《【書籍化】『ライフでけてライフで毆る』これぞ私の必勝法》もはや聖ってより……
ガス欠気味なのでもうしだけペース落とすかも知れません。力が足りていない……
想、評価、ブックマーク勵みになっています。本當にありがとうございます。今回も想から一部をコメントに頂戴しております。
前回れ損ねましたが、レビューいただきました。本當にありがとうございます!
意識が浮上する。外はすっかり日が落ちていた。
よいしょとベッドから起き上がって、をほぐす。
とりあえず、ちゃちゃちゃっとご飯を作ろう。今日はカレーにするつもり。
作ると言っても、お晝のうちに下ごしらえとしてかなり進めてあるので、大した工程は殘っていない。
手際よく作り終えて、によそう。お皿はもちろん、二人分。
理由は言うまでもなく──
ピンポーンと、インターホンがなった。
配膳をいったん止めて、応対する。
「はいはい」
「來たで」
「開いてる」
「ん」
ガチャっと音を立てて、玄関の扉が開かれる。
私は出迎えに出る……のではなく、配膳の続きだ。
「なんやなんやー 親友の到著に出迎えなしかー?」
「お腹すいてるかなって」
「うーん否定出來ん!」
「ふふっ。さき食べよ」
「手ぇ洗ってくるわ!」
カナが手を洗っているうちに配膳も終わり、二人揃って著席。
手を合わせて……『いただきます』
「ん~~うまぁ」
「そう?」
「さすが深雪やで!」
「ふふ。まぁカレーは失敗するほうが難しいってよく言うから」
料理は分量とってお母さんが言っていた。
正確に量った上で気持ちを込めて作れば、絶対に味しいものが作れるってお話。
まあ、卵料理みたいにそもそも失敗しやすいものはあるけどね。
「それはそうと、かなりぶっ飛んだことになってきたみたいやん?」
「そうなんだよ~S3エリアあったでしょ?あそこのボスに挑もうとしたら変なことになっちゃって」
晩飯を食べながら、のんびりと雑談。
話題はもちろん、Infinite Creationのことだ。
あっという間に食べ終わって、片付けを進めながらも話は続く。
二人揃って同じゲームをやりこんでいると、無限にその話ができるからとても楽しいね。
さて。盛り上がっているうちに、気づけばもうすぐ21時。
「あ。そろそろ時間だ」
「配信続きするんやっけ?」
「そーそー。まだ確認してないものもあるんだ」
「あー包技能ってやつ」
頷きを返す。さっき大は話したから、改めてれはしない。
今日はこのままお開きということになり、玄関まで見送る。
「あ、せや。明日の休み、ウチに泊まりにけえへんかってお母さんが」
「あ、ほんと? やったー行く!」
「おっけー決まりや。伝えとくわ」
「お願い~~」
ひらひらと手を振って、奏は帰っていった。
明日お泊りか~。 結構久しぶりだなぁ。
カナのお母さんが最近ずっと忙しかったから。 一ヶ月ぶりくらいかな?
ふふ。楽しみ。明日はお土産にクッキーでも焼こう。
さて。じゃあそろそろゲームしよっか。
SNSを開いて、『予定通りこれから再開します』とだけ発信。
さ。やっていきましょーか!
◇◇◇◇◇◇◇◇
ログインした私は、すぐにカメラを呼び出す。
「ん。じゃあよろしくね」
ふよふよと飛び始めるカメラドローンをでてみると、くるりと橫に一回転。
ちょっとしたことに和んでいるうちに、配信中との表示が右端にでてきた。
「お。どうかな。始まったかな」
『わこ』
『わこつ』
『待ってた』
「大丈夫そうだね。 みんなこんばんは~ユキだよ」
軽く手を振って、挨拶。
さっそくだけどもウィンドウを可視化していこう。
「開始早々だけども、包技能をチェックしていくよ」
『おー』
『888』
『早速すぎるw』
私も気になっていたからねぇ。まず最初は……
◆◆◆◆◆◆◆◆
技能:祈り
効果:自のHPかMPを代償に捧げて発。
単のHPとMPを回復する。効果量は代償の半分。
◆◆◆◆◆◆◆◆
「いきなりピーキーなの來たなぁ!!」
『草』
『何故か対応されるHP』
『MPが枯渇した時もそのを犠牲にできるとかいうコンセプトなんだろうね』
『なお』
まさかの自己犠牲スキル第二弾。まぁ、実はコメントの通りなんだろうけども。
ここの運営さんはあれだね。多分だけど聖に獻とかを求めているんだろうね。
なにはともあれ、HPを使えるのはありがたい。なくとも選択肢の一つにはなる。
さて。次のやつ行こうか。
◆◆◆◆◆◆◆◆
技能:唄
効果:特別な効果が刻まれた唄を歌う。消費はない代わりに、ある程度歌うことで初めて効果を発揮する。
[鎮魂歌(レクイエム)] [聖譚曲(オラトリオ)] [子守唄(ララバイ)]
◆◆◆◆◆◆◆◆
ほぉ……ホントに歌うことをある種の武にできるということなのか。
そう言えば、このゲームって詩人みたいな職業はまだ出てきてないよね。
『これからは定期的に歌聴ける説』
『神か?』
『運営わかってる』
『いや最後よw』
『各歌ごとに効果違うん?』
「えーと、レクイエムが不死屬へのダメージ並びにデバフ効果。オラトリオが広範囲回復だって。
最後は…………うん。攻撃ダウン稀に睡眠付與って書いてる」
『草』
『いやかなり有用なんだがw』
『これもう戦闘の度に子守唄では??』
『わざとだろ運営www』
『配信で子守唄連打する配信者w』
『最高かよ』
「しない!しないからね!?」
くそう。このわざとらしく三つ目にって來ているじ、運営もわざとねじ込んできたんじゃないかって錯覚してしまう。
流石にそれはないだろうけども!
ちょっとだけ釈然としない思いはあるけど、次行こ、次。
「最後の一つ、行くよ!!」
『おっ』
『三つ目』
『なんだっけ?』
『聖魔法』
『おーー』
『魔法か』
『ん?』
『いやw』
◆◆◆◆◆◆◆◆
技能:聖魔法
効果:聖屬の魔法を扱うことが出來る。不死や闇の屬に特攻。
[ホーリーボール]
◆◆◆◆◆◆◆◆
「わー!私にも普通の魔法っぽいのが生えてきたよ!」
カナの火魔法のような、いわゆる普通の屬魔法。
魔法ってものに憧れる気持ちはみんなあると思う。
特に、あんな超威力な親友を観ていると尚更だよね!
ウィンドウを作して、ホーリーボールとやらの説明をみてみよう。
カナのファイアボールと似たようなじだとは思うけど。
「えーと…………ホーリーボール。聖屬。消費MPは5で、威力はINTの値に依存する」
『ほう』
『さてここでユキのステータスを見てみましょう』
『察した』
『MP0! INT0!!』
『あっっ』
『あ…………』
『魔法能0の』
『なお毆ったら強烈なカウンターが飛んでくる模様』
『もはや聖というより凄』
「知ってたよ。ちくしょう!!!!」
あとちらっと見えたけど凄(せいじょ)って言ったの誰ですかね!!表出ろーーい!!
一般魔法な時點でユキに扱えるわけがないでしょ(真顔)
【書籍化/コミカライズ決定】婚約破棄された無表情令嬢が幸せになるまで〜勤務先の天然たらし騎士団長様がとろっとろに甘やかして溺愛してくるのですが!?〜
★書籍化★コミカライズ★決定しました! ありがとうございます! 「セリス、お前との婚約を破棄したい。その冷たい目に耐えられないんだ」 『絶対記憶能力』を持つセリスは昔から表情が乏しいせいで、美しいアイスブルーの瞳は冷たく見られがちだった。 そんな伯爵令嬢セリス・シュトラールは、ある日婚約者のギルバートに婚約の破棄を告げられる。挙句、義妹のアーチェスを新たな婚約者として迎え入れるという。 その結果、體裁が悪いからとセリスは実家の伯爵家を追い出され、第四騎士団──通稱『騎士団の墓場』の寄宿舎で下働きをすることになった。 第四騎士団は他の騎士団で問題を起こしたものの集まりで、その中でも騎士団長ジェド・ジルベスターは『冷酷殘忍』だと有名らしいのだが。 「私は自分の目で見たものしか信じませんわ」 ──セリスは偏見を持たない女性だった。 だというのに、ギルバートの思惑により、セリスは悪い噂を流されてしまう。しかし騎士団長のジェドも『自分の目で見たものしか信じない質』らしく……? そんな二人が惹かれ合うのは必然で、ジェドが天然たらしと世話好きを発動して、セリスを貓可愛がりするのが日常化し──。 「照れてるのか? 可愛い奴」「!?」 「ほら、あーんしてやるから口開けな」「……っ!?」 団員ともすぐに打ち明け、楽しい日々を過ごすセリス。時折記憶力が良過ぎることを指摘されながらも、數少ない特技だとあっけらかんに言うが、それは類稀なる才能だった。 一方で婚約破棄をしたギルバートのアーチェスへの態度は、どんどん冷たくなっていき……? 無表情だが心優しいセリスを、天然たらしの世話好きの騎士団長──ジェドがとろとろと甘やかしていく溺愛の物語である。 ◇◇◇ 短編は日間総合ランキング1位 連載版は日間総合ランキング3位 ありがとうございます! 短編版は六話の途中辺りまでになりますが、それまでも加筆がありますので、良ければ冒頭からお読みください。 ※爵位に関して作品獨自のものがあります。ご都合主義もありますのでゆるい気持ちでご覧ください。 ザマァありますが、基本は甘々だったりほのぼのです。 ★レーベル様や発売日に関しては開示許可がで次第ご報告させていただきます。
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