《【書籍化】宮廷魔導師、追放される ~無能だと追い出された最巧の魔導師は、部下を引き連れて冒険者クランを始めるようです~【コミカライズ】》職人視點
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俺はオーガ討伐を二人に任せ、一人ガードナーの街をぶらついていた。
……別にさぼっているわけじゃないぞ?
昨日のうちに処理を済ませておいた魔石とレバーを売っていたのだ。
オーガから採れる素材の中で、この二つが最も有効な魔力を作ることができる。
魔力というのは、魔道を作する際に必要になってくるのことを指す。
魔道作りに必要なのは三つ。
魔道として使う道そのもの。
道に魔法を付與できる付與士。
道へ魔法を付けるために必要な魔力。
何を作るにも、この三種の神が必要不可欠だ。
例えばガードナーの魔道ショップなんかにも並んでいる點火の魔道。
最も初歩的なこの魔道は、魔力回路を刻んだ道と簡単な火魔法の使える付與士、適當な魔力があれば作ることができる。
點火の魔道なら、魔力に高価なを使う必要はない。
付ける魔法の難易度も低く、魔力回路自も火を點けるためのシンプルなだからな。
的には最弱の魔であるスライムの核のうちの三分の一ほどをすり潰した水溶があれば事足りるだろう。
回路が複雑になり、よりな魔力伝達が必要となる場合、もまた有用なものを使わなければいけない。
オーガの魔石と肝臓から作った自家製魔力は……全から見ると下の中くらいだろうか。
バルクスだと上の中くらいなら平気で手にっていたので、自己採點がし辛いような気もする。
とりあえずは適當に何店舗かに卸してみて、一番高く買い取ってくれそうな場所をお得意様にするつもりだ。
あいにくだけど、魔道作りを生業にするつもりはまだないからな。
魔道作りにおいては、相というものがある。
例えば魔力回路と魔力の相だったり、道の素材と魔力、士との相だったり……何を使って誰が作るかで、能はかなり変わってくるのだ。
また同じ職人が作っても、結構バラつきが出ることも多い。
同じ品質のを安定して作れるようになるのは、その職人が一流の証拠だ。
俺はとりあえず下見で目星をつけていたザレム魔道店にることにした。
どちらかと言えば大衆向けの簡単な魔道がメインの店だが、ここの製品の品質はかなり均一だった。
どうせ使われるのなら、腕のいい職人に使ってもらいたいと思うのは、魔道職人としてのだ。
「魔力の買い取りを頼みたい」
「素材はなんだ?」
「オーガの魔石とレバーだな」
「おお、それなら出してみてくれ。オーガ素材がしばかり不足気味でな」
前にも言ったが、基本的には魔道は素材を統一した方がいいができる可能が高くなる。
オーガ系の防は冒険者なんかには人気が高い売れ筋商品だ。
討伐する魔のチョイスは間違ってなかったみたいだな。
容を取り出し、機の上にことりと置く。
店主はクルクルと蓋を開けてから、まず匂いを嗅いだ。
魔力の質の見極め方は、五に頼らざるを得ない。
魔力がっているだけいいというわけでもないので、ここらへんは職人技の領域だ。
「混じりがねぇな。純水で作ってるのか?」
「いや、面倒だったからしを混ぜた」
「おいおいマジかよ、勇者かお前」
魔力を作るのに最も適しているのは純水だが、俺が作業をしたのは馬車の中。
濾過裝置が割れるのが嫌だったので、オーガのを混ぜて魔石と水の親和を上げておいた。
ただしこのやり方は、配合比率をミスったり、作の際に魔力調節を間違えると魔力がまるごとおじゃんになる。
ザレムが驚いているのはそれが理由だ。
オーガの程度ダメになってもいいからと、効率優先で作っただけなんだけどな。
「合わせて……金貨五枚でどうだ?」
「おお、思ってたより高いな」
「見たことないくらいに上質なだからな。一応參考までに聞いておきたいんだが……お前さん、高名な魔道職人かね?」
「いやいや、まさか」
前に王國で魔法で飯を食ってたことはあるけれど、魔道職人ではないよ。
俺の答えに満足せずに首を傾げられても困るって。
……でも思っていたより金になるな、オーガ討伐。
一日の稼ぎはしめて金貨十三枚。
俺は懐を店にる前より重たくしながら、ホクホクで店を出る。
まだまだやらなければいけないことはある。
次は不産見學と灑落込むか。
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