《【書籍化】『ライフでけてライフで毆る』これぞ私の必勝法》【聖】の恩恵
遅くなってしまいましたが、なんとか書き上がりました。
奇跡の日刊維持、とても勵みになっています。
なんとジャンル別週間1位も獲得いたしました。皆様のおかげ。本當にありがとうございます!!!!
(2020/07/15 追記 なんと総合評価一萬を突破いたしました。謝の言葉もございません……!)
「……コホン。ということで、聖とやらで軽く戦ってみようと思うよ」
咳払いを一つ、とりあえずセーフティエリアの外に出た。
慣らしの面もあるし、新エリアに行く時間はなさそうなのでs3方面だけどね。
『お、おう』
『切り替えたww』
『凄は切り替えが早い』
「ちょっとまったあんたらそれ定著させるつもりじゃないだろうな!?」
凄慘なってことでしょ。いくらなんでもそれはないんじゃないか。
こちとらごくごくふっつーーのの子だぞ!
『え』
『完璧だと思うんだけど』
『毆られて』
『刺されて』
『ふっ飛ばされて』
『ダメージチャージしてカウンター』
『凄慘だなw』
『↑やばいw』
『……ドM聖? 』
『それだ』
『わろた』
『生贄の』
『草』
ほんっと好き放題言ってくれちゃって。怒るよ? わたし。
だけど、100%否定しきれない自分がいる。よけいに辛い!
もやもやとしたものを抱えながら歩いていると、案の定スケルトンたちがわらわらと湧いてきていた。
「ああもう。早く天に還んなさい。 【浄化】【浄化】【浄化】」
『笑うんだが』
『雑いw』
『こなれたもんだなぁ』
『HPがゴリッゴリ減ってくw』
數のスケルトンを片っ端から浄化していく。ポーンポーンとインフォがなった。
なんだろう。レベルアップにははやいとおもうけど。
『只今の戦闘経験により【浄化】が強化されました』
『只今の戦闘経験により【聖の歩み】を修得しました』
ほほう?強化。これは初めてのものかな。
もう一つは技能。 早速観てみよう。
◆◆◆◆◆◆◆◆
技能:浄化☆
効果:任意の量のHPもしくはMPを利用して発。威力がHPを上回っていた場合、対象を浄化する。不死屬を持っている相手にのみ効果があるが、一部の存在には効果が無い。聖屬。☆威力は消費分の二倍。
條件:聖見習いとして初めて【浄化】を功させる
◆◆◆◆◆◆◆◆
星が付いた! 効果としてはシンプルに威力が二倍……え? 強くない??
とりあえずこれも可視化しておこう。
『ファ!?』
『超強化じゃんw』
『寧ろ今までが弱すぎたまである』
『あーたしかに』
『見習い?』
『聖じゃないんや』
「あれ?ほんとだ。見習いってなんだろう。今の私が見習いってこと?」
考えられるとしたらそれくらいだろうけども。
あれ。でも、神に一人前として認められる云々って書いてなかったっけ。
『あれじゃない?クエストのほう』
『終 ってなってたもんね』
『あー』
『序とか中みたいなのをすっ飛ばしたせいでバグってる的な』
『バグとまでは言わないけど、本來は見習い段階があった』
『ありそう』
「あーにゃるほどね。 たしかにそういうのはあるかも~」
唐突に生えてきたし、そのままボス戦になっちゃったから忘れていたけど、そういえばクエスト名からして違和あったんだっけ。
元々は段階を踏むはずだったものをすっ飛ばしちゃった分、今それが來ている……みたいなことはありそう。
「ん!? じゃあ、本來は浄化の威力二倍でやれたかもしれないってこと!? 楽勝だったじゃん!」
『わろた』
『あくまで可能だから』
『事実っぽいんだよなぁ』
『本來の想定威力ぶっちぎってる説ある癖になにを』
『ほんそれw』
うぐ。そう言われてしまうと何もいえぬ。
たしかに、圧倒的ライフで毆った自信はあるもんね……
「つ、次のやつ共有するよ!!」
◆◆◆◆◆◆◆◆
技能:聖の歩み
効果:移阻害効果を無効。神攻撃に対して強耐。
條件:職業【聖】として戦闘に一回勝利する。 神の意思を継ぐ聖の歩みを止めることは許されない
◆◆◆◆◆◆◆◆
うわ。またなんか大層なものが生えてきている。
これが特殊職業の恩恵ってやつなのかな。 移阻害効果って、もしかして?
『逸(そら)したw』
『すぐ逃げるんだから』
『お?』
『おお』
『強くない?』
『普通に有用そう』
『凄の歩みですし』
『↑お茶返せ』
『これGAMANも歩けるのかな』
「わかる!私もそれ気になった。なんとなく行けそうな気がしない?」
『どうだろ』
『いけそう』
『行けたら強くね?』
『強いってか便利そう』
使ってみれば早いかなって思ったけど、そうだこれ確か、ダメージ與えればデバフ解除とかそんなんだっけ。
戦闘外の場合どういう扱いになるのかわからないけども、念のため発までしておこうか。
てきとーにうろつく。昨日からわかっている通り、ここはあっという間にスケルトン達に囲まれる。
特に変わった様子もない骨軍団が、剣を振りかざしてわらわらと歩み寄ってきた。
「【GAMAN】……やっぱりなからず怖いものがあるんだけど」
『絵面がなぁ』
『ホラー映畫顔負け』
『無抵抗で斬られて平気なはちょっとわからない』
『無抵抗で斬られて兵』
『↑だれうまwww』
「平気ってわけでもないよー。 そして私はウェポンの方の兵ではありません!」
まあでも、こうしてコメントを拾えている時點で割と大丈夫なのかもしれない。
兵扱いは納得いかないが!
あ、忘れるところだった。ここから移できるかどうか試さなきゃ。
の覚からして既になんとなく察してはいるけどね。
そーと、一歩後ろに下がってみる。 うん。問題ない。
「移、できるわこれ」
『おーー』
『つよつよじゃん』
『聖になって一番の強化ポインツでは』
『移できたところで』
『立ち位置修正できるのはつよいね』
元々大して速度があるわけじゃないので、そこまで狀況が大きく変わるわけでは無いと思う。
それでも、やっぱり移できるっていう安心は大きいね。
「行は……流石に駄目か」
斬りかかってくるスケルトンに対してぱんちを試みてみたものの、流石にそれはが重くて出來なかった。
まあ、『行不能』と言ってもこれまででわかっている通り、勢を整えるとかはできるから充分かな。
流石にカウンター準備しながら他の行まで可能だったら強すぎるもん。
「よいしょ。じゃあとりあえず君たちは……『解放(リリース)』 天(そら)に、還りなさい!」
幾度となく斬られ、HPが殘りないところまで減ってきたのを確認して──解放。
ゆっくりと掲げられた手から、天に向かって力が放出されていく。
手が振り下ろされた瞬間、線が雨のように降りそそいで。
それが止む頃には、地上に蠢(うごめ)いていたスケルトンたちは揃って姿を消していた。
「ふぃーーーしんどい」
『おつ』
『相変わらず壯大』
『発の瞬間はカッコ良いんだよな』
『まさに天の怒り』
『なお準備期間』
「もー。隙あらば からかうんだから」
カメラに向かって頬を膨らませ、ツンツンとつついて見る。
不満ですと、骨にアピールだ。
『かわいい』
『かわいい』
『いやそれ反則』
『かわいいw』
『逆効果なんだよなぁ』
『可さ自覚して?』
「うえっ!? き、急に褒め出すのやめて!?」
『照れた』
『かわいいw』
『テレテレユキちゃん』
ああもう、ホンット自由なんだから!
ばっと、カメラに背を向ける。 顔が熱い。
「ほらもう、回復して次行くよッ!」
インベントリを作。ポーションを……あ。
ポーション切らしてたんだーーー!!!!
ユキ 殘存HP 194
<本編でいつ描寫するかわからないので補足>
各職業、ステータスに関わらず初期HPが100設定されています。
二次職は300、特殊職は500に基本値が増えています。
これまでや、クラスチェンジでのHPはそれも算出されたものです。
剣聖の幼馴染がパワハラで俺につらく當たるので、絶縁して辺境で魔剣士として出直すことにした。(WEB版)【書籍化&コミカライズ化】【本編・外伝完結済】
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