《【WEB版】劣等賢者のケモノ魔法革命〜「獣人は魔法が使えない劣等種だ」と宮廷魔師から追放されたけど、弟子とFランク冒険者を満喫してたら、いつの間にか最強の魔法學院ができていた〜:書籍化+コミカライズ》43.賢者様、古代の謎跡を発掘し、お寶をGETだぜっ!
「うわっちゃあ、びっくりした」
數十メートルは落っこちただろうか。
【貓ひねり】魔法のおかげで無事に著地できたとはいえ、びっくりしたのは確かである。
ふぅむ、この距離じゃライカたちとははぐれちゃったかなぁ。
まぁ、【つがいの鈴】もあるし、合流するのは難しくないだろう。
せっかくダンジョンに潛ったのだし、適當に散策するのも面白いかもしれない。
そう、ダンジョンと言えば、お寶である。
勇者パーティ時代はモンスター討伐ばっかりで、そういう冒険っぽいのしたことなかったし。
ひょっとしたら、お寶に出會えるかもしれないよね。
そんなわけで私は落っこちてきた階層を歩いて回ることにした。
「ぐむむ……」
それに、わざわざ歩いて回ろうと思ったのには理由がある。
明らかにこの階層はおかしいのである。
地面がレンガで覆われているし、時折、変な音がしてくるし。
もしかして、まだ発見されていない古代の跡とかなのかもしれない。
さっき潰したのも古代種のモンスターっぽかったし、おそらくきっとそうなんだろう。
「げげっ、なんだこの部屋……」
そして、見つけ出した部屋に私は絶句することになる。
床一面に巨大な魔法陣が描かれていて、明らかに人間活の形跡があるのだ。
ふぅむ、古代人の跡っていうのは間違いなさそうだ。
どれどれ、この魔法陣、何をしようとしてるんだろ。
「あっりゃあ、これ、けっこう、危険なやつだよ」
魔法陣を読み解いてみると、びっくりである。
なんと、ワイへ王國のお城に直撃するように設定されているのだ。
しかも、発させるには魔力を注するだけじゃなくて、お供が必要とのこと。
平たく言えば、いけにえとか、魔力を込めた魔道とか。
ふぅむ、さすがは古代文明。
やることが野蠻極まりない。
私はここらへんの歴史には詳しくないけど、おそらくは大昔の敵対勢力が殘したものだろう。
ふぅむ、これは危険だな。
誰かが誤ってスイッチオンなんてしちゃったら、お城とか、王様とか消し飛んじゃうじゃん。
我々をFランク冒険者と認めてくれたワイへ王國には々と恩があるし、こんな騒なものを放置しておくことはできない。
しかし、解除しようと試みた私は絶句することになる。
その式は古臭く、ところどころめんどくさい処理をしていた。
そのため、軽くいじった程度では標的を変更することしかできない。
ぐぅむ、どうやら、この者の格は相當、歪んでいるらしい。
これを書いたのは破壊に飢えた魔みたいなやつだったんじゃないだろうか。
ライカ達と合流しなきゃいけないし、ここで魔法陣とにらめっこしているわけにもいかない。
「くひひ……それならば……ここをこうして……」
そんなわけで私は魔法陣の標的を変更することにした。
狙う場所は、私を追放してくれた大臣の寢室の一角である。
まぁ、出力も抑えたし、直撃してもちょっと消し飛ぶぐらいのはず。
ライカ達と合流したら、完全に書き換えて停止させればいいさ。
こんな無人の跡で発することもないだろうし。
「さぁて、そろそろ皆と合流しようかな。……あれ? いいじのお寶発見!」
魔法陣の部屋を出て行こうとすると、古代跡らしく古めかしい道が置かれている棚に遭遇する。
「うわっ、古い! こりゃあ、年代だねぇ」
どれもこれも、さび付いていたり、どう見ても古代のだ。
まぁ、普通に考えて、こんなところに人がいるとは思えない。
禍々しい魔道なんかもあるし、非常に楽しい。
こりゃあダンジョン探索の役得として収穫しちゃってもいいかな。
私は収納魔法である【長種の無限収納(マジックインベントリ)】の魔法を唱え、長いの中にお寶を押し込むのだった。
ことり……
「おわっちゃあああ!?」
すると、何と言うことでしょう。
この間、ならず者から奪い取った魔法弾がの間から落っこちてきた。
裂しなかったけど、びっくりしたぁ。
これって無駄に魔力が込められているから、管理が難しいんだよね。
とはいえ、発しなきゃどうってことはないのだ。
私は古代の跡から使えそうなものを頂くと、その場を後にするのだった。
くひひ、こんだけのお寶を見せれば、ライカもびっくりするに違いない。
これだから、ダンジョン探索って止められないなぁ。
◇ ソロ・ソロリーヌ、今日も元気にソロ活して捕まる
「よぉし、今日の依頼もがんばるぞ!」
リス獣人のソロ・ソロリーヌはワイへ王國郊外のダンジョンのり口を探索していた。
一般的にダンジョンを一人で探索することは危険とされているが、り口付近の探索なら一人でも請け負うことができる。
しかし、危機管理の甘いソロは「なんとかなるでしょ」という神でダンジョンの側にまで乗り込んでいるのである。
「ふふふ、前回だってみんなにすごいって言われたし!」
彼は先日のスライムの依頼で大手柄をとったことを未だに誇りにしていたのだった。
確かにこのダンジョンのモンスターは弱く、ソロでも何とか倒せる。
本來はダンジョンの淺い階層の探索という依頼だったのだが、調子に乗った彼はさらに奧へと進んでいく。
「貴様、ここで何をしている!?」
そして、彼は相変わらずのアンラッキーぶりを発揮するのだった。
突然、現れた仮面の不審者に捕まってしまったのだった。
「あきゃあああ!」
彼の目の前に現れたのは仮面の変質者だけではない。
兇悪としかいいようのないモンスターがそこにいたのだった。
【賢者様の使った貓魔法】
貓ひねり:貓は高いところから落ちても見事に著地をやってのける。その様子に嘆した賢者様が開発したのがこの貓魔法だ。高いところから落ちても、ひらりとをひるがえし無事に著地できる。ただし、せいぜい十數メートル程度の高さまでであり、それ以上の高さには対応していない
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