていく。
特殊職はなった直後からかなり必要経験値が多めな代わりに、後ろがしマシになる。
最終的な100までの必要経験値は変わらない。
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聖魔法。ユキちゃんも念願の魔法ですね。
屬こそレアですが、ごくごく『一般的な』魔法ですね!
【書籍化】勇者パーティで荷物持ちだった戦闘力ゼロの商人 = 俺。ついに追放されたので、地道に商人したいと思います。
ありふれた天賦スキル『倉庫』を持つ俺は、たまたま拾われたパーティで15年間、荷物持ちとして過ごす。 そのパーティは最強の天賦スキルを持つ勇者、ライアンが率いる最強のパーティへと成長して行った。そしてライアン達は、ついに魔王討伐を成し遂げてしまう。 「悪いが。キミは、クビだ」 分不相応なパーティに、いつまでもいられるはずはなく、首を宣告される俺。 だが、どこかでそれを納得してしまう俺もいる。 それもそのはず…俺は弱い。 もうめちゃくちゃ弱い。 ゴブリンと一騎打ちして、相手が丸腰でこっちに武器があれば、ギリギリ勝てるくらい。 魔王軍のモンスターとの戦いには、正直言って全く貢獻できていなかった。 30歳にして古巣の勇者パーティを追放された俺。仕方がないのでなにか新しい道を探し始めようと思います。 とりあえず、大商人を目指して地道に商売をしながら。嫁を探そうと思います。 なお、この世界は一夫多妻(一妻多夫)もOKな感じです。
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8 184骸街SS
ーーこれは復習だ、手段を選ぶ理由は無い。ーー ○概要 "骸街SS(ムクロマチエスエス)"、略して"むくえす"は、歪められた近未來の日本を舞臺として、終わらない少年青年達の悲劇と戦いと成長、それの原動力である苦悩と決斷と復讐心、そしてその向こうにある虛構と現実、それら描かれた作者オリジナル世界観ダークファンタジーです。 ※小説としては処女作なので、もしも設定の矛盾や面白さの不足などを発見しても、どうか溫かい目で見てください。設定の矛盾やアドバイスなどがあれば、コメント欄で教えていただけると嬉しいです。 ※なろう・アルファポリスでも投稿しています! ○あらすじ それは日本から三権分立が廃止された2005年から150年後の話。政府や日本國軍に対する復讐を「生きる意味」と考える少年・隅川孤白や、人身売買サイトに売られていた記憶喪失の少年・松江織、スラム街に1人彷徨っていたステルス少女・谷川獨歌などの人生を中心としてストーリーが進んでいく、長編パラレルワールドダークファンタジー!
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