《12ハロンの閑話道【書籍化】》夢見る風(1)
冬。
芝のGⅠがなく、年末にかけて行われた秋競馬も一段落し、そんな中を戦っていた有力馬達が一休みする、そんな時期。
この時期の競馬ファンのテンションは低い。
開催されるレースは來るクラシックへ向けての前哨戦が主であり、直接の勝敗とけ取るには早計な容ばかりだからだ。逆説的に本番への準備期間で戦力の凡そを想像する時間でもあり、あの馬が強い、いやこの馬の方が、見る目ねーなこいつが三冠全部持っていくから、なんてやり取りが最も盛んに行われる時期でもある。とはいえ、やはり馬券が絡んでこその競馬。勝ちたいというを各陣営が最大限に見せてくれる本番(クラシック)での的中こそが最大の山場であるのは間違いない。
そうした狀況を主催者側も手をこまねいて見ているだけではない。二月には中央競馬のダートマイル王決定戦フェブラリーステークスが。さらに古馬路線を盛り上げるため平末頃には4月初週に2000mGⅠ大阪杯を設立。その前哨戦を2月中ごろから整備することによって、クラシック前哨戦しか話題がなく手持ち無沙汰だった競馬ファンの隙間を埋めた。
そんな中近年注目度の上がっているレースがある。2月下旬の中山記念と3月上旬の金鯱賞だ。それぞれ中山競馬場1800m、中京競馬場2000mで開催される。
何故これらのレースが注目されているかと言うと、春開催GⅠの前哨戦として非常に都合のいい位置に設置されているからである。マイル路線の年明け一戦目として中山記念、距離延長に苦がなければ2000mの金鯱賞でもいいだろう。逆に大阪杯を目標にする場合、この両レースともにステップレースとして機能させやすい。
長距離路線の場合でも金鯱賞はよい位置にある。年末から休ませていた馬が間隔を開けすぎないために出走することもあるし、なんらかの因果関係があるのか、金鯱賞の優勝馬が天皇賞で好走するケースも多い。
そして海外路線、ドバイへの前哨戦としても腳を浴びている。競馬におけるドバイという通稱は、3月末、ないし4月上旬開催となるドバイミーティングの事を指す。
ドバイミーティングはUAEで行われるスペシャルウィークエンドイベントだ。
ダート、芝、複數のGⅠが開催され、日本を始めとして歐州米國オーストラリア、各地域の名馬達が集結する國際的な競馬の祭典といえるだろう。
コースが平地であることや芝や砂の傾向が高速化されており日本に似ていることから、日本馬の參戦は古くから行われており、他の海外重賞と比較して優勝の回數が圧倒的に多い。
印象的な勝利をもたらした日本馬は數多くあるが、中でもステイゴールド、ハーツクライ、ジャスタウェイなどは、勝利だけでなく容も評価されることが多い。
各距離のエキスパート達が前哨戦とは言え集結するレース。グレードは違えど競馬ファンからすれば面白い見世であることは疑いようが無い。
そんな春先。競馬業界はドバイミーティングについて、一つの問題に頭を悩ませていた。
「ダビドデビドが屈腱炎。ゴールドムーンナイが裂蹄の療養中につき回避。國ダート王者が軒並み出場見送りとは、新年早々運が無いな」
「招待されていたのがその2頭でしたからね。JRAから補助金が出るとしても、実費の負擔が多いとなれば、やはり嫌がるオーナーが多くなるのは仕方ありませんよ」
「どうしたものかねぇ。まさか一頭も出さないなんて訳にもいかんだろうし」
「かといって中途半端な実力の馬を向かわせても、得るものが無いでしょうに」
「芝の方は隨分豪華な顔ぶれらしいじゃないですか。今年はスプリントにダイランドウ、1800にラストラプソディーと牝馬勢、2400にキャリオンナイト、新4歳勢も威勢が良いって聞いてますよ?」
「ライダーがドバイに行かなかったのは々意外でしたがねェ。平地でそれなりに直線の長いドバイはあってると思ったんですが」
「むしろ今は國中距離路線の方が相手が厳しいんじゃないですか? なんといってもセヴンスターズがいますし。世界への挑戦より慣れてる國での戦いを選択しやすくなっているとも」
「いやまあ芝はいいんだよ。ダートだよダート。やっぱドバイっていったらダートで勝ってほしいところではあるよ」
「そうですねぇ。芝は最近歐州勢が回避しちゃってて層が薄い。年によりますけど基本的にダートの方が権威が高いですからね」
「あれ? サタンマルッコはドバイへ行かないんですか?」
「サタン? いや、ターフ(1800)にもシーマ(2400)にも出ないって聞いてるぞ」
「あれー? なんか渡航の準備してるって聞いたんですけどね」
「それならあれじゃないか、ダイランドウの帯同馬でもやるんじゃないか」
「それだけのために高い輸送費用を払うとは思えないな」
「でもこれ。サタンマルッコ、やっぱりレースに出場するみたいですよ。登録してるじゃないですか」
「はあ? …………やっぱりターフにもシーマにもないぞ。何か勘違いしているんじゃないか?」
「え? いやほら。ここ。ここに名前ありますよ。ほら」
「…………」
「「「「はああああああああああ!?」」」」
【速報】サタンマルッコ、ドバイ參戦!
1 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
音沙汰の無かった魔王様の次走が決定!
今度はドバイで大暴れ!
2 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
おーまじかサタンドバイいくんか。どっちでるん?
3 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
サタン最強
5 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
え、まじで出るの?
てっきり大阪杯にいくものだとばかりおもっていた
10 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
ソースはよ
12 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
自分で調べろよ。ほら(URL)
13 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
すまん。アラビア語は読めない
14 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
St.marukkoくらいよめるだろォ!?
17 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
STwwwwマル氏wwwwwwwww
20 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
割とここだけだと思ってたけどこれガチでS氏って呼ばなきゃいけねーなw
25 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
名前なくね?
26 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
これ登録馬のページだよな?
ないじゃんあるとぱいじゃん
28 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
ぼくはあるとバイエルン
30 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
予想より登録してる馬多くてワロタ
まあそりゃ世界中から馬集めてるんだし登録だけなら多くもあるか
33 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
日本でも安田とか登録だけなら結構外國の馬の名前あるぞ
39 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
やっぱねーじゃんガセ乙
んだよ期待させやがってカスが
47 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
は?いやあるだろちゃんと見ろよ
50 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
ねーよ頭腐ってんのか
51 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
なんだ1の勘違いか解散解散
52 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
無能1め
66 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
おめーらちゃんとごめんなさいしろよ?
(スクリーンショットにSt.marukkoの文字)
69 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
あれ本當だ。どこのページだよこれ俺が更新できてなかったのか
100 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
造疑すらある
どこだよこのページURLれよ
103 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
さっきはっただろ
108 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
いやあれトップリンクじゃん
あそこからターフとシーマのページ見たけど名前なかったぞ
120 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
そらそうだろ。
Dubai World Cupってとこに登録あったぞ
121 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
ん?
122 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
あほんとだ1さんごめんなさい
123 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
あれワールドカップってダートじゃねえの
124 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
芝になったんか?
最近レース増えすぎておぼえてねーや
140 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
いやダートだろ
144 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
見間違いかと思ったけどやっぱドバイワールドカップに登録してるわ
人間の方のS氏、うっかりレース間違えちゃった?
146 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
なんでダートなんwwwwwww
153 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
さすがに誤植か登録間違いっしょ
167 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
”さすがに?”
185 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
まじでワールドカップに登録してて草
186 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
なんやこれどうなってんだ
290 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
【朗報】サタンマルッコ、ドバイシーマクラシック參戦確定
ソースは今日発売の競馬Days
293 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
なんだよ驚かせやがってwwwwwwwwwww
300 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
ドバ川イ児wwwwwwwwwwww
301 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
何をどうやったらワールドカップとシーマ間違えるんだよ
302 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
セントマルクシャンという馬が登録してて、そいつと名前を間違えたらしい
309 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
だからSt.だったのね。
おかしいと思ったよ凱旋門のとき普通にSatanだったもんよ
317 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
盛り上がってまいりましたな!
325 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
ワールドカップ參戦もそれはそれで見てみたいきもするが
326 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
グラッチェシモンも見つかってないし海外も今のダート戦線微妙だからな
後は地元の馬だが案外あっさり勝ちそう
328 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
覚麻痺してるかもしれないが、いつも俺達が見てる
サタンの追い切りタイム、あれ全部ダートだからな
333 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
以下抜粋
サタンマルッコは同廄舎ダイランドウに帯同し
ドバイシーマクラシックへの參戦を表明している。
(中略)
小箕灘調教師「昨年度の激闘の疲れからか、年末以降調が思わしくなかった。
なので春は寶塚記念の1走の予定だったのですが、思っていたよりも調が回復
してきたため、帯同馬としてついていくだけでは々勿無いと考えたので、
レース間隔をあけすぎないよう出走することとした。
出るからには勿論勝利を目指しますし自信もあります。
と力強いコメントを殘している。
334 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
最近報ないとおもったら調崩してたのか
335 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
まあそりゃあんだけ激走続けばな
338 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
凱旋門JC有馬と3戦全部レコードタイムだもんな
341 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
うおおおおおおサタン最強サタン最強サタン最強!!!!!!!!!
342 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
ドバイは日本で馬券発売あるんだよな
今から金溜めておこう
343 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
シーマはキャリオン、ホクト、それにまるいのか
344 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
これは出走回避が増えそうですね
380 名無しさん@競馬板 20NN/02/03
圧倒的ではないか我が軍は
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「どういうことですか! ラストを裏街道に回すって!」
廄舎のスタッフルームに川澄の詰問が響く。
渋面で顔を逸らしたのは調教師の時沢和敏。己が放った言葉に隨分と目の前の騎手は激怒するではないか。こっちの気もしらないで。
「…………全くGⅠを目指さないという訳でもない。寶塚や有馬、そういう締めの舞臺に出場はする。だがそれ以外は取れるレースを取って行く。何も確定した未來じゃない。オーナーがそういう方向へ舵を切ろうとしているというだけだ」
裏街道。あらゆる路線が整備された昨今の中央競馬ではあまり耳にしなくなった単語だ。意味合いとしては主流路線、即ちGⅠとそれに付隨する路線ではなく、同週の重賞やオープン戦、GⅠ開催の合間を埋める古馬重賞などを指す。
勝てる相手に勝っていこう。言葉の裏を取ればそれはつまり、燦然と輝く同世代の馬達への敗北宣言に他ならない。
ラストラプソディー。現存するラングランソナタ産駒最後の世代であり、世代の中で有力視されつつ一度たりともGⅠの勝ち鞍がない善戦馬。
皐月賞を2著。ダービーを4著。花賞を4著。天皇賞(春)を2著。寶塚を2著。
そりゃあ掲示板に乗ることすら出來ないレースもあった。だが、これだけやれる馬――しかも相手は超一流所であることが明白――を、言葉を選ばずに言えば、ある程度見限る選択。主戦騎手として手綱を握ってきた川澄はばずにいられなかった。
「それはあまりにも……あまりにも見る目がない……! あれだけ強い馬を、そんな小銭稼ぎの道にするなんて……!」
「言葉が過ぎるぞ川澄君。いつもの君らしくもない」
「俺だって、俺だってねぇ……っ!」
あの時。
もう二月前になる有馬記念。あの時確かに格の差を付けられたとじはした。
だがそれは、挑戦しない、二度と戦わないというような決定的な挫折ではなかったはずだ。
日本の中央競馬の賞金は高い。GⅢ、GⅡともなれば、GⅠの3著や4著、或いはそれ以下の賞金よりも。
川澄は言葉が出なかった。
この馬で、この馬でそういうことをやるのか。
(あんた達散々言っていたじゃないか。ラングランソナタのラストクロップだ、最後の一頭だ、期待しているんだ……夢を見ているんだって!
そういうの、興味なかったよ俺。乗れれば別にって、そう思ってたよ。他の馬にだってそんな事、幾らでもあったよ。だけどだよ。だけど……!)
屈辱と怒りから拳に力。
勝たせてやれなかったのは自分。
足が震えて立っているのも覚束無い。
気立ての優しい、ラストくんの仕草を思い出したから。
視界が滲む。
何故、涙だ。
「……一度だけ、一度だけでいい」
聲は川澄が自で思うより低く出た。掠れてすらいたかもしれない。
「もう一度だけ、ラストを走らせてください。天皇賞と寶塚の績なら、ドバイに招待されているはずです。だからあと一度だけ、ラストの走りを見てください」
時沢は深く溜息を吐いて、か細く吸った呼吸の分だけの聲量で答える。
「ドバイの登録は出來ている。廄舎の意向もドバイ遠征だ。オーナーの説得も可能だろう。だが、これが本當に最後の機會だ。オーナーは……彼らは夢見ることを諦めつつある」
その事について努めて考えないようにしていた自分が居ることを、川澄は今になってようやく自覚した。夕暮れの栗東トレーニングセンター、無人のトラックをぼんやり眺める騎手の姿は珍しいものであろう。
それとはつまりラストラプソディーについてである。乗り馬に関しては平等に、肩れせずを信條にしていたが、どうやら自分はそれなり以上あの馬に対して思いれを強く持っているらしい、と。
思えば他の馬へ乗り代わる機會はあった。例えばスティールソード。オーナーの中には若手の細原を不安視し、安定した績を持つ川澄はどうだ、というような聲があったという。4歳ならば寶塚前後で乗り代わりの可能は十分にあった。それからクエスフォールヴ。攻める競馬の多いダミアンは騎乗停止になる事もまた多い。その際に乗り、そのままということもあったかもしれないし、実際3歳時にそういうレースはあった。キャリオンナイトにいたってはラストラプソディーが3歳のJC時に先約ということで斷っており、先約というなら乗鞍のあるモデラートやグレーターミューズに乗るのが筋とも言えた。
不思議と、他の馬に乗ろうと考えていなかった。考えていたのはラストラプソディーで強力他馬にどう勝つのか。世代の俊英、サタンマルッコ、ストームライダー、スティールソード、ダイランドウ。古馬となってからは上の世代の強豪、クエスフォールヴ、キャリオンナイト、モデラート、グレーターミューズ。ライバルは多かった。
(いつからだ? いつから俺はこんなに……)
人馬のいないトラックにびた己の影を見つめる。答えはなかった。
「川澄君、決まったよ」
調教師の時沢が川澄に聲をかけた。オーナーサイドに連絡し、ドバイへ向けた的な道程を話し合っていたのだ。
「金鯱賞をステップにドバイだ。ターフ(1800m)に登録する」
煩悶に答えはない。しかし道は定められた。
勝つことだ。勝つしかない。勝たねばならない。當然で正しい至上命題が降りかかる。
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