《【WEB版】劣等賢者のケモノ魔法革命〜「獣人は魔法が使えない劣等種だ」と宮廷魔師から追放されたけど、弟子とFランク冒険者を満喫してたら、いつの間にか最強の魔法學院ができていた〜:書籍化+コミカライズ》30.悪の錬金師レイモンドさんの難
「くそったれ。まったく面白くない」
ランナー王國宮廷魔師の重鎮の一人、レイモンドは怒っていた。
彼のライバルであるカヤックに仕事を奪われてしまったからである。
カヤックが仕事を功させたら、出世競爭で大きく後れをとることになるだろう。
そう思うだけでイライラがつのり、仕事もにつかない。
「こういうときはあそこに行くに限る」
レイモンドは仕事を投げ出すと、とある場所へと向かう。
それは彼がマンドラゴラを植えた場所だった。
隠ぺい魔法で誰からも見えない場所ですくすくと育ったマンドラゴラ。
見晴らしの良い場所に植えたので、ここにいるだけでもスッキリ爽快だ。
「うふふ、俺のしのマンドラゴラちゃん」
それを使って、とびきり上等の毒を作る材料になると思うとがわくわくした。
彼の作る毒は呪いと同様に一流のものであり、これまでに様々な事件で使われてきた。
もっともマンドラゴラの栽培はそれぞれの國によって完全に違法とされていた。
管理が非常に難しく、もしもした場合には強モンスターとなってしまうからだ。
しかし、このレイモンドという男にはそんなお説教は効かない。
彼はっからの格破綻者なのであった。
彼はワイへ王國とランナー王國の國境になっている森の奧深くに分ける。
鼻歌じりに隠ぺい魔法をかけた土地にっていくと、信じられないものを目にする。
「な、な、なんだとぉおおおおおお!?」
彼が魂込めて育てていたマンドラゴラが全てなくなっているのだ。
地面がぼこだらけになっており、誰かが無造作に引っこ抜いた形跡が見られる。
だが、肝心のマンドラゴラがすべてなくなっていた。
消えていた。
バニッシュしていた、蒸発していた。
までにはまだまだ時間がかかるはずなのに、いったいどうして!?
「なぜだぁああぁああああ!?」
マンドラゴラを失ったレイモンドはその場に突っ伏し、涙する。
崖の向こう側の山々に彼の悲痛なびがこだまするのであった。
うだつが上がらない中年男が心のよりどころである家庭菜園を荒らされて涙する。
同をじ得ない話に聞こえるが、レイモンドは悪人であり、マンドラゴラの栽培は違法である。
アンジェリカとライカによるマンドラゴラの収奪が彼の悪事を未然に防ぐことになったのは言うまでもない。
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