《【WEB版】劣等賢者のケモノ魔法革命〜「獣人は魔法が使えない劣等種だ」と宮廷魔師から追放されたけど、弟子とFランク冒険者を満喫してたら、いつの間にか最強の魔法學院ができていた〜:書籍化+コミカライズ》28.賢者様、冒険者ランクを上げないためにMOTTAINAI暴挙に出ます
「こんなに大量のマンドラゴラを持っていったら、ヤバいことになるよ!」
「いいことじゃありませんか?」
「ぜんっぜん、よくないよっ」
そう、私が必死になって手にれたド庶民Fランク冒険者の地位が危機に陥るのである。
マンドラゴラは確かに惜しい素材だ。
んなことの役に立つし、高値で売れる。
だけど、こんなことで失ってたまるかよ、こんちくしょう。
へ、へ、へへ、かくなる上は……。
「よぉし、マンドラゴラをチェックしちゃおうかなぁ!」
私は敢えて高めの聲を出すと、そそくさとマンドラゴラに歩み寄る。
後で考えれば、その時の私はちょっとだけ我を忘れていたのだろう。
Fランクという至高の地位を守るため、信じがたい行に出てしまったのだ。
「あぁっと足が盛大にったぁあああ!」
そう、私はマンドラゴラの山を吹っ飛ばしたのである。
瞬時に強化したのは言うまでもない。
結果、どがぁんと崖の下に落ちていくマンドラゴラ。
「えぇええええ!? お師匠様、りすぎですぅう! もったいないです!」
ライカの絶がこだまする。
もったいないってのは私だってわかってるよ。
だけど、それぐらいしか解決方法が見つからなかったんだもの。
ふと気づくと、一本だけ難を逃れたマンドラゴラがいた。
そいつは悲しそうな顔をしたまま、地面に転がっていて、悪いことしたなぁと痛。
いや、ごめんね、私もちょっとやりすぎたよ。
私は帰る途中で、そのマンドラゴラを置いておくことにした。
ひょっとしたら、誰かが見つけてくれるかもしれないから。
誰かいい人に拾われるといいね。
「アロエちゃん、ライカちゃん、すごいわよっ!」
冒険者ギルドに戻ると、袋いっぱいの薬草にギルドのお姉さんは大喜び。
えらいえらいと何度も頭をなでられてしまう。
私はもうそんな年ではないのだが、それはそれで嬉しい。
ライカなんか尾をぱたぱた振って大喜びするのだった。
Fランク向けの仕事とはいえ、お仕事はお仕事。
結構、楽しかったりしたのであった。
後日談として、私たちが大量に摘んだ犬貓草は結構な値段で取引された。
遠くの國の魔獣使いが使い魔のために買い取ってくれたとのこと。
冒険者ランクには貢獻しなかったけど、無駄にならなくてよかった。
◇ ソロファイターソロちゃんの奇跡:マンドラゴラ採取
「……ソロちゃん、前回の薬草の依頼も失敗したし、次に失敗したらFランク降格だから注意してね」
「ふぁい、頑張りますぅ……」
ワイへ王國の冒険者ギルドで付嬢から優しい顔で警告をけるのは、ソロ・ソロリーヌその人である。
後に伝説のソロファイターと呼ばれる彼であるが、今は両目を涙で潤ませていた。
依頼達を頑張って冒険者ランクをFからEにあげたのも束の間、最近では依頼に失敗してばかりなのである。
「でもでも、今度こそはいいことあるかもしれないよねっ! ラッキーアイテムのこん棒だって持ったんだし!」
とはいえ、ここで落ち込んでばかりではいられない。
ソロはラッキーアイテムのこん棒を片手にやる気を振り絞るのだった。
彼が選んだのは、近隣の森での高級素材の発見だ。
彼はリス獣人であり、森の中での素材採取はそもそも得意である。
最もまれているのはマンドラゴラ。
様々な薬剤の材料となる植であるが、森の奧にある高級素材だ。
さすがにEランク、しかも一人で活しているソロには難しい。
それでも、薬草や薬キノコの採取などは得意だし、近くの森の魔程度ならなんとかなると踏んでいた。
森の中をどんどん進むこと數時間、彼は焦っていた。
薬草がみつからないのだ。
歩き方が悪いのか、どこにも見つからない。
「うぅう、やばいよぉ。このままじゃFランクに落ちちゃうよ」
ソロは涙目になりながら必死で地面をあさる。
しかし、それでも見つからない。
彼は泣き出したい気持ちを抑えながら森の奧の方に辿り著く。
モンスターも強くなるし、そろそろ帰らなければ危ないが……。
「あ、あれはっ!?」
そこで彼はそれを見つけた。
無造作に転がる人面の魔植、マンドラゴラを。
普通は地中に埋まっているはずなのだが、どういうわけか木でころんと転がっている。
マンドラゴラをこん棒でつついてみるも反応はない。
すなわち、ただの高級素材である。
「やったぁああああ! これで降格回避できるよぉおおお!」
ソロは走った。
疾風のごとく。
マンドラゴラを抱えながら!
頑張れ、ソロファイター、ソロ・ソロリーヌ!
「面白かったで」
「続きが気になるっ」
「ソロは主人公たちに気づくのか……?」
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