《無雙 ~仲間に裏切られた召喚師、魔族のになって【英霊召喚】で溺スローライフを送る【書籍化&コミカライズ】》第32話 、聞き取り調査をする
とある日。
「へいか。としょしつ、いっていいですか」
いつものように、マーリンに抱っこされながら、私は執務室で陛下にお願いをしていた。
それにしても、なぜ今日は、いつも以上にぐったりしているのだろう? お父様と久々の再會ができて有意義な時間が取れたのではなかったのかしら?
さらに、今日は、陛下のお手伝いをしているらしく、孔雀(アドラメレク)も部屋にいた。
「……まさか、絵本……」
そんな孔雀から、やっぱりそれを言うか! といったセリフが聞こえたので、蹴っ飛ばすふり(屆かない)だけしておいた。
「ちがいましゅ!」
私は、ぷうっと頬を膨らます。
「陛下、アドラメレク様。違いますよ。マスターは、ご実家に起こる『災厄』について調べたいのです」
そこに、マーリンが苦笑しながら間にってくれた。
「『災厄』ですか?」
そこで、マーリンが、私の故郷の『災厄』について説明をしてくれた。
いちいち舌を噛むこの児の口では、説明が大変なので、実に有難い。
「日食は、月のが日の力を奪う日。それを聞くと、何やら古い神話にも理由がありそうですね」
すると、何やらアドラメレクが、その、古い神話、というものを思い出したように話し出した。
昔、創造神の神の子の中に、大地に生まれた人間や亜人達を見守るための雙子の男の神が生まれた。
神は、人間も亜人も平等にしていたが、男神は自分と同じ見た目の人間のみをし、それ以外の子達を嫌うようになった。
やがて、その弟神ガイウスは、姉神ガイアを含めてその他の神々と袂をわかち、自分自を絶対神とみなす國を興した。それが、元の國であるノートン王國であり、彼を主神と崇めるのが彼の國の教會なのだそうだ。
そのため、彼の國は、人間第一主義で、亜人は奴隷以外は存在を認めていない。
それに対して、魔族や獣人といった亜人と融和していく方針を選択したお父様の國は、次第に姉神であるガイアを主神とする宗教を國教としつつ、宗教の自由を認める方針で、今宗教改革も行なっていたはずだった。
「それの、どこが『さいやく』と関係ありゅの?」
私は首を捻る。
「その雙子の神は太、男神は月と見なされているからですよ」
「……つきによって、たいようのちからが、おとろえると、おきりゅ……」
何かが分かりそうな気がして、それでもうまく表現ができなくて、私は、うーんと頭を抱えて唸る。
「つきは、あのくにの、かみさま……」
「かの國の教會が、何らかの関與をしている可能があると言うことですかね」
そこに、マーリンが私に救いの手を差し出してくれた。
「ノートン王國で、資料が見當たらなかったんだろう? とすると、あの國のあの教會なら、関連文書を異端とか何とかいって廃棄していてもおかしくはないだろうし、その可能もあり、かな……」
アドラメレクが推測する。
「そうすると、一度はノートン王國に従っていたフォルトナー王國でも、文獻が見つかることもあるまい。あるとすると、我が魔族領の書庫のみ、と言うことか……。あ、いや、もしかすると、父上が知っておられるかもしれない」
そう、陛下が気が付いたのだ!
あ! そうだ。魔族は壽命が長い人で二千年とか。でも、パズスは凄くて、三千年も生きたのだ!
そうならば、ちょうどその頃に生きていた可能があるってことよね!
ーー善は急げ!
「サモン、だいまおうパズス!」
すると、威厳のある先代魔王が姿を現した。
「マスター。何か用かな?」
彼は、なぜか両手をマーリンに向けて差し出している。その指先が、何かを催促するかのように小刻みにかされている。
私は、マーリンから、パズスに引き渡され、抱っこされた。
ーーえ? どう言うこと!?
「らしき我がマスター。何でもみを葉えよう。で、今日は、何をおみだ?」
パズスの顔は可い孫でも見るような表で崩れきっている。
「……ち、父上……」
「先代様……」
その景に、陛下もアドラメレクも頭を抱えていた。
「パズス殿。マスターは、マスターのご実家、フォルトナー王國の南の山間部で起こる『災厄』について、知りたいと願っております」
そういうと、陛下の執務室にられていた、この大陸の地図のもとへ行って、場所を指し示した。
「『災厄』、フォルトナー……」
パズスは私を抱いたまま、その地図の側に歩み寄り、その大量の記憶の中を探るように、しばらく考え込んでいた。
「……! あれだ、『次元の悪魔』と『勇者』と『英雄』だ!」
パズスが思い出したように、キーワードらしきものを口にする。
ーーもうちょっと、分かりやすく教えてくれないかな。
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