《【書籍化】Fランク冒険者のり上がり、俺だけができる『ステータス作』で最強へと至る【コミカライズ】》二日酔い
※この小説
『Fランク冒険者のり上がり~俺だけができる《ステータス作》で最強へと至る~』
の書籍発売日が決定しました。
出版レーベルはモンスター文庫、イラストレーターはいずみけい様です。
発売日は9月30日となります。
書籍化に際し、文字數の制限がありましたので、人・設定を活かしてストーリーをかなり書き直してあります。
お蔭で毎日原稿漬けでWebの更新ができませんでした!
我ながら素晴らしい小説を書いたものだと自分を褒めたくなっております。
Webで満足しているかたも、是非書籍版も手に取って頂ければ幸いです。
「ううう、頭が痛いですぅ」
翌朝、ガーネットは頭を抱えるとうめき聲をあげていた。
どうにか寢床から這い出してきたようだが、フリルが付いたブラウスタイプの寢間著姿で、髪もぼさぼさだ。
フローネが水を飲ませ、くしで髪をといて介護をしている。
「ティムさん、私もしかして死ぬんじゃないでしょうか?」
「ただの二日酔いで大げさな」
とはいえ、気持ちはわからなくもない。俺もサロメさんに連れられて酒を呑んだ時は妙に強気になり、歯止めが効かなくなり翌日地獄をみたものだ。
昨晩、初めて酒を呑んだガーネットだったが、途中まで「全然平気ですね。むしろ足りないです。私ってお酒強いのかもしれません」などと上機嫌でチェリーワインを呑んでいた。
フローネが追加で作ってくれたツマミを食べ、普段より饒舌で俺に話しかけていたのだが……。
「俺の忠告を聞かないからそうなるんだぞ?」
途中、俺の目を盜み、チェリーワインをそのまま呑み始めてしまい、気が付けばべろんべろんに酔っていた。
「ううう、こんなに苦しいのなら……私もう二度とお酒は呑まない……です」
初めて酒を呑んだ翌日の俺と同じ想だ。どうやら、アルコールが後から回ってくると知らず大抵の人間は同じ罠に落ちるらしい。
「そうか、うん。それが良い」
そう宣言するガーネットだが、その程度の後悔で酒を絶てるなら、酒場が流行るわけがない。
大半の人間はそう言いつつも、ふたたび酒を口にする。
「この調子だと、今日はガーネットとの狩りは無理そうだな……」
先日に続いて、ダンジョンに潛って狩りをする予定だったのだが、これではまともに戦うこともできないだろう。
「そう言えば、植系ダンジョンの二層にリーフキャットというモンスターが湧くのですが、そのモンスターがドロップするレアアイテムが二日酔いに効く薬のはずです」
フローネがぽつりと呟いた。
「ティムさん」
ガーネットが瞳を潤ませて訴えかけてくる。
とてもではないが、先日勇猛に戦い、ドラゴンウォーリアを倒したようには見えない。
「はぁ、それじゃあ取ってきてやるからゆっくり寢ていろ」
甘いかもしれないが、彼が苦しんでいるのをこのまま見ているのも気が引ける。今後のことも考えて、いくつか多めにストックしておこう。
「そうだ、フローネも一緒に行かないか?」
「私もでございますか?」
「ああ、レアアイテムをドロップさせるにはパーティー全の運の合計が高い方が良いんだ。俺一人でも問題はないけど、せっかくならフローネもいた方が良いかなと思って」
「そう言うことでしたら、同行させていただきます」
「えぇっ! フローネ、傍にいてくれないんですか……」
「出掛ける前に軽食を作っておきますので。しの間、外すことをお許しください」
子供のような仕草で甘えるガーネット。それを優しくあやすフローネ。
まるで仲の良い姉妹のようだ。
「そう言えば、これがフローネのダンジョンデビューになるわけか」
ふと俺は思いつくと、
「それじゃあ、こっちは準備をしているから、出掛けられるようになったら聲を掛けてくれ」
俺はその場から立ち去るのだった。
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