《【書籍化】盡くしたがりなうちの嫁についてデレてもいいか?》おまけのいちゃいちゃ~両想いになった夜~
これでほんとに終わります~!
またどこかでお會いしましょう~!
お互いの想いを確認し合い、晴れて本の夫婦になれたその夜。
りこが暴走した。
「り、りこ!? えっと、そ、それはもしかして……」
仲良く夕飯を食べ、互にお風呂にって、歯を磨いた後。
いつもどおり部屋の前でおやすみを言って明日の朝まで別れるものとばかり思っていた俺の前で、りこはそそくさと自分の部屋にっていってしまった。
ちょっと寂しそうな顔で、去りがたそうにりこから言われる「おやすみなさい、また明日」の言葉が俺は大好きだ。
それがもらえなかったことがショックで、がくんと肩を落とし、廊下に立ち盡くしていると――。
なんと、枕を持ったりこが、ほわほわした笑顔を浮かべながら戻ってきたのだ。
そして、冒頭のセリフに戻る。
「もしかして、い、い、一緒に寢……」
挙不審すぎる態度で聞き返してしまった。
それなのに、りこは気持ち悪がるどころか、頬を染めた顔で俺をうれしそうに見つめてきてくれた。
もう全部がかわいい……!!
誤解が解けた今なら、これがするの子の表なのだと理解できる。
あまりのかわいさに息するのも苦しくなってきた。
「付き合いはじめの人同士だったら、まだ一緒に寢るのは早いねってなるのもわかるんだけど、私たち新婚さんだよ……?」
「うっ。はい」
「新婚さんが別々の部屋で眠るなんて寂しすぎると思うの」
「ぐっ。はいっ」
「だから、いい……?」
くっ……………………。
ハイどうぞ是非お願いしますと言ってしまいそうになる。
でも、俺、りこを大切にするって話してあるし、その気持ちはもちろん今も変わらないし、でもさすがにもう、酷使された理が持つとは思えない。
だってりこは、りこは……俺をす、すきなわけで……我慢する意味ある!? なくない!?
……だ、だめだ。大切にしたいって気持ちだけに集中しろ。
寶なんだから。
「あの、りこ、その……えっと」
「一緒に寢たい」
「……っっっ」
直球でくるとか!!!
りこさん、俺を殺すつもりですか……!!
「だめ?」
俺の隣に回ってきたりこが、俺の腕にぴとっとくっつく。
そのままスリスリと頬をすり寄せられた。
「湊人くん、すきすき……」
だああああああ。
しぬ。
しすぎて死んでしまう。
「私を湊人くんのお部屋にれてください」
「うううううう」
「なにもしないから……。ね?」
うるっとさせた目で見上げてくるなんてずるい。
ていうか、それは男側が言うセリフだよね!?
すったもんだの末――。
結局俺が大好きなりこを追い払えるわけなんてなくて、俺たちは狹いシングルベッドで枕を並べて眠ることになったのだった。
ちなみに、何もしないと言っていたりこの約束は、甘い噓になって溶けてしまったとだけ言っておく……。
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