《【書籍化】生贄になった俺が、なぜか邪神を滅ぼしてしまった件【コミカライズ】》邪神は滅んだ
『き、貴様。一何をしたのだ?』
「えっ?」
ここにきて邪神が初めて警戒心を見せてくる。
『我のイビルビームは最強のスキルだぞ。例え古代竜であろうと不死鳥であろうと、神でさえくらえば滅びるのだぞ』
そうは言われても俺にも狀況が良くわかっていないのだ。
『こうなれば連続で放ってやる。例えまぐれで避けたとしてもこれだけ放てば躱せまい』
どうやら邪神の中では先程のビームを俺が避けたことになっているらしい。
無數のビームが俺に殺到するのだが…………。
『なっ! ありえぬっ!』
完全に避ける隙間すらなかったそれが消滅した。一何が起きているのかわからない。
俺は原因を探るつもりでステータスを見た。
名 前:エルト
稱 號:街人
レベル:1
力:5
魔 力:5
筋 力:5
敏捷度:5
防力:5
スキル:農業Lv2
ユニークスキル:ストック(1/1)
【ストック】
・イビルビーム×9999
何やら良くわからない間にステータスが変化していた。
『おのれおのれっ! こうなったら直接貴様を引き裂いてくれるっ!!』
邪神は杖を投げ捨てると俺に向かってきた。
何となくイメージが流れ込んでくる。先程無意識にがいたようにこの先どうすればよいのかがわかった。
『その脆弱なを引き裂いて腸を引きずりだしてやる。貴様の首を手土産に國に降臨して二度とこのような舐めた真似を出來ないようにしてくれるわっ!』
まもなく邪神の手が俺にれようかというとき、俺の頭の中で何かが「カチリ」と音を立てた。そして本能が命ずるままに行した。
「【イビルビーム】」
『な、なんだとおおおおおーーーーーー!!』
黒い波が俺から解き放たれ邪神を直撃する。
『ば、ばか……な……。我の最強スキル……貴様が……使う……だ……と?』
信じられないものを見るかのように驚愕の表を浮かべた邪神。
『あり……え…………』
音を立てて地面へと倒れた。
それからしばらくして近寄ってみる。すると骨は灰になり風に運ばれて散っていく。最後に殘されたのは王冠とマントに杖。そのほか邪神がに著けていた裝飾品の數々だった。
「えっと……もしかして邪神が滅びたのか?」
どうやら邪神の言葉に噓はなかったようだ。俺が撃ったのはイビルビーム。古代竜や不死鳥、神でさえ滅ぼせる威力の線だ。
「まさか俺のユニークスキルにこんな効果があるとはな……」
死の直前に目覚めたのだろうか?
今ならはっきりとスキルの使い方が頭に刻み込まれている。
俺のスキルである『ストック』とはどんなものでも溜めることができるスキルだったのだ。
「今のでレベルが上がったみたいだな……」
俺は信じられないものを見るようにステータス畫面に釘付けになる。
名 前:エルト
稱 號:街人・神殺し
レベル:774
力:1551
魔 力:1551
筋 力:1551
敏捷度:1551
防力:1551
スキル:農業Lv2
ユニークスキル:ストック(1/775)
【ストック】
・イビルビーム×9998
「さすがは邪神だけある。ステータスがとんでもないことになっている」
先程まで、俺は人よりも弱い能力値しか持たない人間だった。
だが、今は違う。
邪神を倒したことでレベルが上がっており、最強の強さになっていた。
「えっと、取り敢えずアイテムを拾うか」
俺は我を取り戻すと邪神のマントや杖。その他、魔法が掛かっている道や裝飾品を回収していく。
「全部ストックに溜めておけるから便利だな」
俺の『ストック』はアイテムを保管しておくこともできる。
「奧の部屋には財寶か……。きっとこれまで生贄になった人がに著けていたや供として捧げられたものなのだろうな」
俺はそれらもしっかりとストックしていく。しばらくすると……。
「これは、凄そうな剣だな」
巖に突き刺さっている剣を発見した。
「いな。抜けないみたいだが……」
まるで巖とくっついているかのようなそれを……。
「あっ、ストックで取れたな……ふむふむ【神剣ボルムンク】というのか」
ストックしたおかげで固有名がはっきりした。それから數十分かけて部屋に散らばる全ての寶を収納した俺は……。
「さて、戻って皆に邪神が死んだと伝えるか」
來る時に使った魔法陣に飛び乗る。長きに渡って邪神に苦しめられてきた人達は喜ぶだろう。
俺が魔法陣に突していく瞬間の悲しそうな馴染の顔が思い浮かぶ。早く無事を知らせて安心させたい。きっと怒られることになるだろうが…………。
俺は口の端を緩めて転移を待つのだが……。
「……かないな?」
どうやらこの魔法陣は一方通行のようだった。
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