《快適なエルフ生活の過ごし方》特別編:旅立ちと新たな仲間

私もぐーたらしたい。

その後、何故か門番をいわせた件で騎士団長が出て來たり、その騎士団長を楓ちゃんがボッコボコにしたり、國王に謁見したついでにトーマスを勇者として紹介して、一緒に旅立つ事になったりと様々な事がありましたが、書いていくとまた別の外伝が出來ちゃうのでトーマスと楓ちゃんの旅立ちからスタートです。

ちなみに私らはその間王都の侯爵邸にアリスちゃんと一緒に滯在してましたとさ。いや、グレゴールさんにアリスちゃんを王都のご両親の元に行かせるから護衛してしいと言われたのですよ。

本當ならご両親が商業都市に來るはずだったんだけど騎士団の部のゴタゴタや、それに関するクーデター計畫なんかが持ち上がってたそうで、その後始末に王都を離れられなかったそう。あー、いや、すいません?

「さて、それでは旅をしながらあなたを鍛え上げます」

「よろしくお願いします、師匠!」

楓ちゃんもすっかり師匠しぐさだねえ。しかしどうやって鍛えるつもりなんだか。

「えー、まずはこの森」

「瘴気の森だか? っちゃなんねって言われとんだが」

「えー、遭遇戦を行います」

「遭遇戦ってなんだべ?」

「出會ったやつ全部ぶっ殺してください」

ガチのスパルタだー!

「あー、私もやったなー。確かロニが途中から突然変異させた魔が最後に出てきたなー」

ロニさん、あんた……ああ、いや、一応困難でも魔法使いの弟子ならできるって思われてたんだろうね。というかできなかったら失格とかそんな話じゃない?

ともかく修羅にったであろうトーマス。まず出會ったのはゴブリンである。まあファンタジー世界の雑魚なので大した障害にも……えっ、負けてる?!

「やっぱり戦った事ねえからどないしたらええんか分からんでなあ」

楓ちゃん、どうするつもりだろう?

「死ぬ気で頑張って。もし駄目なようなら私の手で処理するから」

処理、という言葉を聞いて、トーマスはを震わせて森の中の魔を狩った。やり方は無茶苦茶だが、まともなやり方だとについてないかもだからなあ。

森の中で一ヶ月。ゴブリンだけじゃなくてサイクロプスまで倒せる様になったので森を抜けて向こう側へと、聖王國へと進む事になった。なんでも聖様わ仲間にするんだと。聖様ねえ。うちで食っちゃ寢してるのなら一匹いるんだけど、他の聖様はどんな……えっ、聖様って一人しか居ないの!?

急遽聖様を送って聖王國へ。それも特急仕事だ。だって勇者が著くまでに居なきゃいけないんだもん。帰ってもやる事ないから滯在するねって言ってたんだが。

嫌がる聖様を連れて聖王國へとテレボート! 本來やるべきではないと思うんだけど急事態だから多めに見てもらおう。一瞬で著くんだからもうちょいダラダラしてたかった? 甘えんな!

「おお、聖様。お會いできて栄ですだ。どうか我々と一緒に魔王を倒す旅へと協力ください」

「嫌です。私はぐーたらするんです!」

勇者との謁見でお見苦しい點もありましたが、魔王を放ってはおけないという使命に駆られて旅立ちを決意する聖様なのでした。

「だから嫌だって言ってるじゃない! 私はお菓子がないと生きていけないのよ!」

……いや、このままだとぶくぶく太ってオークみたいになるけど、オーク聖様って呼ぼうか?

「勇者様、私も同道しますわ!」

はい、という事で聖様が仲間に加わりました。あ、私のことはでお願いしますね。

    人が読んでいる<快適なエルフ生活の過ごし方>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください