《[書籍化]最低ランクの冒険者、勇者を育てる 〜俺って數合わせのおっさんじゃなかったか?〜【舊題】おい勇者、さっさと俺を解雇しろ!》新年の集まりと早々の異変
──◆◇◆◇──
クリスマスを無事に終え、初詣も何事もなく終えた俺は、一月二日の今日。かつてのチームメンバー達と集まって、以前チームを組んでいた時のようにヤスの部屋で飲み會を開いていた。
こいつの部屋が一番広くて騒ぎやすいからな。なんたって大企業のお坊ちゃんだし。
「あー、こうして四人で集まんのも久しぶりだな」
「だな。こうして集まるなんて、仕事するようになってからは滅多にできねえからな」
「つっても、集まって何するってわけでもないし、ただ飲んだくれるだけだろ」
「それがいいんだろ。人間、たまにはそうやってだらだら息抜きが必要になるもんだ」
違いない。特に話すことなんてなくても、たまにこうして集まって駄弁ってるだけでも神的に余裕が出てくるからな。
これが新年會とか會社関係の飲み會だと面倒なだけだが、こいつらみたいにある意味家族以上に親しい間柄の奴らと飲んでいるのは楽しいもんだ。
「息抜きねぇ〜。一人息抜きが必要ねえ奴がいると思うんだが?」
そんなことをぼんやりと考えながら酒を飲んだところで、ヤスこっちを見ながらそんなことを言ってきた。
「あー、子高生に囲まれてるやつな」
「手を出しても問題にならねえんだ。そりゃあ毎日が息抜きだろうし、今更息抜きする必要もないってか」
そんなヤスの言葉に他の二人ものっかかるようにニヤけた笑いを浮かべながらこっちを見ているが、俺としては言いたいことがある。
「ざけんなっ。俺が一番息抜きが必要だろうが。今はこの腕もくっついてるが、この間なんて左の手足がもげたんだぞ? どう考えても一番苦労してんだろ」
そう。傍目から見たらおっさんが子高背に囲まれてウハウハみたいに見えるかもしれないが、そんなことはない。
いやまあ、確かに子高生に囲まれているし好意を寄せられているのであながち間違っていないのだが、それ以上にリスクがやばい。この間の修學旅行の時だって、勝算はあったとはいえマジで死にかけたんだ。
「今更だけど、お前よくそんな目にあって生きてられるよな。ドラゴン複數相手に百人以上のテロ組織の相手。なんで生きてんだ?」
俺の言葉にそれまでとは違って呆れたような目をしてヒロが問いかけてくるが、んなもん生きなきゃ死ぬからだよ。俺は死にたくないんだ。
「っつーか、普通に三級のチームでダンジョンに潛ってる時よりも危険から離れたはずなのに、より怪我が増えてんのはなんでだ?」
「そうだぞ。俺たちの気遣いを無駄にしやがって。何やってんだか」
「俺だって好きで無駄にしてるわけじゃねえよ。できることなら平穏に終わらせたかったっての」
「そりゃあそうだ。好きで危険に飛び込んで文句言ってたら、ただの馬鹿だ」
ヤスはそう言うと笑って酒を呷った。
「まあ呑め。愚癡くらい聞いてやるし、聞かせてやるからさ」
そう言いながらヒロが持っていたグラスを俺の方に向けて酒を飲むように促してきたので、軽く息を吐いてから持っていたグラスに口をつけて傾けた。
「……でもさ、お前、そのうち世界の命運を左右するような問題に巻き込まれんじゃねえか?」
つまみを口に運びながら言われたケイのそんな言葉に、俺のきが一瞬だけ止まる。
俺は今までいろんな問題に遭遇してきたし、それらは普通なら三級じゃなくても特級だってそう簡単に遭遇しないようなものだ。
だが、だとしても所詮は常識の範疇の出來事でしかない。二十面ダイスを振って十回連続で一を出している程度のもんだ。
……言っててちょっとやべー確率じゃねえかって思ったが、気にしない。
まあありえない確率ではあるが、なくとも常識で遭遇する可能のあることに連続で遭遇しただけの話なわけだ。
だが、世界の命運? そんなもんは常識の範疇にはない。常識に存在しないんだからそれに遭遇することもない。
そんなのは二十面ダイスで二十一を出すくらいの馬鹿げた確率。ぶっちゃけゼロだ。
「それはないだろ、流石に」
「本當にそう思ってるか?」
「あ? 當たり前だろ? 世界をどうこうするような問題なんて、俺みたいなのが関わるわけ、ねえ……ねえだろ」
だがしかし、よくよく考えてみると今まで常識を超えた確率で問題に遭遇してきている俺なら、もしかしたら常識の範疇外にあるありえない確率だって引き當てそうな気はする、なんて思ってしまったが、すぐにそれを否定するために首を橫に振って酒を呷った。
「今一瞬止まったな」
「自分でもあるかもしんねえって思ったんだろ」
思ってないし。絶対にそんなこと思ってねえ。だからなんも問題なんて起こるんじゃねえぞ。
「次の敵は神様か?」
「神様って、そりゃあこいつに呪いじみた運命押し付けた神様か?」
「もしそんな神様倒したら、素材は持ってきてくれよ。高値で買ってやるから俺に売ってくれ」
「まず神なんてもんと戦う未來を否定してくれよ……」
神様なんてもんと戦ってたまるかよ。なんだって俺が神様なんてわけわからん存在と——あ。
……そういやあ、宮野たちと初詣に行ったときに神様相手に喧嘩を売ったような気がしないでもない。
いや、待て、あれだ。きっとほら。多分あの程度なら仮に神様なんてもんがいたとしても許してくれるだろう。
「否定できる要素がねえからな」
「ま、どうせお前は巻き込まれながらもなんだかんだで帰ってくるんだ。『生還者』の名前は伊達じゃねえ、ってな」
『生還者』ねぇ。
俺としては別に特別何かをしたつもりはない。ただ死にたくないから必死になって生き延びてきただけだ。
その結果そんな名前を付けられたわけだが、だからといって期待されても困る。俺はただの三級であって、勇者ではないんだから。
「だな。んな無駄な心配するよりも、もっと他のことを心配した方が得ってもんだろ」
おい、無駄なことって言うな。こっちは今から何か起こりやしないかって不安があるんだぞ。
「他のことって、例えば?」
「あー、そうだなー……」
「うちの娘が覚醒した件についてはどうだ?」
「お前んところ、今いくつだっけ?」
「この間四つになったな」
「おお、おめでとう」
「ありがとさん。でその娘なんだが——」
だがまあ、もし本當に神様と戦ったり世界の命運をどうこうなんて騒ぎに巻き込まれるんだとしても、準備をおろそかにするつもりはないが、まだ起きてもいないことで今から心配していても意味がないのも事実だ。たとえその兆候があったとしてもな。
だから今は、こうして集まって騒いでいられるこの時間を楽しもう。
んで、明日っからは來年もまた集まれるように頑張ろうかね。
──◆◇◆◇──
新年が明け、冬休みも終えた宮野たちだが、その後は特に何もなかった。
ついこの間十月十一月と連続してイベントがあっただけに數ヶ月も何事もなく時間が進むのはし不安になったが、これでいいんだ。これが普通。これこそが普通なんだよ。平穏って素晴らしい。
そう言うわけで、特に何もないまま時間が流れ、四月。宮野たち四人は晴れて三年生となった。
「六月の文化祭だけどさ、今年はどうする?」
「文化祭ねぇ……そういうのは俺に聞かないでお前らで決めるもんじゃねえか? 主役は學生だろうに」
しかし、だからだろう。前に異変があってから、異変について忠告をされてから時間が開いてしまったせいで、俺たちの気は緩んでいた。
もちろん異変が起きてもいいように対策はしてきた。
以前話していたようにこいつらは新しい裝備を整え、俺も使わないだろうなと思いながらも貯金を切り崩して大袈裟とも言える道を用意したり、年甲斐もなく真面目に訓練をしたりした。
だが、それでも數ヶ月もの間何も起こらなかった影響は、確かにあった。
「そうですけど、伊上さんも仲間ですし聞かないわけにはいかないですよね?」
「それに、まとめ役がいないと多分暴走する」
「わかってんなら止めろよ」
「無理。私も暴走するから」
「……わかってんなら止めろよ。まじで」
そして……
「ッ! おいっ!」
「っ!?」
そんな気の緩みをつくかのように異変は起こった。
學校での晝休み、俺たちは特に何をするわけでもなく食堂にて和やかに話していたのだが、突如今までに何度もじてきたヤバイじを察知して咄嗟に立ち上がった。
俺以外にもガタッと何かが倒れるような音がした方向を見ると、安倍が椅子を倒して立ち上がっていた。どうやらこいつも異変をじ取ったようで、その表はかなり険しいものになっている。
「何——どうしたの?」
「待って。その反応ってもしかして……」
「またゲートが?」
俺たちの様子を見た淺田は一瞬だけキョトンとした顔をしていたが、すぐに真剣な顔つきになって問いかけてきた。
そして俺たちの反応で何か異変があったのはわかったのだろう、淺田に続いて宮野と北原が問いかけてきた。
——が、遅い。本気で警戒している時のこいつらなら、すぐに俺たちの反応を見て警戒をするはずなのだが、今は問いかけた後になってようやく椅子から立ち上がりそれぞれ予備の武に手をばした。
やはり、こいつらも気の緩みがあったんだろう。
「多分」
「ゲートかはわからんが、嫌なじがした。というか、今もしてる」
普通のやつなら見ることができない魔力であっても見ることのできる安倍はゲートだとわかったようだが、俺はなんだか嫌なじがする程度のもんだ。
だが、その覚に助けられてきたことも何度もあるので、それを無視したりはしない。というか無視できるはずがない。
この後の行について話すために宮野に視線を送ろうとしたのだが、すでに気の緩みは無くなっているのか俺が何かを言う前に宮野が口を開いた。
「武の回収に教室に戻るわよ! その後ゲートらしき場所へ行きましょう!」
だな。まずは武がなくちゃ話にならないし、その後は狀況を確認しないと何をどうすればいいのかわからない。
他三人も特に異論はないようで一斉に頷いたのだが、食堂にいた他の生徒達からは何が起きているのか、そもそも何か起きているとわかっていないのか俺たちを不思議そうな顔をして見ている。
だが、何が起きているのかわからない狀況では指示を出すこともできないし、ないとは思うが勘違いの可能もある。
なので、俺たちはその場にいた生徒達を無視して教室へと走り出した。
一旦全力で教室まで戻ると、宮野達の知り合いや教師達に変な目で見られたが、なんの反応もしていないことに一言言ってやりたくなった。
しかしそんなことをしている余裕はないので食堂にいた奴らと同じように無視して武裝を整えると、いつ何が起きてもいいように陣形を組みながら、襲撃をけてもいいように余力を殘しながら異変の元へと走り、たどり著いた。
だが、たどり著いた先では予想していたようにゲートが開いていた。それも、それなりに大きめのやつが。
そして、突発的なゲートの特徴として発生直後からモンスターがゲートの外に出てくると言うものがあるのだが、このゲートもその例にれずにモンスターがこちら側に現れていた。
現れていたのは骨と皮だけでできているような見た目をしたほっそりとした人型のモンスター。
人が多いところにできるゲートには割とよく見られるモンスターだが、基本的に攻撃手段としては噛みつくくらいしかないので、雑魚だ。
とはいえ、これだけの數がいればそれは十分に脅威たりえる。
「本當に、ゲートができてる……!」
「なんでこんなに多いのよ! 前回からまだ半年経ってないじゃん!」
「伊上さん本當に呪われてないんですよね!?」
「お祓いをお勧めする」
「うっせえ! そんなもんとっくにしたわっ! とりあえず黙って敵の処理をしとけっ!」
教導達は流石に國からわざわざ免許制で雇っただけあるのか違和をじ取っていたり警戒してき出している奴もいたし、すでにこの場に集まっている奴もいたが、そんなのはこの學校にいるやつの総數からすれば一割にも満たない。
しかも、俺たちとは違って急いでこの場に來たのか大した武を持っていないで戦っており、中には素手やその辺にあった何かの部品であるのだろう金屬の棒を振るっている者もいる。
そんなまともな武でないにも関わらず押されていないのは、この場にいるのが教導たりえる力を持っていると國から認められた一握りの者達だからだろう。
だがそれでもモンスター達を逃さないようにするだけで一杯だったのだが、そこにしっかりと武裝をした宮野達が加わったことで一気に殲滅力が上がり、途中からは他にも武裝した者達がやってきてゲートから現れたモンスターは全て処理されることとなった。
「雑魚ばっかだったから特に被害を出すことなく終わったな」
「これでドラゴンがまたでてきたら大変でしたね」
「そう何度も出てきてたまるかってんだ」
これが雑魚の群れじゃなくてドラゴンが一でもいれば、この場に集まっていた者の半分近くは死ぬだろう。いや、もしかしたらそれ以上かもしれない。
教導は無事だろうが、生徒達はまだまだドラゴン相手に生き延びることは難しいだろうからな。
それに、教導は無事と言っても、それは無事と言うだけでドラゴンを抑え込むことはできなかっただろう。
その場合はより被害が大きくなっていたので、ゲートができた事は歓迎できないが、出てきたのが雑魚で良かったと言うべきだろう。
【コミカライズ&電子書籍化決定】大好きだったはずの婚約者に別れを告げたら、隠れていた才能が花開きました
***マイクロマガジン社様にて、コミカライズと電子書籍化が決定しました!応援してくださった皆様、本當にありがとうございます。*** シルヴィアには、幼い頃に家同士で定められた婚約者、ランダルがいた。美青年かつ、魔法學校でも優等生であるランダルに対して、シルヴィアは目立たない容姿をしている上に魔法の力も弱い。魔法學校でも、二人は不釣り合いだと陰口を叩かれていたけれど、劣等感を抱える彼女に対していつも優しいランダルのことが、シルヴィアは大好きだった。 けれど、シルヴィアはある日、ランダルが友人に話している言葉を耳にしてしまう。 「彼女とは、仕方なく婚約しているだけなんだ」 ランダルの言葉にショックを受けたシルヴィアは、その後、彼に婚約解消を申し入れる。 一度は婚約解消に同意したものの、なぜかシルヴィアへの執著を隠せずに縋ってくるランダル。さらに、ランダルと出掛けた夜會でシルヴィアを助けてくれた、稀代の光魔法の使い手であるアルバートも、シルヴィアに興味を持ったようで……? ハッピーエンドのラブストーリーです。 (タイトルは変更の可能性があります)
8 121【書籍化・コミカライズ】無自覚な天才少女は気付かない~あらゆる分野で努力しても家族が全く褒めてくれないので、家出して冒険者になりました~
各分野のエキスパートである両親と兄姉5人を持つリリアーヌ・アジェットは幼いころから家族から最高水準の教育を受け続け、15歳になった今ではあらゆる分野で天才と呼ばれている。 しかし家族が全員「この子はこんなに可愛い上に素晴らしい才能もあるのだから、自分くらいは心を鬼にして厳しいことを言わないとわがままに育ってしまうだろう」とそれぞれ思っていたせいで、一度も褒められた事がなかった。 ある日突然遠縁の少女、ニナが事情があって義妹となったのだが、いくら頑張っても自分を認めてくれなかった家族が全員ニナには惜しみなく褒め言葉をかける様子を見て絶望したリリアーヌは書置きを殘して姿を消した。 (ここまでが第8部分) 新天地で身分を偽り名を変えたリリアーヌだが、家族の言う「このくらいできて當然」という言葉を真に受けて成長したため信じられないくらいに自己評価が低い。「このくらいできて當然の最低レベルだと習いましたが……」と、無自覚に周りの心をボキボキに折っていく。 殘された家族は「自分を含めた家族全員が一度もリリアーヌを褒めたことがなかった」とやっと気づくのだが…… 【コミカライズ進行中】
8 170SnowManの舘様が幼児化!?
いつも時間に余裕を持って現場に來る舘様が、 ある日なかなか來なかった… 心配した翔太は舘様の家に行った… そこで翔太が出會ったのは男の子で…? MAIN SnowMan 宮舘涼太 渡辺翔太 Sub SnowManの他のメンバーとジャニーズの皆さん…
8 192美女女神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社會でたくさんの嫁を娶りたい!
幼児に戻って美少女開拓!一妻制には大反対!--- 結婚式の主役の新郎。彼の名は佐藤篤樹(サトウ アツキ)。彼は結婚式の途中で何故かしら神界へと飛ばされてしまった。 飛ばされた理由は彼が愛に関して不満があったからだ、と愛を司る美女の女神が言う。彼の不満の正體、それは女神の全てを見通す神眼によって明らかになった。 それは現代の日本では1人の女性としか結婚できないことである、 彼は女神そうに指摘されて、納得する部分があった。 そんな指摘を受け、今度こそ欲望に忠実に突き進もうとする彼に女神は力をいくつか授けた。その一つに【魅了】がある。 その力を駆使して主人公がいろんな可愛いヒロインを社會の常識に囚われることなくひたすらに攻略していく。 そんなわがままな主人公のハーレム作成の物語。 この主人公の行為が現代日本を救うことになるとは……
8 160コンビニの重課金者になってコンビニ無雙する
■ストーリー ・ある日、900億円を手に入れた。世界的規模で寶くじを運営している會社のジャックポットくじに當たったのだ。何に使うか悩んでいたが、家の近くにコンビニが無い事を不便に思い、ひょんな事が切っ掛けでコンビニを始める事にした。 (一番近いのは、二駅隣のホームセンター併設のスーパーマーケット) もっと便利に、もっと、もっと・・と便利を追及して行く內に、世界でも屈指のコンビニ重課金者となっていた。拡張し過ぎて、色々商品も増え、いつの間にかその世界では有名な”最強のコンビニ”になっていた。 そのコンビニに行けば、何でも売っている。 マッチ一本から、原子力潛水艦まで。 いつの間にか、その土地は不可侵となり、國と國との取り持ちまでする様になっていた。『なんで、そんな事に』って?そんなの、こっちが聞きたいよ……ただ単に、便利で安全で快適さを求めていただけなのに。 いつの間にかコンビニ無雙する事になった男の物語。 ---------------------- ■その他 ・少しづつ更新していく予定です。
8 88ワルフラーン ~廃れし神話
かつて地上最強と呼ばれた男、アルドは、國に裏切られた事で人を信じられなくなり、國を出てってしまう。あてもなく彷徨う男が出會ったのは、かつて森で助けた魔人。再會を喜ぶより先に、彼女は言った。 「魔王になって頂けませんか」 再び対峙する事になる魔人と人間。次に勝つのは、どちらなのか。 これは、人の愚かさが招いた物語である。
8 110