《【書籍化】天才錬金師は気ままに旅する~世界最高の元宮廷錬金師はポーション技の衰退した未來に目覚め、無自覚に人助けをしていたら、いつの間にか聖さま扱いされていた件》36.王都到著からの投獄からの

【★☆★読者の皆様へのお知らせ★☆★】

あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。

最後まで読んでくださると嬉しいです。

私たちはついに、エルフ國アネモスギーヴの王都【ギーヴ】へと到著した……んだけど。

「あら、意外と普通ね。もっと瘴気の影響けてるのかと思ったけど」

エルフ國は魔道師ギルド【蠱毒の食家】がもたらした公害のせいで、大気、水質、土壌汚染が発生していた。

空気はよどんでいて、水も飲めず、森の恵みも得られない狀況だった。

しかしこの王都ギーヴは違う。

外観は森の中にある街ってじ。大木が立ち並び、そこの上にみんな建を作ってる。ツリーハウスっていうのかしら?

「……おそらくですが、作業する工房が王都にはないのでしょう」

「あ、なるほど。工房がないから瘴気が発生しない。だから王都は無事ってことなのね。ゼニスちゃんかしこーい」

奴隷エルフのゼニスちゃんの頭をなでる。

けれど彼の表は浮かないままだ。

それはそうだ。ここはかつて彼の住んでいた街。クーデターを起こされ、家族は離散した。

そのつらい過去を思い出しているのだろう。

哀愁の漂うその背中を見ていられず……。

私はぎゅっ、とゼニスちゃんを後ろからハグしてあげる。

「セイ様……?」

「大丈夫。辛い日々は、より楽しいことで上書き可能よ。今の私のようにね」

上司からパワハラけていたあの日々を思い出すことが、最近なくなってきた。

奴隷ちゃんたちと楽しい旅を続けているからだろう。

「そんな暗い顔しちゃだめよ。過ぎた過去にいつまでもとらわれても無意味なんだから」

「……そう、ですね。もう起きてしまったことは、変えられないです」

「そ。だから今を、そして未來を見據えていましょう?」

私はぎゅーっとゼニスちゃんを抱きしめる。

大人びた彼だったけど、涙を流していた。しばらくハグしてると心が落ち著いてきたみたいだ。

「……ありがとうございます」

「いえいえ。あなたは大事な仲間ですもの。辛かったらいつだってお姉ちゃんがハグしてあげるわ!」

「……そ、それはちょっと恥ずかしいです」

ダフネちゃんがにこにこーっと黙ってこっちを見ていた。

「……あ、あの、セイ様。ところで、これからどうするんですか?」

「んー。ま、とりあえず魔道師ギルドいって、偉い人を説得かしら。このままの工房の運用法法を続けると、いずれ國が破綻するから、やり方変えましょうって」

「……素直に聞いてくれますでしょうか。支部の責任者だったアブクゼニーとは違って、今から會うのはギルド本部長ですし」

「まー、そんときは説得(理)よ」

こっちにはトーカちゃんもメイドロボもいるからね。

「……あまり、荒事を起こさない方が」

「わかってるって。お尋ね者になんてなったら、旅が楽しくないもんねー」

「どうしてこうなった……」

私と奴隷ちゃんズ、そしてロボメイドの5人は現在、王宮の地下牢にとらえられている。

魔道師ギルドの本部に出頭したら、そのまま騎士に取り押さえられてしまった。

転移ポーションとか使えば楽々逃げられただろうけど、奴隷ちゃん達を真っ先に押さえられてしまった。

抵抗すると、私の大事な仲間が殺されてしまう。

私は仕方なく騎士に従い、こうして地下牢へとぶち込まれた次第。

「私が何したって言うのよー! だせー!」

奴隷ちゃんズとメイドロボはそれぞれ別の牢屋にれられている。

魔法ポーションはシェルジュが持っているため、ここからの出は無理だ。

私はポーションがなければタダの一般人なのよ……。

「く……くく……久しぶりだなぁ、ぁ……!」

鉄格子の向こうに現れたのは、嫌な顔をしたおっさん。

「げ、アブクゼニー……なんであんたがここに?」

アブクゼニー。かつてテリー君たちのいた工房を仕切っていた、クソ上司だ。

「決まってるだろぉ、復讐さ!」

「はぁ? 復讐? 私何かやって……」

……やったわね。うん。

空の果てまでぶっとばして、工房を乗っ取ったわ。うん。

「貴様はここで処刑されるのだよ!」

「はぁ、処刑?」

「そうだ! 勝手に工房をのっとり、我らの商売の邪魔をする貴様を排除せよとの、【森の王】からのご命令だ!」

「だれよ、森の王って」

「現エルフ王のことだ!」

「? なんでエルフの王様が、あんたらに味方するわけ?」

「陛下は我らと友好的な関係を結んでいるからなぁ……くくく!」

ははあ、なんとなーく話が見えてきた。

ようはエルフ王とこの魔道師ギルドは、グルになって商売してるんだ。

新しいエルフ王……森の王は國中に工房を作らせ、その利益を得る。國民が公害で苦しもうが知ったことじゃない。

なぜなら新しい王は、元々住んでいたエルフ達に何の著もないからね。

「くそオブくそじゃないのよ」

「威勢のいいガキだ。どうだ? 今ここで泣いてわびるようなら許してやってもいいぞ? ただし、わしの下で一生、どれのようにこき使われることが條件だがなぁ……」

あー、だめだ。

もー、だめだ。

我慢できない。私こういう、自分の利益のために他人を利用するやつが、いちっばん嫌い!

ならばどうする? 簡単よ。

私はしゃがみ込む。床に手を置いて、必要なを集める。

じめっとしてるので……あった、このコケと。あと必要なものは大気中から分を出して……。

「おお、なんだぁ? 土下座かぁ?」

「いいえ、違うわよ」

私の手には必要ながそろってる。

それを思いっきり、こすり合わせる。

かっ……! と激しいが発生した。

「うぎゃぁああああ! 目が、目がぁあああああああああああ!」

ありあわせの素材を、錬金を使って加工し、即席の閃弾を作ったのだ。

私はすぐさま鉄格子に手を當てる。

「錬金」

ぐんにゃり、と鉄格子がゆがむ。

私はすぐさま外に出て、アブクゼニーを牢屋にぶち込むと、鉄格子を元の形に戻す。

「なっ!? なぜわしが牢屋の中に!? き、貴様! どんな手品を使ったのだ!」

「手品じゃないわ。錬金よ」

質を別の質へと変える。それが錬金

これを応用することで、金屬の形を自在に変えることも可能。

「閃弾であんたが目をくらまししてる間に、ちょろっと牢屋の外に出させてもらったわ」

「くそっ! おい誰か! 獄だ! 犯罪者が逃げるぞ!」

「逃げる? はんっ! そんなことするもんですか!」

私は逃げも隠れもしない。

國王がくそオブくそなやつなら……。

「私が直接、森の王とやらのもとに出向いて、説得(理)するまでよ!」

【★☆★★☆★読者の皆様へ大切なおねがい☆★☆☆★☆】

楽しんで読んでくださってる皆様、

いつもありがとうございます。

今日は大切なお願いがあります。

現在、今作は日間ランキング5位にくることができました。

1位との差は「1518pt」!

もう後一押しで、ずっと夢見ていた1位にれるところまできました。

ただ、ここからのびが非常に厳しいのです、、、

次のランキング更新が、

おそらくランキング上位にる、

最後のチャンスだと思います。

どうかお願いします。この作品をしでも、

「面白そう!」

「続きが気になる!」

「更新頑張ってよ!」

と思っていただけましたら、

広告の下にある【☆☆☆☆☆】を、

【★★★★★】にしてポイントをれてくださると嬉しいです!

★の數は皆さんの判斷ですが、

★5をつけてもらえるとモチベがめちゃくちゃあがって、

最高の応援になり、作品を継続してくる大きな活力となります!

なにとぞ、応援のほど、ご協力お願いします!

    人が読んでいる<【書籍化】天才錬金術師は気ままに旅する~世界最高の元宮廷錬金術師はポーション技術の衰退した未來に目覚め、無自覚に人助けをしていたら、いつの間にか聖女さま扱いされていた件>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください