《【書籍化】生贄になった俺が、なぜか邪神を滅ぼしてしまった件【コミカライズ】》ブラッディオーガ戦
「こっちにこいっ!」
俺は神剣ボルムンクを振り上げると目の前の赤のオーガを挑発する。
「AAAAAAAAAA?」
だが、赤のオーガは倒れているを背にしてかない。
これではイビルビームを使うことができない。
「くそっ!」
仕方なしに俺から距離を詰めることにした。
「IIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIII!!!」
次の瞬間。赤のオーガは棒を振り回して薙ぎ払ってきた。
「うわっ!」
大振りなので躱すことはできたのだが、赤のオーガのきを読み切ることができない。
「暴れるならもうしこっちにこいっての」
橫に移しつつ攻撃を躱すのだが、相変わらず直線狀には倒れているがいる。
赤のオーガの攻撃パターンを読む。そして棒を振り上げたところで…………。
「ここだっ!」
俺は覚悟を決めると一足飛びに懐にると剣を橫に払った。
「UUUUUUUEEEEEEEEEEEっ!?」
だが、飛び込みと目測が甘かったのか、俺の剣は赤のオーガの腹部を軽く斬り裂くだけだった。
「こんなことならもっと剣も習っておけばよかった」
何せ元々のステータスが弱く、周りからも馬鹿にされていたのだ。どちらかというと本などを読んで過ごす時間が多かったので、それっぽいことをしたのはアリシアとのお遊びのみ。
その遊びでもアリシアに脳天に一撃をくらわされ気絶したのだから、俺の剣は完全に素人以下なのだ。
「だけど今は無いねだりはしていられない」
何せいつ赤のオーガが倒れているにターゲットを変えるかわからない。
俺はつたないながらも攻撃を繰り出すのだった。
「OoOooOooo!!」
「なかなか倒れないな」
息を切らす赤のオーガを前に俺は溜息を吐く。
素人同然の剣なのだが、ステータスのお蔭か相手の攻撃は余裕をもって見切れる。
だが剣の振りが甘いせいか、いまだに倒せていないのだ。
「だがそれも時間の問題か?」
相手のきは徐々に鈍ってきているし、俺には回復手段もあるのだ。
このままいけば遠からず倒せるだろう。
「う……うーん」
その時。フードをかぶったが聲をあげ寢返りを打った。
そして彼は目を覚ますと…………。
「あれ? ここはどこ?」
ハラリとフードが外れ中から綺麗な金髪が零れ落ちる。
青い瞳に尖った耳。幻想的ともいえるしさ。彼はエルフだった。
「ブ、ブラッディオーガ!?」
彼のび聲に赤のオーガが反応する。そして彼の方を振り向くと……。
「馬鹿っ! 逃げろっ!」
俺は慌てると彼に向かって走った。赤のオーガの棒が薙ぎ払うように振られる。
俺は何と間に合い、彼のを抱きしめると…………。
「きゃああああっ!」
その棒の一撃をけて、彼と共に吹きとばされた。
「うぅ……痛い」
俺の腕の中で彼が痛そうな聲をする。どうやら生きているようだ。
「間に合ってよかった。大丈夫か?」
「うん。私は平気だけど……あなたが……」
彼が心配そうに俺のを見る。
庇った際に右半から棒をけてしまったので右腕が折れていた。
「あんたが無事ならそれでいい」
怪我はパーフェクトヒールで治せるのだ。死ななければどうということはない。
「それより逃げてっ!」
俺の腕の中で彼はそうんだ。
「あいつはブラッディオーガよ! この森に長い間住んでて私たちを苦しめている兇悪モンスターなの!」
なるほど、どうりで強いわけだ。だが…………。
「そんな奴ならここで倒してしまった方がよいだろう」
「無理よっ! あなた腕怪我してるし武だって……」
彼の視線の先を追う。
慌てていたので神剣ボルムンクは地面に投げ捨ててある。ブラッディオーガの背後にあるので取りに行くことはできないようだ。
「KAAAAAAAAAAAA!!!」
勝利を確信したブラッディオーガは笑みを浮かべると棒を振り上げる。
「もうだめっ!」
あきらめたのか目をつぶるエルフの。
だが俺はこの位置関係になるのを待っていた。
「駄目じゃない!」
次の瞬間、イビルビームがブラッディオーガを貫く。
「KIKUKEKO?」
「えっ?」
目の前でブラッディオーガの姿が消えていき、あとにはの塊と角がその場に殘った。ドロップアイテムになったということは死んだらしい。
「一どうなって……?」
まだ狀況を把握しきれていないに俺は言う。
「良かったな。長年苦しめていたモンスターは死んだようだぞ」
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