《【書籍化】わしジジイ、齢六十を超えてから自らの天賦の才に気付く【8/26から電撃マオウでコミカライズスタート!】》昇格したので一段落
「Dランク昇格、おめでとうございます‼」
「ありがとの、進するわい」
最終試験である試験との一騎討ちを終え一日を休めたディルは、いつもより起きるのが遅くなり晝前に宿を後にした。
今まで使ったことがないレベルでの見切りの使用、一手間違えれば即座に重癥を負うことになるだろうと確信できるだけの相手のプレッシャー。
自分よりも遙か格上、何十何百という魔を殺してきたのであろう人間を相手取るには、々老骨には堪えた。
切った張ったの世界に留まるには、々老いが過ぎるわい。
いつもよりずっと酷い腰痛をじながらなんとか歩いてきたディルをギルドで迎えてくれたのは、ニコニコ笑顔のミースである。
ディルは何かを言われるより前にポケットにれていたギルドカードを出し、彼に手渡す。
だがどうやら準備は萬端だったようで、ひったくるように灰のE ランク用ギルドカードを持っていかれたと思うと、次の瞬間には手に赤茶の紙が乗る。
「これで新人冒険者卒業、ですね」
「まだまだ新人じゃけどね」
それはDランク、見習いからし仕事としていけるだけの稼ぎを得ることができるだけの実力を持っているという、ある意味では武力の証であった。
いつもよりバキバキになっているでそれをポケットへしまい、そのままくるりと後ろを振り返る。
「あれ、これから用事か何かですか?」
「いや、どうにもがしんどくての。今日はゆっくり眠らせてもらうわい」
「あ……そうなんですか、調の方は大丈夫でしょうか?」
自分が無理を言ったせいでディルがグロッキーになっているのではないか、そんな懸念を抱いているのがおじいちゃんにはわかってしまった。
もしそうかと尋ねられれば答えは間違いなくYesなのだが、時に正直な言葉はどんな刃よりも鋭い切れ味を持つこともある。
噓は良くないが、正直に言うよりもましな場合というのも、この世には存在するのである。ミースのせいでスライム狩れなかった。そんな風に駄々をこねて他人を困らせる年は、もうとうに過ぎているのである。
「バリバリ元気じゃよ。じゃけどこれだけは忘れんでしい。わしは本來なら日向ぼっこしてぼうっとしながら死を待つような、老齢に差し掛かってるということを」
「そ、そうですよね‼ ディルさん元気なのでつい忘れちゃいそうになっちゃいます」
「まぁ、最終試験でもそこそこ戦えるくらいには元気じゃね」
「そうです、試験のズーニーさんが譽めてましたよ。あんなじいさん、見たことないって‼」
「そりゃわしが言うのもあれだけど、こんな老人がポンポン出てきたらその方が怖いわい」
適當に世間話や試験の話をしているうちに、ディルの後ろに冒険者がやって來た。適當にヒラヒラと手を振って別れを告げてから、今度こそ本當にギルドをあとにすることにした。
帰りの道中、肩の痛みをじたために首を左右にかしてみると、ゴリゴリと鳴ってはいけないような音がした。
(……起きた直後と比べると、し楽になった気がするの)
調は確実に良くはないが、なんというか悪いとも斷定できないようなじがあった。
今自分を襲っているものを例えるとするなら、それは激しい運をしたあとの筋痛のような清々しい痛みなのである。
これが神的な充足から來るものなのか、それとも剣となった黃泉還し(トータルリコール)による若返りの副作用なのかはわからない。
今までのディルの場合、激しい運をしてから一日二日経ってから痛みがやってくることが多かった。だが今はいて次の日には、激しい痛みが彼の全を貫いている。
腰が延びたり関節痛が消えたりはしないが、しばかり生きていくのが楽になった。
冒険者生活は、良いことづくめじゃの。新しくなったギルドカードにれながらそんなことを考える。
ランクは上がりはしたが、そのせいで急に生活に変化が出る訳でもない。ミースの笑顔も見れたし、そう悪いもんでもないじゃろう。
(まずお金を金貨十枚になるまで貯めて、軽くてきに支障のないような革鎧を買おう。それからは仕送りじゃな。ギアンに來てから食べられるようになった料理を、しでもマリル達に食べさせてやりたいしの)
息子のトールのことも頭のほんの片隅に置きつつ、しい孫娘のマリルがを頬張る姿を想像してし笑顔になるおじいちゃん。
とりあえずは、死なんために鎧じゃ。魔の素材を使った鎧は場所によって隨分と値段が変わってくるらしいいから。その辺の選定もそろそろ始めるべきかもしれんの。
ディルは痛むを引き摺り、宿へと戻った。
そしてし心配そうな顔をするアリスに平気じゃよと言ってから、自室のベッドにる。
まだ疲れが殘っていたからか、彼が眠りに落ちるまでの時間はほんの一瞬だった。
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